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「Kemper」とは何なのか、改めて考えてみる

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「デジタルアンプ」。今、ハイクオリティなアンプモデリングだったり、アンプサウンドを再現できる機能を持つ機器は、そう呼ばれることがあります。実際に「アンプサウンドを再現できるデジタル機材」という機能を中心とし、あとはそのサウンド周りのちょっとした機能だけを持つ、ある意味真の意味での「デジタルアンプ」と言える機材は、実はほとんどありません。
Positive Grid Bias Ampシリーズのハードウェア系と、Mooer Preamp Liveくらいでしょうか。
他のモデルは、むしろデジタルアンプというより、マルチエフェクターと言う方が正しいとは思います。

しかし、「デジタルアンプ」という言葉が今の意味で使われ始めたのは、上記のモデルが発売される前のことです。
Kemper Profiler」、「Fractal Audio Systems Axe-Fx」(当時はII)、「Line6 Helix」。この3つのモデルが「デジタルアンプ」というカテゴリとして扱われていました。
これらがそう呼ばれるようになった理由、それはKemperの存在があったことが原因だと思います。もしここにKemperがなかったら、「ハイエンドマルチエフェクター」とか「ハイクオリティアンプモデリング」とか、そんな感じで呼ばれていたんじゃないかと思います。
ちなみに、そもそも「デジタルアンプ」という言葉はオーディオ機器にあった言葉です。その意味は簡単で、デジタル回路で構成されたオーディオアンプのことです。現在でもオーディオ界でデジタルアンプといえばそういうアンプのことを指します。

Kemperの歴史

Kemperは、2011年にドイツで発売、2012年に国内でも発売が開始されました。最新のデジタル機器のイメージが未だにあるKemperですが、その発売はBOSS GT-100より前なのです。現行フラッグシップのBOSS GT-1000ではないです。その前の、GT-100よりさらに前に発売された機材なのです。
他のメーカーと比較してみても、Fractal Audio Axe-Fx IIの発売がKemperと同じ2011年。Line6はPOD HDシリーズが同時期の2011年に発売されています。

Kemper発売以降、BOSSはその後GT-100、そして2018年にBOSS GT-1000を発売。
Line6は2015年にHelix Floorを発売。現在のHelixシリーズやHXシリーズのプラットフォームはこの派生です。
Fractal Audio Systemsは2014年に機能強化したAxe-Fx II XLを、その後2018年にフルモデルチェンジとなったAxe-Fx IIIが発売となっています。

Kemperも、ラックバージョンやパワーアンプ搭載モデル、フットスイッチなどのラインナップ拡充は行っていますが、Kemperのプロファイリングアンプとしてのハードウェアは一切変更されていません。(なぜかモデル名が「Profiling Amplifier」から「Profiler」に変わっていたりはします。いつ頃変わったのかよく分かりません。現在、各楽器店の商品ページでもモデル名が混在していたりします。名前が変わっても中身は変わっていません。)

デジタル機器は「新しいほど良い」と言われますが、これほど他メーカーが世代交代を行っているにもかかわらず、未だに「最新のデジタル機器」のイメージを崩すことなく、さらに「最高峰のデジタルアンプ」としての地位も揺らいでいない。これは、Kemperという機材の異質さを端的に表しています。

Kemperのデザインと操作性

そもそもKemperは、そのデザイン自体がギター用機材としては異質です。
最近はラックバージョンを見ることも多くなっていますが、このヘッドバージョンのデザインは特に異質です。「宇宙船のコックピット」というように例えられることもあったりします。その異質さは、Kemperというメーカーのルーツによるものも大いにあります。

