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ギターをつなぐだけでPCをアンプ化する「ギターアンププラグイン」まとめてみました。

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今、「デジタルアンプ」と呼ばれる、アンプシミュレーター/マルチエフェクター機材が全盛です。

toy-love.hatenablog.com
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KemperAxe-Fxなどのハイエンドモデルから、Mooer GE200などの小型低価格モデル、また、超小型かつ手頃なMooer Micro Preampシリーズもデジタルアンプの一種として見ることができます。

こういったハードウェアの機材とは別に、もう1つ、「デジタルアンプ」の世界があります。
それが「プラグイン」です。プラグインとは、主にDAW上で動作するエフェクトや音源(シンセ)のことですね。中には単体で動作できるものもありますが、基本的にはDAW上で、録った音や打ち込んだ音にたいしてかけるエフェクトという形でアンプシミュレーションを行うもの、それがプラグインのデジタルアンプです。

ハードウェアとソフトウェア

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ハードウェア機材とソフトウェアのプラグイン。それぞれには利点と欠点があります。
ハードウェア機材の利点は、もちろんそれ自体がそのまま音を出せるものであるということ。まぁアンプやヘッドフォンとかギターは必要になったりしますが、それは別として。いわゆる楽器機材ですので、内部に使われているDSP(デジタルシグナルプロセッサ)と、機材内で動作するファームウェアや各種サウンドは、もちろんそれ専用に設計されています。そのため、ギターやアンプをつないで音を出せば、普通に楽器やエフェクターとして音が出ます。
一方、ハードウェアの欠点は、それをDAW上から制御するのが簡単ではなく(別途エディタ等でPC上から操作できるものは多いです)、またDAW内での簡単なルーティングができない、ということ。基本的に「ハードウェアを通った音」がそのまま録音されるので、後からいじったりするのが大変ということですね。
例えば、「リアンプ」という言葉があり、これはクリーントーンで録った音を機材に戻して再生し、改めて機材を通して録音する、ということを挿します。ハイエンドなデジタルアンプ機材ならリアンプもそこそこ簡単にできるようにはなっていますが、それでもソフトウェアの利便性にはかないません。

一方でソフトウェアです。全てDAW上で制御し、また録った音に対して「後掛け」して行うため、後から音やパラメータの設定を細かく調整することができます。また、機材の置き場が不要というのも利点と言えますね。
しかし、動作させるには必ずPCが必要となります。DAWを介さないスタンドアロン動作が可能なものでも、PCは必要です。
そして、演奏したときの「リニアな反応」を望むことはまずできません。なぜなら、ギター→オーディオインターフェイス→(DAW)→プラグインという形でかかるため、どうしてもレイテンシが発生します。また、オーディオインターフェイスでモニタされる音はクリーントーンのままですので、例えば歪ませたアンプをプラグインでかけて音を出すと、クリーントーンに歪んだディレイがかかったみたいな感じになってしまい、演奏性はあまり良いとは言えなくなります。
また、一部モデルを除き、基本的に処理をPC内で行うため、高解像度や高機能なプラグインは重くなってしまうこともあります。PCの性能によっては使えなかったり、使うのが大変だったりすることもあり得るという感じですね。

どっちが良いの?

これはそれぞれのスタイルによると思います。例えば、ほとんどDTMがメインで、たまにしかギターを弾かないということであれば、ギターアンプはプラグインのみでも良いと思います。ただ上記のとおりレイテンシなどがあり、練習には向かないので、練習用の低価格なアンプなどもあると、より良いかもしれません。
ギターをメインで弾くなら、ハードウェアが欲しくなると思います。特にハイエンドなデジタルアンプ機器は、応答性も高く、ほとんどアンプそのもののように使うことができますね。いつでも録音できて、いつでも簡単に好きな音を出せる環境というのは、一度味わってしまうとなかなか戻れないと思います。

また、ギターを弾かないけどギターやベースの音源を使って楽曲を作る場合もあります。この場合はプラグインで良いと思います。あえてリアルさを追求するために「アウトボード機材」としてハードウェアを使うのはありですが、その場合はリアルアンプヘッドを通してリアンプするような形でやると、かなり本物っぽくなると思います。値段はかかりますし、大がかりなシステムになりますが、「打ち込みでも音を追求する」なら、そこまでいってしまうのもまた一つの方法です。

