今月、注目のコンパクトマルチエフェクターが3機種発表されました。BOSS GT-1(新製品記事)、そしてZoom G3n
とZoom G3Xn
(新製品記事)です。
BOSS GT-1 Guitar Effects Processor
![]() BOSS GT-1 マルチエフェクター |
Zoom G3n
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Zoom G3Xn
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今年新しくなったフラッグシップモデル、「G5n
さて、両モデル、取扱説明書が公開されました(Zoomはエフェクトリストが現時点で未公開)。
収録エフェクト
まずは収録されているエフェクトです。
GT-1は、FX1/FX2、PEDAL FX、OD/DS、PREAMP、NOISE、FOOT VOLUME、DELAY、REVERB、MASTERの10のエフェクトグループがあり、それぞれで1つのエフェクトを選択、組み合わせて同時に使用できます。FX1とFX2は同じエフェクトを選択することも可能。接続順は自由に入れ替えることができます。
FX1/FX2セクションは8コンプ、3リミッター、2タッチワウ、GEQ、PEQ、6タイプのトーンモディファイ、8タイプのギターシミュレータ、アコギシミュレータ、スローギア、オクターブ、ピッチシフト、ハーもニスト(ピッチ解析し、ダイアトニックでハーモニー付加)、MDP技術によるオーバートーン、フィードバッカー、4タイプのアコースティックプロセッサ、4フェイザー、フランジャー、トレモロ、ロータリ−、ユニヴァイブ、ヴィブラート、3コーラス、2サブディレイ、PEDAL FXには7ワウ/ピッチ、OD/DSには22タイプの歪み、PREAMPには27プリアンプ、NOISEはノイズサプレッサー、FOOT VOLUMEはヴォリュームペダル、DELAYは7ディレイ、REVERBは8リバーブ、MASTERにはパッチごとのマスターレベル、マスターBPM、マスターEQ(3バンド/MIDはパラEQ)のエフェクトが収録。合計108種類のエフェクトが設定されています。(収録されているエフェクトやパラメータ等についてはGT-1 パラメーター・ガイド/サウンド・リスト(pdf)を参照)。
5アンプモデル、5キャビネットモデル、70エフェクトを搭載。最大7つまでのエフェクトを同時使用可能。(使用するエフェクトアルゴリズムによって最大使用エフェクト数は変わります。)各エフェクトアルゴリズムは自由な接続順で使用可能。収録されているエフェクトは「トップギタリストがこぞって使用するハイエンドなブティックペダルから、ZOOMオリジナルの独創的なエフェクトまで」。5つのアンプモデリングは「Marshall JCM800、Fender Twin Reverb、MESA Boogie Mk3、Bogner Ecstasy Blue Channel、British 30W Class A Combo」が収録され、それぞれに対応した標準キャビネットモデルも同時収録。キャビネットモデルはIR(インパルス応答)を用いてモデリングされています。キャビネットのパラメータで定番、ShureのSM57とSennheiserのクジラことMD421
マイクのシミュレートを選択、ミックス可能。
パッチ
上書き保存できるユーザー・パッチを99 種類、上書き保存できないプリセット・パッチを99 種類。ジャンルや歪み、エフェクトから選ぶ「EASY SELECT」機能を搭載。
即戦力の75種類のプリセットを含む、合計150種類のパッチメモリ。バンクを切り替えたときにスタンバイ状態とし、フットスイッチを押せばパッチの変更が確定するプリセレクト機能を搭載。パラメーターが自動的に保存されるオートセーブのON/OFFも可能。
ディスプレイ
画面は1つのみ。通常画面(プレイ画面)にはBPM、パッチネーム、3つのパラメータ、アウトプットがLINE/PHONEかそれ以外かを表示。その他各種セッティングが可能。
本体に3つのディスプレイを搭載。表示は基本的にSTOMPモードとMEMORYモードを切り替え可能。STOMPモードはパッチ内のエフェクトエディット、MEMORYモードはパッチ選択に使用。STOMPモードでは1画面に4プリセット表示
チューナー機能
キャリブレーションは435 〜 445 Hz、チューニング中ミュート、バイパス、スルー(エフェクトをかけたままチューニング)を選択可能。モードはクロマチックのみ。画面とフットスイッチLEDでチューニングを表示。
キャリブレーションは435 〜 445Hz、チューニング中ミュート、バイパス選択可能。表示モードはクロマチック、ギター、オープンA、オープンD、オープンE、オープンG、DADGAD選択可能、クロマチック以外では1音半下げ(-3F)までのフラットチューニング可能。