この機材、ギター用ではなくシンセサイザーです。「デスクトップシンセ」と呼ばれる、鍵盤の付いていないシンセサイザーで、ノブだけで音程を制御したり、外部MIDIキーボードを接続したり、DAW等のMIDIシーケンスで音を鳴らすタイプのシンセサイザーです。
まぁ機能はどうでも良くて、このディスプレイを中心に配置されたデザインのスタイルなど、ちょっとKemperっぽい感じがありますよね。
このシンセは、ドイツのAccessというメーカーによるVirusというシンセサイザーの1つです。
Virusは、DSPを用いてアナログシンセのサウンドをハイクオリティに再現するシンセサイザーとして世界的に知られています。そのサウンドクオリティと操作性の良さで高い評価を得ていたりします。

生い立ちもデザインも似ているこのVirusシンセサイザー。1997年にその最初のモデル「Virus A」を開発し、Access Music Electronics社を創業した人物こそ、Christoph Kemper氏。そう。Kemper Profilerの開発者でもあり、Kemper GmbH.代表を務めるChristoph Kemper氏その人です。

Kemperのデザインは、元々ギターアンプを設計していたメーカーではなく、シンセサイザーを設計していたことから生まれたものなのです。といって、単にシンセの方程式で作られたものではなく、きちんとギタリストの意見を聞いて取り入れ、「キャビネットの上に置いても、机の上に置いても違和感のないデザイン」となるよう作られています。
Kemperは、ギター機材として確かに異質なデザインなのですが、無謀なデザインではなく、きちんと計算された作りになっています。また、それは操作性にも影響しています。

2019年のNAMM SHOWで、Kemperは「エディタ」を発表しました。エディタとは、プリセットの内容を細かくPC上で編集するためのソフトウェアです。現時点ではまだ実装されておらず、KemperはPC上からプリセットを選択したり、共有されたプリセット(RIGと呼びます)を読み込んだりすることはできるものの、プリセット自体の細かな編集、エフェクトの選択や各パラメータの調整は本体側で行います。
エディタの実装については発売以来、本国のフォーラムなどでも多大な要望があったことは事実ですが、それでも、未だに「エディタが無い状態」であるにもかかわらず、これだけ多くのユーザーが使用し、その評価が下がることがないというのもやはり異質です。
実際に使っていると、エディタがあれば間違いなく便利になると言えるんですが、同時に「エディタがなくてもなんとかなる」ほど、「本体の操作性が良い」のもKemperの特徴と言えます。

例えば、Kemperと最も比較されるAxe-Fxシリーズは、あまりにも多くのパラメータをコントロールできるが故に、「エディタがないとどうしようもない」と言われることがあります。どちらが良いという話ではなく、これは設計思想の違いですよね。本体だけでちゃんと操作ができるように作られたKemperは、それ故に今となっては「あって当たり前」のエディタの実装が遅れていて、逆にエディタでの操作を前提としたような設計のAxe-Fxは本体だけでプリセットを作り上げるのは至難の業、ということ。どちらの方が優れているとかいう話ではなく、そういう設計思想の違いがあります。

そして、実際に多くの「デジタルアンプ」「マルチエフェクター」と呼ばれるモデルの、特に多機能な上位モデルは、そのほとんどがAxe-Fxよりの設計思想となっています。私はマルチエフェクターとして、Line6 POD HD500を持っています。実際に使用していた時、POD HD500本体でプリセットを作ったことは一度もありません。全てエディタを使用して作っていました。HelixはHD500よりは操作性が高そうに思いますが、それでもやはりあれだけの機能を操作するにはエディタがないとやってられないだろうな、と思います。
Kemperは、その辺が本体だけでもどうにかなってしまう(それでも多数のエフェクトをかけようとするとだいぶめんどくさいですが)ところはすごいなと思います。

