英国の老舗アンプメーカー、Marshall。一部のハンドワイヤードなヴィンテージ再現モデルを除き、基本的にスタンダードなギターアンプをメインに制作している定番アンプメーカーです。
そんなMarshallが、ハイエンドなブティックアンプを作ったらどうなるか。それもヴィンテージプレキシ系ではなく、モダンで全く新しいアンプを作ると!?
それが今回のモデルです。「Marshall Astoriaシリーズ」。これまでのマーシャルアンプのイメージを覆すようなスタイル、しかし同時に、よく見ると最初期のマーシャルアンプのスタイルを継承するモデルです。
アメリカンなイメージのレーシングストライプ的なカラー。しかし中央に入るマーシャルロゴはごくごく最初期に使われたブロック体ロゴが復活しており、特にヘッドモデルのフロントパネルに占めるコントロールパネルのバランスは往年のプレキシスタイル。歴史の重みを継承しながら、全く新しい試みをしたシリーズといえそうです。
シリーズには3モデルがラインナップ。1モデルあたりヘッド、キャビネット、コンボがあるので全部で9種類。それぞれ見てみましょう。
Marshall Astoria Classic Head
Marshallが起こす革命。Marshall ASTORIA CLASSIC HEAD [AST1H] 【5月13日発売予定】 |
コントロールはMasterとSensitivity、Bass、Middle、Treble、Edgeコントロールを搭載。Sensitivityはネガティブフィードバックをコントロールし、プリの歪み方を調整し、Edgeはパワーアンプのトップエンドをカットします。出力は30Wと5Wで切り替えることができ、Hi/Loの2インプット仕様。Hiインプットは+6dBとなります。
特にヘッドルームが高く、クリーントーンを得意とするモデルということです。
Marshall Astoria Classic 112
ASTORIAファミリー用スピーカーキャビネット。Marshall ASTORIA CLASSIC 112 [AST1-112] 【5月1... |
Marshall Astoria Classic Combo
Marshallが起こす革命。Marshall ASTORIA CLASSIC COMBO [AST1C] 【5月13日発売予定】 |
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Marshall Astoria Custom Head
Marshallが起こす革命。Marshall ASTORIA CUSTOM HEAD [AST2H] 【5月13日発売予定】 |
ECC83を4本、KT66を2本、整流にGZ34を1本使用する30W出力のチューブアンプです。
コントロールはGain、Boostスイッチ、Treble、Middle、Bass、Edge、Master。マスターが付いた2Volスタイルで、Classicよりも増幅段を増やしたプリアンプ。まさにかつての「カスタム」されたモデルというイメージですね。
Boostスイッチはプリ部のブーストで、ゲインをアップします。クランチからハイゲインまでに対応しています。さらにGainノブを引き上げることで低域、Trebleノブを引き上げることで高域をブーストできます。出力を5Wに切り替えることもできます。
また、こちらはエフェクトループも搭載しています。
Marshall Astoria Custom 112
ASTORIAファミリー用スピーカーキャビネット。Marshall ASTORIA CUSTOM 112 [AST2-112] 【5月13... |
Marshall Astoria Custom Combo
Marshallが起こす革命。Marshall ASTORIA CUSTOM COMBO [AST2C] 【5月13日発売予定】 |
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Marshall Astoria Dual Head
Marshallが起こす革命。Marshall ASTORIA DUAL HEAD [AST3H] 【5月13日発売予定】 |
Marshall Astoria Dual 112
ASTORIAファミリー用スピーカーキャビネット。Marshall ASTORIA DUAL 112 [AST3-112] 【5月13日... |
Marshall Astoria Dual Combo
Marshallが起こす革命。Marshall ASTORIA DUAL COMBO [AST3C] 【5月13日発売予定】 |
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これはしかし、実際に弾いてみたいですね。もちろんハンドワイヤードで製作されています。
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