この「momose MT-Yosegi」は、寄木造で制作されるテレキャスタータイプですね。寄木造とは、日本では平安時代から仏像の制作などに使われる手法で、大きな木材から削り出すのではなく、複数の材を組み合わせることで1つの仏像を完成させる手法です。対するのは一木造。とはいえ、完全に1本の材から削り出される像というのは珍しく、奈良時代などの大仏なども複数の材が使われていますが、寄木造では特に頭部や胴体など、それまでは一木から作られていたものを複数の材を用いることでより簡単に大きな像を造りやすくするという技術です。
これをギターに当てはめれば、通常は1つの材を切り出して合わせたり、それプラストップ板から作られるボディ部を、より多くの小さな材を組み合わせることで作られる、というのが今回のモデル、という感じでしょうか。(まぁ一部ギターにみられる7ピースボディみたいなのもあったりはしますがw)
材の色の違いもデザインとして取り込むことで独特の雰囲気を持つギターとなっています。
ボーダーな見た目のテレキャスタイプ。ボディはアッシュ、ホンジュラスマホガニー、サーモアッシュを組み合わせて作られています。15ピースボディですかね。そしてメイプルネック、メイプル指板。指板のポジションマークとロゴはウッドインレイとなっています。暖かみのあるギターですね。
ピックアップはYUTA VT-1のセット、1Vol、1Tone、3Wayセレクター。ブリッジは3サドルの裏通しヴィンテージスタイルなDEVISER DTB-1。ピックガードも透明で、ボディの寄木がよく見えるようになっています。ボディ裏にはコンター藻は言っていて、アウトプット端子もL字型プラグが挿せるタイプとなっていますね。
かわいくて暖かなテレキャスタイプです。
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