「ギターアンプ」然とした操作感

Kemperは、その「異質」なデザインであるにもかかわらず、実際に使用するとまるで「ギターアンプヘッド」のような感覚で使うことができます。
これが、Kemperがあったから「デジタルアンプ」という言葉が使われるようになったという最大の理由ではないかと思います。
実際にKemperを「アンプヘッド」として使用しているアーティストは多いです。国内でもBabymetalのバックバンドとして有名な「神バンド」やスピッツをはじめ、数多くのアーティストがKemperをアンプヘッドとして使用しています。
実際にキャビネットの上にKemperが載っている状態でステージに置かれている、そんなスタイルをTVの音楽番組でも目にすることは多くなっています。「Kemperはアンプだ」という評価を目にすることも多く、事実所有して使ってみると、「エフェクターが付いていろんな音に化けるアンプ」という印象はとても強くなります。
機材としてのジャンルはマルチエフェクターと言って間違いはないんですが、使ってみるとその感覚はアンプのものなんですよね。そこまで意識して設計されたデザインによるものなのか、それとも出てくる音があまりにも「アンプ」だからそう感じてしまうのか、そこまでは分かりませんが、その辺りも、他の「マルチエフェクターの最高峰」的なライバル機種との大きな違いとなっているのではないかと思います。

プロファイルとモデリング

多くのマルチエフェクターは、「モデリング」という手法で、アンプのサウンドを再現しています。
モデリングとは、そのアンプを構成する要素を細かく組み合わせ、その要素がシグナルの強さなどに応じてどのように応答するかを丁寧に突き詰めていき、それらの集合体として音を作る技術です。例えはこのPositive Grid Bias Ampは、その様々な要素を自分で組み合わせてオリジナルなアンプサウンドを作ることもできるようにしたソフトウェアで、そのハードウェア版がBias Head等のシリーズとして、トップクラスの「デジタルアンプ」の一翼を担っています。
従来のモデリングは、それぞれのパーツの動作をデジタルでシミュレートして組み合わせていく方式で作られていて、そこにIRの要素も組み合わせたのが現在のハイクオリティなモデリングテクノロジーとなっています。Axe-FxやHelix、GT-1000のAIRDもそうですね。
Kemperも本体に収録されているエフェクターには従来のモデリングの方式を使って既存のペダルの特性を再現しています。

しかし、Kemperのプロファイリングはモデリングとは違った技術です。プロファイリングは、基本となるアンプサウンドの特性を算出するような「まっさらなアンプ」のようなものがあり、そこに実際のアンプの特性を読み込ませることで音を近づけることができるようになります。
これはKemperを使って、様々なアンプをプロファイルしたリグを、「あえてあり得ないほど極端な設定」にするとよく見えてきます。Gainノブをはじめ、様々なパラメータに対する音の動きが、極端な設定になるほどよく似てきて、Kemperそのものの特性が見えてきます。モデリングで作られたアンプモデルでは、極端な設定にしても破綻しないようにシミュレートされているので、そこがモデリングとプロファイリングの大きな違いです。
特にAxe-Fxのようなハイエンドなモデリングは、設定によって「アンプの特性」を保ちながら実際のアンプではあり得ないような音を、破綻せずに出すことができたりします。Kemperは、「プロファイルしたときの状態をフラット」として読み込むので、例えばアンプ側のEQを最大にしてプロファイルすれば、アンプで設定できるEQの範囲を超えたイコライジングを加えた音、みたいなことはできるんですが、Axe-Fxなどの「ハイエンドなモデリング」が作る事のできるような幅広い音色設定を、1つのプロファイルしたリグで作る事は出来ません。

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この画像は、Choptonesが無料で公開しているJCM2000のプロファイリングパックの一部です。
同じアンプでもセッティングの違い、マイクの違いなどで多数のプロファイリングを作る事ができるのもKemperの特徴ですが、それだけ多数のプロファイリングを行わないとアンプの可能性を全て取り込むような使い方をすることができない、とも言えます。ある意味で自由度が高く、ある意味で1回のプロファイリングで作る事の出来る音の幅はそこまで広くないことを示してもいます。

