この「One Control Sonic Blue Twanger」は、ブラックフェイス期のヴィンテージフェンダーアンプサウンドを再現するというペダルですね。
“ツイン”や“スーパー”“デラックス”などのサウンド、つまり、いわゆる代表的なフェンダーサウンドを作ることができるというペダルです。
コントロールはVolume、Treble、Master。音量に関わるコントロールが2つありますが、それぞれプリアンプ、パワーアンプのコントロールをイメージしていて、どちらのノブを使っても音量と歪みを調整できるというのもアンプのスタイルそのまま。Trebleは時計回りで2kHzを超えた帯域をブースト、反時計回りでは高域を抑えるというアクティブなスタイルとなっていて、音色を調整できます。
また、側面にスライドスイッチがあり、ここでRhythm/Leadのモードを切り替えることが可能。Rhythmモードでは最大+18db程度のゲインレンジで、クリーンからローゲインドライブサウンドを作り、Leadモードは最大+40dB程度のゲインレンジで、プッシュされたクリーントーンから「痛々しいほどの突き刺さるような極悪の歪み」までをカバーするとのことです。
単に「おいしいところだけ」を取り出したようなスタイルでフェンダー系クリーンんを作るペダルはあったりしますが、ここまでフェンダーアンプを再現したというのはなかなか見ないと思います。マルチ系のアンプモデリングくらいにしか無いんじゃないかと・・・まぁもちろん全世界を見渡せばどこかにあるかもしれませんが、ブラックフェイスのフェンダーアンプ系アナログコンパクトエフェクターというのは今まで見たことが無いです。
それがアンプサウンドの再現では定評のあるBJF設計で発売されるというのは否応にも期待したくなるペダルだと思います。もちろん他のOne Controlペダル同様、ミニサイズでアダプタだけでなく電池駆動にも対応します。
サンプルムービー
BJF本人が、プロトタイプを使ってマーシャル+テレキャスで鳴らしたらこんな音になるということですね。
実際の発売は9月中旬頃とのことです。
試奏レポート
レビュー