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SONAR初見勢による「Cakewalk by BandLab」での曲作り Part.2 イントロを作る


無償で使えるフル機能のDAW、「Cakewalk by BandLab」を使って1曲作ってみるシリーズ、今回はPart.2です。
Part.1はこちら
Cakewalk by BandLabのダウンロード方法はこちら
できる限り最小限の機材でどこまで楽曲の完成度を高められるか、という、初見縛りプレイみたいなシリーズです。
前回は、楽曲を作る前の簡単な操作確認ということで、ギターがちゃんと録音できるか、をやりました。今回から、実際に楽曲作りに入っていきます。
前回同様、Cakewalk by BandLabの表記はCakewalkで統一します。

※Cakewalk by BandLabが公式で日本語に対応しました。メニュー画面などの画像を後から日本語版に変更しているため、変更した画像の一部は現在の設定と違っている場合があります。

では、いきましょう。
さて、曲を完成させるためには、まず曲がないと始まりません。EDMとかだとシンセループを使って感覚的に曲を作ることもできたりしますが、今回は普通のボカロ曲ってことで、まずは曲を作らないといけませんね。
どれだけ多機能なDAWであっても、曲作りはそれぞれのプレイヤー次第です。この辺はなんでもできるイラレを使っても、絵を描けない人が描けるようになるわけではないのと同じですね。

というわけで、作りました。今回はバラードです。ポップスのバラード。イントロ、A、A、B、サビ、ソロ、B、C、サビの構成。最初のイントロとAメロはピアノだけをバックにするイメージで作りました。まぁ曲自体はベタベタのバラードにベタベタの歌詞を載せた感じなので、そっちの完成度は求めないでくださいw

では、今はまだ頭の中にある曲とメモ帳にある歌詞を、実際に形にしていきましょう。
そうそう、曲作りの過程とかやり方は、それぞれ自分のスタイルがあると思います。ここでは私のやり方でやっていきますが、ここはこういう順番の方がやりやすい、とか、その辺はそれぞれの感性に合わせてやっていくのが大事です。

私が楽曲を作る上で、一番最初に決めること。それはテンポです。

Googleで「メトロノーム」と検索するとメトロノームが出てきます。実際に作った曲を口ずさんでみて、ちょうど良いテンポを見つけてみましょう。今回はBPM=131でいきます。べつにGoogleじゃなくてもいいんですが、このくらいのゆるい感じでさらっと決めれるくらいが好きなんですよね。



では、Cakewalkでプロジェクトを作っていきます。今回はEmptyプロジェクトから始めます。テンポを131に設定しています。(上の画像は日本語版表示の例)ちなみにテンポは後から変えることもできますし、曲の途中でテンポを動かすことももちろんできます。今回は131固定で良いと思うので、ここで設定してあとは触らない感じでいきましょう。(とか言ってあとから調整入るかもですけど)
画面が開いたら、まず最初にするのが保存です。File、Save As、またはCtrl+Sでファイルを保存しましょう。この後も何か更新があるたびに区切り区切りでCtrl+Sを押す癖をつけていきましょう。
というのも、DAWはメモリやCPUパワーを多く消費し、ディスクアクセスも多いプログラムです。何かの拍子に突然フリーズしたり落ちたりということはどうしても考えられます。(SONARが落ちやすいって話しじゃないですよ・・・どんなDAWも同じです。)
その時に保存していなかったら、何時間もかけた操作をやり直す、なんてことになったりします。そうならないために、こまめな保存を忘れないようにしましょう。(といっても熱中してると忘れてしまって、後から思い知らされるんですけどね・・・誰もが通る道ですw)

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何も無いプロジェクトができたら、さっそくトラックを追加していきます。今回はイントロを作りましょう。この曲のイントロはピアノだけ。なので、プラグインシンセからSI-Electric Pianoを選びましょう。例によって、うちのCakewalkにはいろいろなプラグインが出ていますが、使うのはボカロを除き、最初から入っているプラグインのみとします。
あ、先に書いておきます。Cakewalkでは、画面上Alt+マウスのホイールで画面の横方向の拡大/縮小ができます。加えてCtrl+マウスのホイールで左右移動ができます。この操作は慣れておくとかなりのスピードアップにつながるので、覚えておくと良いと思います。