一方、モデリングはあくまでも決められた動きの中でしか音を作る事はできません。Axe-FxやHelixのモデリングは、それぞれ元となったアンプのサウンドを基本に発展させた音しか作る事はできませんし、Bias Ampのように「オリジナルアンプのサウンド」を作る事ができるというものでも、あくまでも決められた選択肢の組み合わせの結果による「オリジナルアンプサウンド」です。
Kemperは、例えば、「たった今自分で組み上げたオリジナルギターアンプ」の音でも、プロファイルしてデジタルアンプとして使うことができます。これは、あくまでも基準となるモデリングをメーカーが用意しなければならない「アンプモデリング」とは違った自由度の高さです。
Axe-FxやBias Amp、MooerのPremp Liveなどでも、「実際のアンプの音」を再現する機能がありますが、それは現時点ではあくまでもスナップショット的な使い方で、Kemperのように「オリジナルアンプモデリング」のように使えるものではない、というのが現状となっています。

Kemperの本質は、「真空管アンプシミュレーター」

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Kemperは、「アンプのコピー機」とか「メタモンアンプ」というように呼ばれます。一言で説明するとなるとたしかにそうなるのはよく分かるんですが、厳密には違っているとも言えます。
上の写真はKemperのロゴです。下にあるのは真空管ですね。上の部分は、ドイツの世界遺産、「ツォルフェアアイン炭鉱業遺産群」を象徴する、世界で最も美しい炭鉱と呼ばれた「ツォルフェアアイン第12採掘坑」を元にしたデザインとなっています。

つまり、このロゴは、「真空管を掘り出す」ようなイメージで描かれているのが分かります。
実際、Kemperは「真空管アンプの特性」を丁寧に研究して細かく再現しています。

例えば、Kemper Profilerというモデル名のとおり、Kemperの最も象徴的な機能はアンプの「プロファイリング」です。
Kemperのプロファイリングには2種類の方法があり、1つは発売当初から行う事のできる、「真空管アンプにマイクを立てて行うプロファイリング」です。Kemperから出したシグナルでアンプを鳴らし、その音をマイキングしてKemperに戻すことでアンプの特性をつかみ取り、「同じ音」を出すプロファイリングですね。
これはアンプのプリアンプ、パワーアンプ、キャビネット、マイク、音を出した環境など様々な要素が合わさり、その状況でのサウンドを再現することができます。

もう1つのプロファイリングは、後からファームウェアアップデートで追加された方法で、「ダイレクトプロファイリング」と呼ばれるものです。これは、真空管アンプのパワーアンプからDIを通して直接音を取り込むもので、キャビネットとマイクのサウンドは取り込まれません。後からIRを使ってキャビネットを追加したり、他のプロファイルされたファイルからキャビネット部に相当する部分だけを組み合わせて音を出すことができます。
この「ダイレクトプロファイリング」を行う際の注意点として、「必ずキャビネットに接続して音を出しながら行ってください」と書かれています。
もちろん、真空管アンプの場合は特に、単にパワーアンプからDIにつないだだけではスピーカーの抵抗がなくなってしまい、アンプが壊れてしまう、ということもあるんですが、その抵抗を別途接続し、無音で真空管アンプをドライブできる「ダミーロード」も使わないでくれ、と書かれています。
その理由は、実際の真空管アンプは、その時のスピーカーの挙動に影響され、微妙にパワーアンプの動作が変わるためです。ダミーロードではそれが起こらなかったり、また実際のスピーカーを接続した時と違っているため、「正しくプロファイリングできないことがある」ためです。それだけ細かなパワーアンプの挙動を正確に読み取ることができる、ということを示しています。

また、Kemperのプロファイリングは、アンプをONにして音を出し始めた時のプロファイルと、1時間ほど放置してから音を出した時のプロファイルでは全く違った音になるということです。もちろんアンプがそれだけ暖かくなった状態での音の違いですが、これは「アンプを1時間プレイしていても気付かない」が、「プロファイリングをすると明確に違っている」、とKemper氏がかつてインタビューで述べていました。

