先日ご紹介した、コンバースのチャックテイラーをワウペダルにするという大胆発想のワウペダル、「CONVERSE All Wah」が正式に発表されました。
このワウペダル、というかスニーカー、いや両方・・・あーややこしい。とにかくこのアイテムですが、2004年に英国で発足して以来、ウェアラブルテクノロジーとファッションの融合を実現したアイテムを発売してきたファッションブランド、CUTECIRCUITとConverseのダブルネームという形での発売となる予定のようです。
ブラックのハイカットチャックテイラー。靴底側面にジャックがついているのが分かります。そして右側にある黄色い箱、これが「完成版」の重要な要素、ベースステーションです。
ケーブルを接続するとこんな感じ。右足だけにケーブルを接続します。当初2013年に開発されたプロトタイプ、「Chet Atkins All Wah」(サンプルムービー)と同様、靴底に搭載されたセンサーで動きを検知してワウをかけます。プロトタイプでは靴底の反りを感知するセンサーでしたが、完成版では傾きセンサーのようですね。エフェクトのON/OFFは、本来のチャックテイラーでは水抜き穴の名残である土踏まずあたりにある穴がタッチセンサーとなり、そこに触れることでワウペダルのON/OFFを切り替えられます。
さらに、ワイヤレスワウとしても動作。専用に受信ボックス(ベースステーション)をコンパクトエフェクターとして使用し、そこにBluetoothでセンサーの動きを送信します。つまり、別にケーブルを挿さなくても使えるワウとなっています。これならステージで動けない、転ぶ、セットアップや転換が大変、ということもなくなりますね。
さらにこのワウ、iPhoneやMacと接続も可能。単にワウエフェクトとしてのアプリに接続するのか、それともMIDIコントローラーとして、ワイヤレスエクスプレッションペダルになるのかは不明ですが、さらなる可能性も存在していることは素晴らしいです。
靴側にはリチャージャブルバッテリーを内蔵。先ほどのベースステーションが充電器にもなっていて、そこに靴を乗せれば充電ができます。
やっぱり靴にケーブルが接続されているのはなかなかシュールですね。
J.Mascisによるイントロダクションムービー
完成版のイントロダクションムービー
靴底にジャックがあいている、この形である以上、雨の日とかに履けば水の浸入を許すでしょうし、晴れの日に履いても埃や砂、場合によっては虫なんかも入ってきそうなので、実際に使用することを考えればステージ機材として使用する形になるのかな、とは思いますが・・・それでも当初の「靴にケーブルを接続する」というインパクトのある形を残したのはおもしろいですね。
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