この「Electro-Harmonix Canyon」は、コンパクトペダルサイズに10種類のディレイ/リバーブ、そしてルーパーを内蔵したペダルです。
選択できるエフェクトは11種類。ECHO=デジタルディレイ、MOD=モジュレーションディレイ、MULTI=マルチタップディレイ、REVERS=リバースディレイ、DMM=デラックスメモリーマン(アナログディレイ)、TAPE=テープエコー、VERB=リバーブ+ディレイ、OCT=オクターブディレイ、SHIM=シマー、S/H=サンプル・ホールド。そしてLOOP=
ルーパーとなっています。
これらをFX LVL、DELAY、FEEDBACKコントロールで制御。FX LVLは最小でエフェクト0%、最大でエフェクト100%まで調整可能。S/HとLOOPモードではドライシグナルが常にユニティでミックスされます。
DELAYノブはディレイタイム。5msから3秒まで幅広いディレイタイムに対応します。
FEEDBACKノブはディレイのリピート数。S/Hモードではセンシティビティとなり、LOOPモードではオーバーダブの際の以前のループレベルを調整します。
また、TAP/DIVIDEスイッチでTAP IN端子から入力されたタップテンポに対して設定されるテンポの割合を切り替えることができます。どの割合に設定されているかはLEDカラーで表示。赤なら4分音符(1:1)で、オレンジなら付点8分、グリーンなら8分音符となります。
さらに、DELAYとFEEDBACKノブには「セカンダリノブモード」があり、追加のパラメータをコントロールすることも出来ます。セカンダリノブモードに入るには、設定したいノブを動かし、TAP/DIVIDEを1秒間長押しします。もう1度長押しすると通常のノブモードになります。セカンダリノブモード中もFX LVLとMODEは通常どおり動作します。また、セカンダリノブモードの設定をまとめて消去することも可能です。
セカンダリノブモードでは、下記のモードでそれぞれ追加パラメータがあります。(DELAY、FEEDBACKノブの順に載せます。パラメータ1つしかないものはDELAYノブで設定します。)
- MOD:モジュレーションレート、モジュレーションデプス
- MULTI:ボリュームディケイ/スウェル
- REVRS:センシティビティ
- DMM:アナログモジュレーション、モジュレーションデプス
- TAPE:テープディストーション、テープフラッターモジュレーションデプス
- VERB:リバーブタイム、リバーブのローパスフィルタ
- OCT:アップオクターブ、サブオクターブ
- SHIM:ローパスフィルタ、モジュレーションデプス
- S/H:ボリュームディケイ/スウェル
また、ループモードでは最大62秒までのサンプリングループが可能。ループの録音、停止、再生、オーバーダブ、アンドゥ/リドゥ、ループ消去、ループ保存の動作が可能です。
そして、内部スイッチでトゥルーバイパスとバッファードバイパスを切り替え可能。バッファードバイパス時はエフェクトOFFにした際にエフェクト音が残るTails(Trail/シームレス)の設定となります。バッファードバイパス時はS/Hモードで無限大のリピート設定が出来なくなります。エフェクトOFFにしてもいつまでも音が残るのを回避するための形ですね。
こんな感じで、かなり多彩な操作が可能なペダルです。この機能をこのサイズにまとめたのはさすがですね。
サンプルムービー
Lineアカウントから1日1回ブログ更新をお知らせ!
Lineブログ更新中!
がっきや速報
人気blogランキングへ