数多くのギターを制作するBacchus。その中でもハイクオリティなモデルをラインナップするBacchus HANDMADE SERIES
に、7弦ヘッドレスモデルが登場です。
この「G7-HL」というモデルは、去年初めて、限定モデルとして発売されました。
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今回登場した「Bacchus HANDMADE SERIES G7-HL/ASH」は、「限定じゃない」モデルで、さらにバッカスのハンドメイドシリーズにあるヘッドレスモデル(6弦含む)の中でもかなり手頃な価格で発売されています。限定で出されたモデルとはボディ形状も違っていますね。
ボディは2ピースアッシュ。メイプルネック、エボニー指板24Fの7弦ギターです。
ピックアップはMojo Toneの7弦用モデル、KNOCK OUT7をフロントとセンター、Black Magic Hum7をリアに搭載するSSHスタイル。これも7弦ヘッドレスではあまりない構成ですね。だいたいHSHかHHのことが多いです。
コントロールは1Vol、1Tone、5Wayセレクターで、Toneでリアのコイルタップも可能となっています。
ヘッドレスギターの良さは、まず第一に全体がコンパクトになるので(ヘッドって意外とでかいです)持ち運びが楽になること。小さくなればその分軽量になりますし、ヘッド部に重さがないのでヘッド落ちはもちろんないです。
そしてもう1つはヘッド部、つまりナットから先の部分がほとんどないので、弦の共鳴が少ないこと。
ライトハンドとかでミュートを外しても共鳴しにくく、音自体の解像度が高くなる傾向があります。もちろん、それ自体が良いかそうでないかはプレイスタイルや楽曲により異なりますが、構造上そういう傾向はありますね。
ヘッドレスの弱点としては、チューニングがいわゆるファインチューナーの形となるため、モデルによってはちょっとやりにくいと思うことがあったりします。バッカスではHIPSHOTのヘッドレスシステムを使用していますね。このシステムは触ったことがないのでどんな感じかは分かりませんが・・・個人的に持っているギターで比べると、StrandbergよりもSAITOの方がチューニングはやりやすいです。
どちらも細かく音を合わせるのは得意ですね。バーグは若干、チューニング時に隣の弦のチューナーに触ってしまいそうになることがあって、そこはSAITOの方がやりやすいと感じるところではあります。
バッカスのヘッドレスは、マルチスケールではなく、25.5インチスケール。ボディ形状はストラトシェイプのG-STUDIOを基本として作られていて、スタイルとしてはKIESELのVADERモデルに近いタイプのヘッドレスですね。
このモデルは特に、価格帯も近いし、システムもヒップショットだしでけっこう似たタイプと言えるかも知れません。ボディ形状はVADERをストランドバーグBodenに少し寄せたみたいな感じがしました。
もちろんSSHなのは大きな特徴ですし、作りが良いかどうかとかは実物触らないと分かりませんが・・・普通に良さそうなモデルではないかと思います。
ヘッドレス7弦はそれほど数が出るモデルではないこともあってか、価格帯として高めのモデルが多い中、これはけっこう手を出しやすいギターではないかと思います。
どんな感じなのかちょっと触ってみたいですね。
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