本日、オンライでの販売が再開されたFenderの新製品、ゆっくりと見て行こうと思います。
まずはこちら。ジミ・ヘンドリックスのシグネチャーモデルです。海外での発売は2015年だと思いますが、本日初めて、正規品として国内でオンライン販売が開始されました。
よく知られているとおり、ジミ・ヘンドリクスは右利き用のストラトキャスターを使用し、ナットを反転させて左利き用として使用していました。そのスタイルを再現しつつ、操作性を高めるため右利き用ボディと組み合わせたモデルがこちらですね。カラーはブラックとホワイトがラインナップされています。
ボディはアルダー。スタイルは見ての通りスタンダードな右利き用のスタイルです。
しかし、良く見るとリアピックアップの角度が通常のモデルと逆転しています。これは右利き用を左利きとして使っていたジミのPUの角度を再現したものですね。
ネックはCシェイプのメイプルネック、メイプル指板ミディアムジャンボ21F仕様。12Fインレイが寄り目になっているところも再現されています。
ヘッドはリバースヘッドとなっています。これもジミのスタイルを再現。リバースヘッドは通常のヘッドと比べ、弦のテンションが変わってくるため、それも音色が変わると言われています。
ピックアップはAmerican Vintage '65 Gray-Bottom Single-Coil。1965年のサウンドを再現したモデルです。“ジミヘンモデル”と言われるピックアップではポールピースの高さも逆転していたりしますが、ここはスタンダードな形となっているようです。
コントロールは1Vol、2Tone、5Wayセレクターです。
ブリッジはヴィンテージスタイルのシンクロナイズドトレモロです。こちらのブリッジもスタンダードな方向。かつてSRVはジミのサウンドを再現すべく、右利きでありながら左利き用のブリッジを使用し、6弦側にアームが付く形となっていましたが、このモデルでは1弦側にアームがあることの操作性を重視したことが窺えます。
サンプルムービー
このモデルを見て思い出すのは、Fender Japanですね。かつてFender Japanでは1968ストラトキャスターのレフティモデルのナットを反転させた「右利き用のレフティモデル」を制作していたことがありました。今回のモデルはまた違っていますが、このモデルを見て真っ先にそれを思い出しました。
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