ハードとソフトを両立させる

個人的には、どちらも両立させて使うのが一番良いかなと思います。
例えばギターを録る時に、トラック1にハードウェアを通した音、トラック2に通さない音が録れるように設定しておきます。機材にもよりますが、別途バイパスサウンドを出力できる端子があれば、そこからオーディオインターフェイスにつなぐことで、1回の演奏でドライとウェットを同時に録ることができます。バイパスを出せる端子がない機材でも、スプリッターなどのパラアウトができるものを最初に通しておけば同様にクリーントーンだけを別に録ることは可能ですね。
そして、ドライシグナル、つまりクリーントーンの方は、後からリアンプに回したり、プラグインをかけて音を混ぜたりすることもできます。
また、「デジタルアンプを通した音にアンプシミュレーションプラグインをかける」のももちろん「あり」です。やってみると分かるんですが、これ、意外と「あり」なんですよね。音を太くして前に出したりするとき、変にレコーディング用のエフェクトプラグインをかけるより、アンプシミュレーターの重ね掛けをするとよりギターらしい音で前に出せたりもします。もちろん設定によっては破綻しますが、それはどんなエフェクトでも同じ事ですよね。

ギターアンプのプラグインまとめ

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それでは、ギターアンプのプラグインをまとめて見てみましょう。
ギターアンププラグインは多くのメーカーだけでなく、個人で製作されたものもあり、それらもフリーだったり有償だったりいろいろなものがあります。全てを見ることはもちろんできませんので、評判が良かったり定番だったりするプラグインをまとめてみました。
メーカー/ブランド名順に載せていきます。

AVID Eleven

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Pro Toolsシリーズを制作する、AVIDのプラグインです。もちろんPro Tools向けに開発されていて、プラグイン形式はAAXのみとなっています。
かつて最高峰の「デジタルアンプ」機材だったAVID Eleven Rackのプラグインバージョンですね。
現在、このEleven Rack開発チームが立ち上げたブランド、Headrushも定番デジタルアンプの一角を担う存在として知られています。

Eleven MKII - Overview, Tips, Other Guitar Software, and What It Should Have Been

IK Multimedia Amplitube

イタリアの音響メーカー、IK Multimediaによる定番中の定番アンプシミュレータープラグインです。
iOS用などのアプリバージョンでも知られていますね。
FenderMesa BoogieOrangeAmpegを初めとした数々のアンプメーカーやFulltoneのオフィシャルアンプ/エフェクトモデルはもちろん、それ以外にも数多くのアンプやエフェクトを組み合わせて使うことができます。
「オフィシャル」で名前を出して作られるアンプシミュレーターは、どのモデルもやはり特に出来が良かったりしますね。
プラグイン自体がスタンドアロンで動作し、レコーダーの機能も備えているので、DAWを使うまでもない程度の録音などに使えたりするのも特徴です。プラグインはVST2、VST3、AAX、AUに対応しています。

Ola Englund - AmpliTube 4 and MESA/Boogie In-depth

Line6 Helix Native

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ハードウェアとしてのデジタルアンプでも人気の高い、Line6 Helixのプラグインバージョンです。
もちろん、Line6 Helix Floorと同じ音、同じエフェクト、同じ機能を使うことができますが、多くのエフェクトや複雑な処理を行うにはPCの性能も求められます。プラグインはVST2、VST3、AAX、AUに対応しています。

Helix Native Plug-In Overview I Line 6

Native Instruments Guitar Rig 5 Pro

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Native Instrumentsのアンプシミュレータープラグインです。
定番のDTMバンドル、KOMPLETEシリーズにも収録されているので、そちらで持っている人が多いという意味でも定番のギターアンププラグインと言えますね。
古くから開発されていて、かつてはAmplitubeと並んでトップクオリティのアンプシミュレーターでしたが、そのサウンドは今でも十分に使えるレベルではあります。スタンドアロン動作、AU、AAX、VSTに対応しています。

GUITAR RIG 5 PRO | Native Instruments

Overloud THU

こちらも定番の一角。アメリカ、Overloudのギターアンププラグインです。
RandallDVmarkなどのオフィシャルモデリングも収録しています。もちろん、各種ギターアンプやエフェクトも収録。AU、AAX、VSTに対応しています。

Introducing Overloud TH-U

Peavey ReValver 4

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アメリカ最王手の音響メーカーで、ギターアンプなども多く制作するPeaveyのギターアンププラグインです。
Peaveyはもちろん、傘下のBudda Ampのオフィシャルモデルや、多数のアンプモデリングを収録。スタンドアロン、AAX、AU、VSTで動作します。

Peavey ReValver 4 Demo

Plugin Alliance Brainworx bx_rockrack V3

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アメリカのプラグインメーカー、Plugin Allianceのアンプシミュレータープラグインです。特にハイゲインアンプのサウンドに定評があり、ENGLのオフィシャルモデリングも収録しています。
動作が軽いのも特徴。ほとんどがデュアルコア以上のスペックを要求するのに対し、このプラグインの最低用件はPentium 4です。AAX DSP, AAX Native, AU, VST2, VST3に対応しています。