トラックが追加されました。曲を作っていくと、トラックがどんどん増えていきます。後から分からなくなったりしないよう、トラックを追加したときに名前をつけましょう。トラック名のところをダブルクリックすれば、名前を編集できます。とりあえずpianoとします。
トラック名の隣にある鍵盤のアイコンを押すと、プラグインの画面が立ち上がります。


出ました。こちらが「SI-Electric Piano」のプラグイン画面です。SIってのはStudio Instrumentsの意味ですね。これはエレクトリックピアノの音源。鍵盤をクリックすると音が出ます。ただ、このデフォルトの音はいわゆる「ピアノ」っぽくはないですよね。


そこで、default prog.と書かれているところをクリックします。するといろいろな音を選ぶことができます。全部試したところ、このClassic CP-70が一番普通のピアノっぽかったので、これにします。1976年に発売されたヤマハのエレクトリックピアノを再現しています。
音が決まったら、この画面は閉じてOKです。


続いて、実際に「打ち込み」をやっていきます。打ち込みの方法はいろいろあるんですが、今回はピアノロールという画面を使った打ち込みでやっていきましょう。トラック画面のところを右クリックし、表示からピアノロールビューを選びます。


するとこんな感じで、ピアノロールが出てきます。サイズを変えたりもできます。ピアノロールとは、縦方向が音程、横方向が時間軸の長さになっていて、ここに音を入れていくことで音を奏でるというものです。横向きになったビートマニアというか、音程の概念がある太鼓の達人というか・・・そんな感じの画面です。


ここに音程を書き込むには、まず画面左上からDrawを選びます。

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続いて、ワンクリックで書き込まれる音符の長さと、クオンタイズを設定します。Drawの下にある1/4、というのがクリックで書き込まれる音符の長さ。1/4は4分音符ですね。入力する音ごとに切り替えるのも良いですが、私はだいたい「その付近のパートで使われる音符の中で一番短いもの」を選んでいます。今回だと1/8くらいかな。1/2が連続して入るところは1/2に変えたり、その都度変更はしますが、できるだけ変更の操作を少なくしたいので、そうしています。なぜなら後から長さは変えられるので。

そしてクオンタイズ。これはDAWを初めて触ったという人は意味が分からないかもしれません。Draw、Eraseボタンの右にあるSnapという表みたいなボタン。これが押されているとクオンタイズが有効になっています。その下に1/8♪って出てますね。これは、マウスで音を入力するとき、1/8、つまり8分音符ごとにポインタを動かしますよ、という意味です。(実際はポインタはスムースに動きますが、クリックしたときに音が入る位置が8分音符ごととなります。)これが無いとリズムに合わせて音を出すのがものすごく大変なので、基本的にはSnapはONにしておき、その都度音符を切り替えて使う形が良いと思います。


では、入力していきましょう。こんな感じで、音を入力していきます。左側の鍵盤の位置で出したい音を、上の拍の物差しの位置で出したいタイミングを決めて音を出します。鍵盤を直接クリックすると音が聞けるので、あってるか間違ってるかが分かります。


さて、さきほど音の長さは後から変えられると書きました。Cakewalkでは、音のはじまりと終わりをくっつけることで音を長くすることができます。マウスポインタがキャプチャできないのでちょっと分かりにくいんですが・・・入力した音にマウスを重ねると、ペンの形のカーソルからのりの形のカーソルに変わります。これはTime 3.02.480・・・みたいなのが出ている音にカーソルを重ねています。
このまま、一つ前の同じ音程の音までドラッグすると、音をくっつけて伸ばすことができます。


つまり、こうなります。
これで音の長さを変えることができるので、だいたいその付近で使われる音符の中で一番短いもので打ち込んでいき、伸ばしたい音は伸ばしたい位置にもう1つ音を打ち込んでくっつけるというやり方が早いかなと思います。ちなみにCubaseだとこういう形ではなくて、音符自体の長さをドラッグで変えることができたり、そのへんはDAWによって操作感が違いますね。最初どうやって音符の長さ変えるの?ととまどったところでした。


