先月末、突如発表され話題となった“小型Axe-Fx III”、「Fractal Audio FM3」、より詳しい情報が少しずつ出てきているようなので、改めて見ていきたいと思います。
これまでに出ていた情報をまとめると
- Axe-Fx IIIと同じディスプレイを搭載
- Axe-Fx IIIと同様のスタイルのコントロール
- 3コア“Griffin” DSP ( ARMと2つのSHARC+プロセッサ)搭載
- フットスイッチは3つ
- Axe-Fx IIIと同じARES Amp Modelingを256種類以上搭載
- 2200以上のUltra-Resキャビネットと2000以上のユーザーキャビネットスロット
- プリセットは4×12グリッド(Axe-Fx IIIは6×14なのでプリセットあたりの同時使用モジュールのポテンシャルはFM3はAxe-Fx IIIの57%程度)
- 入出力端子はモノラルインプット、ステレオインプット、ヘッドフォンアウト、グラウンドリフトスイッチ付XLR×2のステレオアウト、モノラルフォン×2のステレオアウト、2つのペダル端子、FASLLINK II端子、USB端子、USBメモリ用端子、MIDI IN、OUT/THRU端子、S/PDIFアウト
という感じです。
新たに出てきた情報は、まずサイズです。
サイズは283mm x 233mm x 88mm、重さ3.2kgということです。最近の小型デジタルアンプ系ペダルの中では少し大きめ。実際にサイズを比較してみましょう。
ちょっと画像にしてみましたが、実際のデータでもまとめると
- Fractal AX8:410×262×101mm
- HeadRush Gigboard:329×225×67mm
- Hotone Ampero:320×147×46mm
- Mooer GE200:297×145×45mm
- Line6 HX Stomp:170×122×64mm
という感じ。AX8と比べるとだいぶ小さくなっていますね。HX Stompがやたら小さくて、続いてGE200、一回り大きいAmpero、そしてGigboardとFM3が似た感じの大きさ、という感じですね。画像でHelix StompはHX Stompのことです。なぜか間違えましたw
3コアの“Griffin” DSPとは別に、ディスプレイ描画専用のGPUも搭載。パフォーマンス中にシャットダウンしないよう、サーモスタットと緊急用のファンを搭載し、かなり放熱に気を遣った構造となっています。
DSPの処理能力としてはFractal AX8と同等ですが、ARMプロセッサの特徴により、全体でAX8を上回る諸隣邦力を実現しているということです。それでいてサイズダウンを実現したということですね。
“Griffin” DSPの3つのコアは、アンプ、リバーブ1、リバーブ2でそれぞれ割り当てられる構造(現時点での構造で、変更の可能性あり)。
アンプモデリングのクオリティはAxe-Fx IIIと同じサウンド。ただ、処理能力の違いによりバイアストレモロなど一部機能を削減しているということです。Axe-Fx IIIは実際のアンプサウンドをさらに上回るための機能としてインプットダイナミックプロセッシングやダイナミックプレゼンス/デプスなどがありますが、それらを削減した、ということですね。
USBポートが2つありますが、USB BポートはPCと接続してエディタなどを操作するためのポートです。そしてUSB Aポートは「プリセットをインポート/エクスポートするためのFLASHドライブ」ということです。USBメモリなどを使ってプリセットを共有したりすることができる感じですね。
3つのフットスイッチはプリセット切り替えだけでなく、シーン切り替え、チャンネル切り替え、レイアウト切り替えなどの使い方が可能です。
動画も少し出ていますね。
Fractal FM3 - Quick Preset
Fractal FM3 Test run
こんな感じです。かなりおもしろそうなモデルになりそうです。
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