Guyatone。日本初のエレキギターメーカーとして知られるブランドですね。1933年、Matsuki Manufacturing(英語表記。日本語表記はみつかりませんでした。)として始まったその歴史は、30年代にラップスティールギターとアンプを制作していました。
創業者の松木三男氏は、いろいろなものを作る事ができる“道具屋さん”から、中学時代から(戦前なので今の高校くらいですかね)“グヤさん”という愛称で呼ばれていたということで、それが戦後、東京サウンドに社名を変更してからブランド名「Guyatone」として使われるようになりました。
1950年代の初めに日本初のエレキギターメーカーとしてエレキギターの製造を開始。その後多くのギター関連機器、アンプ、そしてエフェクターを発売するようになります。
しかし、2013年1月31日、”東京サウンドの資金繰りの悪化などによる倒産”により、そのブランドは終了したかに思われました。
海外ではWah Rockerシリーズ、つまりオートワウの人気が続いており、アメリカGodlyke社(Maxonなどのアメリカでの輸入代理店も務める。かつてGuyatoneの代理店だった。)がGuyatone名義でWah Rockerを販売したりしていましたが、現在は同じくアメリカ、イリノイ州の楽器店で、オリジナルモデルの製作も行っているDeMont社がGuyatoneの名義を取得。
東京サウンド時代の最後にビルダーとしてGuyatoneペダルを製作したToshi鳥居氏による開発で、新たにエフェクターを発売していく形となっているようです。
そんなグヤトーンから、新たなモデルが登場、遂に日本でグヤトーンが復活です。
「Guyatone Cooler Booster CBu1」。かつてCB3、CBm5として発売された“Cool Booster”の発展型となるモデルですね。
かつての丸っこい筐体形状としつつ、今のスタンダードな構造の筐体となったペダルです。
コントロールはGain、Tone、M-Outという3つのノブと、小さなLevelノブ、およびActiveスイッチ。Activeスイッチはバイパス時のモード切り替えで、Activeにするとアクティブバイパス、いわゆるバッファードバイパスとなります。
M-Outノブが謎なんですよね。かつてのCool Boosterでは、CB3時代にShapeという倍音をコントロールするようなノブがあり、CBm5時代にはA/B切り替えでブーストモードが変えられました。毎回何かのチャレンジを入れてくるGuyatoneのCool Boosterの系譜ですので、このノブもどういう効果なのか楽しみです。
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