そんな感じで、イントロを打ち込み終わりました。ただ単に音符を入れただけの「ベタ打ち」と呼ばれる状態です。ちょっと再生してみましょう。

ザ・打ち込みみたいな感じですね。抑揚は全くありません。全ての鍵盤をフルパワーで叩いています。
要は、音量が調整されていない状態。なので、ここから音量を調整します。音量はVelocity(ベロシティ)というパラメータで調整します。


入力した音を右クリックすると、その音の内容が表示されます。このベロシティというところが音量です。ここを変えます。下のグラフもベロシティを表示していて、ここをDrawツールで動かすこともできるんですが、なんかいまいち上手く操作できなかったので、こうして入力する方が今のところ早そうでした。たぶんショートカットキーとかでできるんじゃないかとは思いますが、まだ見つけていません。

これで、強く出したい音は強く、弱く出したい音は弱くします。ここで注意。ソフトシンセ(プラグインのインストゥルメント)は、ベロシティによって音自体が変わったり、どこからどこまでの範囲はこの音、と決められていたりします。このSI-Electric Pianoの場合、99と100はフォルテ、98から85くらいかな?はメゾピアノ、という感じの音の変化でした。なので、それに合わせて入力していきます。127段階で入力できますが、かならずしも1段階ごとに音が変わるわけでは無いということですね。

さて、音量を調整したものがこちらになります。

激変しましたね。まだ打ち込み感強いですが、相当自然になりました。表に出したいメロディラインと伴奏がはっきり分かれました。

ピアノの場合、次に大切なのが「サステインペダル」です。サステインペダルとは音を伸ばすペダル。よく演奏家が踏んでいますね。ピアノにはペダルが3つついていたりしますが、その一番右にある最も重要なペダルです。踏んでいる間、弦のミュートが外れて音が伸びていきます。

画面左下にある+ボタンを押すと、どのパラメータを表示したいか選ぶことができます。ここでは64-Pedal[sustain]を選びます。ちなみにこの64ですが、MIDIのコントロールチェンジ(CC)64番で制御できますよ、という意味です。MIDIキーボードで入力する際は、エクスプレッションペダルをCC64に割り当てておくことでサステインペダルの動作も同時に入力できます。何言ってるのか分からんという方はスルーしてもらって大丈夫です。


こんな感じで入力します。
実際にピアノを弾いたことがある方は分かると思いますが、サステインペダルって「踏む」んじゃなくて「戻す」のが大事なんですよね。基本的にコードが変わるタイミングと、切りたい音を「切る」タイミングで戻します。踏む量はあんま考えなくて良いです。こんな感じで、櫛形になっていて抜けているところがコードが変わったり、音を切りたいタイミングです。これもDrawツールを使って入力していきます。
これで出来たものがこちらです。

まぁそこまで変わってないですね。これは使うプラグインによって効果のほどは違ったりします。今回はエレピが元になっているプラグインなので、アコースティックピアノほどは変化しませんでした。それでも無いよりある方が良いように思います。

さて、もう少しリアリティを持たせましょう。

まず、クオンタイズをティックにする、またはクオンタイズ自体をOFFにします。そして左上のボタンでMoveを選択します。


続いて、和音の出だしを少しずらしてみましょう。これは曲によってどうずらすのが良いかは変わってきますが、音程の低い方から先に出るようにずらすと、ちょっとそれっぽくなります。

今回は音の出だしと、途中一部だけずらしてみました。これだけで雰囲気がだいぶ変わりますね。
 
とりあえずこんな感じでしょうか。イントロ部、いったん完成として、次に進みましょう。後から編集することもできるので、作っていく中で変えたくなったら変える、という感じで考えれば良いと思います。
次回はボカロでヴォーカルを少し載せてみましょうか。
Part.3 ボカロを載せる

Part.1(前回)はこちら
Cakewalk by BandLabのダウンロード方法はこちら
 
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