Brainworx bx_rockrack V3 Demo

Positive Grid Bias Amp 2.0

ハードウェアのデジタルアンプでもおなじみのBias Amp。その本体となるプラグインソフトです。現在はAmplitubeと並ぶ定番アンプシミュレータープラグインとしても知られていますね。
サウンドクオリティも高く、作る事の出来る音の自由度も幅広い。サウンドの共有なども可能となっています。
多数のラインナップがありますが、詳細は下記の記事を見てもらえればと思います。スタンドアロン、VST2、RTAS、AAX Native 64bitに対応しています。
toy-love.hatenablog.com


Positive Grid - BIAS AMP 2 - Demo

Softube Amp Room Bundle

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スウェーデンで長年プラグインソフトを制作するSoftubeのアンプシミュレータープラグインです。発売は2010年と古いですが、長年多くのプレイヤーに使用される定番モデルの1つですね。
SoftubeMarshall CODEシリーズのモデル化にも協力し、世界的にも高く信頼されているメーカーですね。
プラグイン単体でも販売していますが、Universal Audioプラグインにもラインナップされており、そちらで使用されることの方が多いかもしれません。
VST、VST3、AU、AAXに対応しています。

Vintage Amp Room Official Video (2010) - Softube

Steinberg VST Amp Rack

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定番というか、「持っている人が多い」という意味での定番モデル。個別での販売はされておらず、定番のDAW、Cubaseシリーズに付属するプラグインです。厳密には、CubaseシリーズのElements、Artist、Proに付属しています。
SteinbergがYAMAHA傘下のため、エフェクトを選択すると往年のYAMAHAエフェクターの外観で表示されます。エフェクター好きならちょっと反応するところです。音は普通に使えますが少し古いかな。Cubase用ですね。

VST Amp Rack

Universal Audioプラグイン各種

定番でありながら少し独特な操作感というか、システムが必要となるのがUniversal Audio、UADプラグインです。プラグインの動作を行うDSPを搭載した外部機器(オーディオインターフェイスとセットになったタイプと、DSPのみの外部機材があります)を使用し、プラグインを動作させます。
動作は完全にソフトウェアですが専用のハードウェアを必要とする、ハードとソフトの中間的な位置にあるプラグインですね。専用の機材を必要とするため初期投資もかなり必要ですが、その分音質の高さには定評があり、世界中の名アンプメーカーのオフィシャルモデリングも多数ラインナップしています。
こちらにラインナップの詳細があります。
www.uaudio.jp

Universal Audio Amp-Simulations - all of them tested and compared!


Waves GTR 3

Waves GTR 3
数々のプラグインエフェクトを長年制作するWavesの、アンプシミュレータープラグインです。
「ミックスをするならまずこれ」といわれるバンドルウェア、Waves Goldにも収録されているので、それで持っている人もかなり多いです。
ただ、このプラグイン自体は2007年に制作されたもののため、さすがに少し音質は古いです。その分めっちゃ軽いですが。アンプシミュレーターとしてより、軽くエフェクトなどをかけるのには使いやすいです。
AU、AAX、VSTに対応します。

An Intro to Waves GTR3

Waves PRS SuperModels

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上記のGTR3以来、長年ギターアンププラグインを開発してこなかったWavesが、2018年に新たに発売したギターアンププラグインです。
モデル名のとおり、Paul Reed Smithとの共同開発。
日本ではあまり流通していませんが、PRSのアンプサウンドを再現するプラグインです。バンドルウェアとしては最上位モデルのMercuryにしか収録されていないため、Mercuryを持っているか、または個別に購入しないと入手出来ないモデルです。
WavesがこれまでGTR3しかなかったこともあり、数々の「ギターアンププラグイン比較」で最新プラグインとGTR3が比較され続けた結果、Wavesのギターアンププラグインは微妙なイメージが多少ついている感じがするんですが・・・・・・このプラグイン、めっちゃ音良いです。
AmplitubeやBias Ampに負けないサウンドクオリティで、クリーンからハイゲインまでカバーしています。PRSアンプ自体が日本でマイナーなこともあり、ちょっとイメージがないかもしれませんが、いわゆる現代的なサウンドならたいてい作れるくらいのプラグインです。
Mercuryはともかく、海外公式ページなどでけっこう手頃に売っていたりするので、試してみても良いかと思います。AU、AAX、VSTに対応します。

Feels like an amp: Waves Prs Supermodels
 
ということで、いろいろと定番だったり音が良いと評判だったりのアンプシミュレータープラグインをまとめてみました。
今回は全て有償(一部機能限定で無償版があるものもあります)のプラグインです。冒頭に書いたとおり、DAWを使って録音などをするなら、ハードウェアのデジタルアンプを持っていても有効に使えたりしますので、何かこれは、というものがあれば使ってみるのも良いと思います。
 
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