昨日に続けて、Kemperのリモートコントロールまとめです。
今回は、MIDIスイッチャーを使ってKemperをコントロールしてみましょう。まずおさらいとして、MIDIでコントロールできるKemperの機能は以下の通りです。
・MIDI PCとCCのスイッチングのみ:ブラウズモード/パフォーマンスモードで全てのリグを読み込み。および各エフェクトのON/OFF(全部または個別にON/OFF、ディレイとリバーブはトレイルする/しないも可)、タップテンポ、チューナー、ディレイインフィニティとホールド、ロータリースピーカーのスピード切り替え
・MIDI CCコンティニュアスコントロール(エクスプレッションペダル):ワウ、ピッチ、ボリューム、Morph、およびディレイ/リバーブのコントロールやゲインレベル、モニタレベル
・MIDIクロック:テンポ設定
※PC=プログラムチェンジ、CC=コントロールチェンジ
MIDIスイッチャーでよくある機能:フットスイッチでMIDIシグナルを個別に送信する、または送信するMIDIシグナル(PCやPC/CCの組み合わせ)をあらかじめプリセットして送信。
つまり、Kemperのリグを切り替えたり、その中でのエフェクトブロックなどの切り替え、エクスプレッションペダルを使ってのペダルコントロールなどを行います。
では、これらの機能を使える小型~中型のMIDIスイッチャーをまとめてみましょう。メーカー/ブランド名順に載せていきます。なお、ここではKemperをコントロールするための機能をまとめているので、ノートオンなどの機能については省略しています。
- 小型MIDIスイッチャー
ほとんどコンパクトペダルサイズの小型MIDIスイッチャーです。
FREE THE TONE MC-3
One Control Basilisk
One Control Gekko MkIII
MXRサイズ横置きの小さなMIDIスイッチャーです。MIDI PCとタップテンポを目的としたCCを1つ送信可能。個別にPCを送信するモードと、20種類のプリセットを保存して送信するモードがあります。
Rocktron Midi Xchange
TECH21 MIDI MOUSE
- 中型MIDIスイッチャー
一般的なプログラマブルスイッチャー程度のサイズのMIDIコントローラーです。かなり小さめのモデルからペダルボードに十分設置できるサイズ辺りまで、MIDI専門スイッチャーとして最も数が多いタイプです。
BEHRINGER FCB1010
UnOというチップを使ってモディファイすることで、そのままKemper用のスイッチャーとして使えることも有名ですが、機能としては別にモディファイしなくても使えたりします。
本体の機能としては、2つのエクスプレッションペダルを装備したMIDIスイッチャー。100種類のプリセットを保存することもでき、もちろんPCと2つのCC、2つのエクスプレッションペダル(CC/コンティニュアスコントロール)を同時送信することができます。
CAJ MIDI prg Station
Melo Audio MIDI Commander
本体はPC/CCの送信が可能。昨今の多くのデジタルアンプやマルチエフェクターに合わせた動作モードがあり、Kemperモードもあるので、あまり細かいことが分からない、という場合でもKemperモードにして使えばいろいろな操作が本体のフットスイッチでできるようになっています。
Nektar Technology PACER
こちらも様々な動作モードがあり、機材やDAWに合わせたモードで操作可能。もちろんKemperモードも備えています。
Rocktron MIDI MATE
Roland FC-300
MIDIという規格を立ち上げた中心的存在でもあるRolandのMIDIスイッチャー。さすがに多機能です。本体に2つのエクスプレッションペダルを備えるのに加え、3つのエクスプレッション端子を装備。100種類のプリセットからMIDI PC/CCを送信することができます。
Source Audio Soleman
TECH21 MIDI Mongoose
Yamaha MFC10
ということで、今回は小型~中型サイズ、コンパクトペダルからマルチエフェクター程度のサイズのMIDI専門スイッチャーをまとめてみました。
次回は、より大型のMIDIスイッチャーや、他の機能の中にMIDI機能があるモデルをまとめてみたいと思います。
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