Kemperは、それだけ真空管の限界動作を再現することができる機材である、ということです。
実際にソリッドステートアンプをKemperでプロファイルすると、音そのものは再現できるものの、そこに真空管アンプっぽい応答性が加わると言います。実際にJC-120をプロファイルしたリグで音を出してみると、確かにJCの音がするんですが、そこに真空管アンプのような暖かさがほんの少しですが加わった音になっています。
つまり、Kemperの本質は、真空管アンプのサウンドや限界動作を再現することに特化した「真空管アンプシミュレーター」だと言えます。

それでも、HelixとかAxe-Fxとか、GE200やZoom G3などを「プロファイリング」したリグが共有されていたり、中には1176コンプレッサーをプロファイルした音があったりして、それぞれがちゃんとそれっぽく、マルチエフェクターごとの特性が再現されていたりとか、アウトボードに直接ギターを突っ込んだような特性が再現されていたりするところもKemperのおもしろさだったりしますけどね。(GE200のプロファイリングとか、まんまGE200の特性が出ていて笑いました。)
 
ということで、Kemperとはいったい何なのか、ということをだらだらと書いてみました。

Kemperは、最近ではスタジオに設置されるほど一般化されつつあるハイエンドデジタルアンプです。
発売から長いこと、ハードウェアのモデルチェンジが無いことがその大きな要因となっています。もちろん、細かなソフトウェアアップデートは幾度となく行われており、現時点ではバージョン5.7.8が最新となっています(2019/4/29に公開されたバージョン)。
とはいえ、元々の発売はPOD HDシリーズと同期、BOSS GT-100より古い機材だと改めて考えると、とんでもない機材であることが分かると思います。
これほど長く、トップの座に君臨し続けているデジタル機器を私は知りません。Axe-Fxは「シリーズ」としてはKemperと対を成す、もう一つのトップに君臨し続けていますが、その中ではモデルチェンジによる世代交代が起こっています。
これが、Kemperという機材の異質さを強く示しています。

まぁ、考えてみれば、ギタリストが求める音色は数十年単位で変わっていないんですよね。真空管アンプは60年以上前からある技術です。もちろん、初期の真空管アンプと、今の真空管アンプでは備わっている機能も違えば、内部のゲインステージも違ったりします。でも、基本構造は大きく変わっているわけではなく、60年前のアンプも今のステージで現役で使っても何も違和感が無い、どころか、むしろ「良い音」と賞賛されたりもします。
それらのアンプと「同じ音」が出せる機材であれば、別にハードウェアとしてのモデルチェンジは必要なく、機能を強化したり操作性を高めるファームウェアアップデートで十分だ、というKemperの考え方もよく分かります。
ライバルの多い「モデリング」の世界なら、より高い精度を求めたり、より多くの機能を付けるためのモデルチェンジが必要となってくることもあるかと思います。そこがモデリングとプロファイルという根本的な構造の違いによるものではないかと思います。

SNSとかフォーラムとかを見ていると、「Kemper II」を望む声ってけっこう多いんですよ。ただ、その声を上げているのは、ほとんどがKemperを持っていない人だったりします。
デジタル機器特有の「買ったと思ったら新バージョンが出た」を回避したい、という思いがそこにあるのがよく分かります。一方で、今Kemperを持っている人がモデルチェンジを望んでいる、というのは見たことがないです。エディタが欲しい、とか、フロアタイプなどの小型版が欲しい、という声はよく見かけますけど。音質に不満がある、というのはほぼ無いですね。発売初期の頃はあったようですが、ファームウェアアップデートで改善されましたし。

ただ、もちろん先のことは分かりませんのでなんとも言えませんが、Kemperに関してはまだしばらくはモデルチェンジはしないんじゃないかな、というのが個人的な予想だったりします。当たるかどうかはわかりませんが。
まぁ、何が言いたいのかというと、特に持っていない人にとって、得体の知れない謎の機材「Kemper」は、実はこういうもので、こんな考えの基に作られているんじゃ無いか、ってことが分かってもらえたら良いかな、と思います。
 
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