リズムマシン
機能なし。
68パターンのリズムを収録。BPM=40 〜 250(テンポはエフェクト/ルーパー共有)
リズム音量設定可能を搭載。リズムはエフェクト1つ分として使用可能。(エフェクトユニットにリズムを選択する形で、パッチごとに違ったリズムを選ぶことができます。)
ルーパー
最大32 秒まで(モノ)、オーバーダビング可能。ループレベル設定可能。
モノラルルーパー(1 ユニット)、モノラルルーパー(2 ユニット)、ステレオルーパー(1ユニット)、ステレオルーパー(2 ユニット)の4 種類を搭載。1つのパッチで選択できるルーパーは1つのみ。
オーバーダブ、UNDO、STOP可能、VOLUMEパラメータを搭載。録音時間設定可能、ループ再生の停止をストップ(即停止)、フィニッシュ(ループ再生後停止)、フェードアウトから選択可能。
最大録音時間はモノラルルーパーは1.5秒から80秒(UNDOがONの場合は40秒)、ステレオルーパーは1.5秒から40秒(UNDOがONの場合は20秒)
※1ユニットルーパーと2ユニットルーパーの違いは不明。音質の違いかもしれません。ユニット数はプログラムパッチ内で使用するエフェクトユニットの数で、2ユニットルーパーの場合、エフェクト2つ分の容量を使います。
背面パネル
インプット、AUX IN、ヘッドフォンアウト、ステレオアウト、およびリモートスイッチ端子。外部スイッチはFS-7などのラッチ/アンラッチスイッチを2つまで接続できるTRS(ステレオ)端子となっていて、ここには本体のエクスプレッションペダルに加え、2つ目のエクスプレッションペダルを接続することもできます。
G3nはインプット、ステレオアウト、Aux In、Control端子とUSB、DCインプット、電源スイッチ。コントロール端子は外部エクスプレッションペダル、FP02M
を接続できます。
G3Xnは本体にエクスプレッションペダルが装備されているので、Control端子はありません。
エクスプレッションペダル/リモートコントロール
CTL 1、EXP SW、CTL 2、CTL 3に様々な機能を割り当て可能。EXP 1、EXP 2(本体と外部エクスプレッションペダル)にフットヴォリューム等の機能を割り当て可能。
さらに6つまでのパラメータをそれぞれに割り当てることも可能。フットスイッチに割り当てたパラメータは仮想エクスプレッションペダルとして動作可能。その際のペダルの動きも設定可能。仮想エクスプレッションペダルはペダルを最小から最大に動かすインナーペダルと、連続的に動かすウェーブペダルを設定可能。また、プリセットパッチごとに即座に操作するパラメータを3つまで設定可能。
エクスプレッションペダルはキャリブレーション設定可能。
エクスプレッションペダルを1つだけ使用可能。(G3nは外部ペダル、G3Xnは本体のペダル)。追加フットスイッチはありません。
エクスプレッション対応パラメータ、またはエクスプレッション専用エフェクトを操作可能。ペダルのキャリブレーション設定、トルク調整(Xnのみ物理的に調整)可能。
インプット
両モデル共に1イン、AUX INを搭載。
アウトプット
ステレオアウトとヘッドフォンアウトを搭載。また、接続先の機材に合わせた設定が可能。設定できるのはJC-120 / SMALL AMP / COMBO AMP / STACK AMP / JC-120 RETURN / COMBO RETURN / STACK RETURN / LINE/PHONESの8モード。
ステレオアウト(ヘッドフォンアウト兼用)。グローバルにマスターレベル調整可能
電源
DC9Vアダプター駆動 500mA。操作が行われないまま10時間が経過すると、自動的に電源が切れるecoモードを設定可能。
USB端子
ファームウェアアップデート、BOSS TONE CENTRALでの操作、オーディオインターフェイス機能
G3n/G3Xn:ファームウェアアップデート、およびGuita Labソフトウェアで追加のアンプモデルやエフェクトタイプをダウンロード可能。オーディオインターフェイスは無し。
サイズ/重量
- GT-1
:305(W)× 152(D)× 56(H)mm 1.3kg
- G3n
:234 (W)× 181(D)× 58(H)mm 1.26kg
- G3Xn
:318 (W)× 181(D)× 64(H)mm 1.84kg
比較は以上です。機能によってどちらの方が多機能か、というのは違いがありますね。使い方に合わせて選べると良いと思います。Zoomはまだ動画等がありませんが、GT-1は動画があるので載せておきます。
GT-1デモムービー
GT-1クイックスタートビデオ
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