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フロアタイプのKemperこと「Profiler Stage」を予習しよう!ケンパーのエフェクトまとめと、Head/RackモデルとStageの違いとは!?

先週、Kemperが突如として発表したフロアタイプの「Kemper Profiler Stage」。
SNSを中心に、ここ1週間ずっとこの話題が過熱している感じがしています。
すでにKemperを使用しているユーザーはもちろん、新しいマルチエフェクターの選択肢として考える人、以前からKemperに興味があったけれど、これを機に考えてみようか、という人など、いろいろな視点からProfiler Stageについて語られていますね。

先週の経緯や、まとめについては以前の記事を見てもらえれば分かるかと思います。
toy-love.hatenablog.com

現時点でまだ、国内での価格や発売時期などは出ていませんが、価格については上の記事にもあるとおり、20万円前後ではないかと予想されています(Kemper公式ストアのStageの価格と、現行モデルの価格の割合から)。
→実際に発売されると、実売価格22万円前後となりました。

仮にそうだとすれば、これまでフロアタイプのマルチエフェクターとして最高峰のモデルだったLine6 Helix Floorと同等の価格帯、国内に於いては今後発売が予定されているFractal Audio SystemsのFM3も同価格帯となることになり、Helix、FM3、そしてProfiler Stageがフロアマルチ最上位の覇権を争うような流れになったりするのかもしれませんね。

ところで、Kemperってどういうイメージがありますか?
toy-love.hatenablog.com

以前この、Kemperとは何か、という記事では、Kemperの特異性やアンプシミュレート、すなわち「プロファイリング」ということについて書きました。Kemperの中枢は、「真空管アンプシミュレーター」である、ということ、それ自体は今後も変わらないと思います。
これはすごく良く言われることなんですが、Kemperは「アンプのサウンドは最高」(ハイゲインはAxe-Fxが良いという人もいますね)、だけどエフェクトは弱い。エフェクトに関してはLine6やFractalの方が良いというか、いろいろなことができる、というのは一般的な見解として良いのではないかと思います。
DSPなどの性能が一段違うAxe-Fxはともかくとして、HelixとKemperのこの印象の違いは何でしょうか。両者のDSPはほぼ変わりません。HelixはSHARCのデュアルDSPで450MHz、KemperはNXP(Motorolaの系譜)のデュアルDSPで400MHz。つまり、本体の性能はほぼ変わりませんが、エフェクトやアンプに対する考え方とソブトウェアの違いがこういった印象の違いになっていると考えられます。
ものすごくおおざっぱなことを言ってしまうと、KemperはHelixよりもアンプ部にDSPパワーをより多く使っている、と考えることもできます。例えば、Helixは1つのプリセットにアンプモデルを4つまで設定できますが、Kemperは1つのみ。さらにシグナルラインの自由度や同時使用エフェクトなどもHelixの方が多いです。逆の考え方をすると、同等の性能を使い切る割合を設定する中で、アンプの再現によりDSPパワーを割り当てているから、Kemperのアンプサウンドは良いとされ、Helixの方がエフェクトは良いとされる、ということも言えるのかな、と思ったりします。Axe-FxはKemperと同等のアンプサウンドを作りながらHelixのような自由度を実現するため、Axe-Fx IIIでは価格が上がるのを分かっていながら1GHzというDSPを使用せざるを得なかった…と考えることもできるかもしれない、と思います。まぁ全部推論ですけどね。3機種全部持ってて比べたりしたわけではないので。

ただ、実際Kemperのエフェクトは微妙なんだろうか?ということも改めて考えてみても良いかもしれません。これからKemperを導入してみようと考えるなら、アンプサウンドについてはともかく、エフェクトが実際どうなのかということも知りたいかと思いますので、まとめました。

Kemperのエフェクト

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では、Kemperに収録されるエフェクトをまとめてみましょう。
Kemperはシグナルラインがある程度決まっています。

そして、それはこのようにボタンやディスプレイ上部に表示されます。基本的に、インプットから4つのエフェクトモジュール(STOMPセクション)があり、アンプとEQ、キャビ(STACKセクション)、そしてアンプ後のエフェクトが4つ(EFFECTSセクション)という流れになります。
別途、シグナルを2つに分けてAとBのエフェクトだけを片方に、もう片方に残りのエフェクトとアンプをまとめる分け方も可能です。また、エフェクトモジュールの中にはそれぞれクリーンミックス、つまり原音とエフェクトをブレンドするパラメータもあったりするので、「自由度が低い」と言われることもありますが、そこそこ凝ったルーティングも可能ではあります。
f:id:toy_love:20190727163305j:plain
例えば、こんな感じにシグナルとエフェクトを配置することも可能となっています。とはいえ、HelixやAxe-Fxシリーズと比較すればルーティング自体の自由度は制限されていることに変わりはありませんし、同時に、普通にギターを弾く形であれば、だいたいKemperでもカバーできるのも確かではあります。

では、Kemperにはどんなエフェクトが収録されているのか、まとめてみましょう。

・収録エフェクトタイプ(全モデル共通/ファームウェアバージョン7.0時点)

ワウ
Wah Wah:クラシックなワウ
Wah Low Pass:Access Virusシンセの4ポールローパスフィルター
Wah High Pass:Low Passと同タイプで、ローがカットされるハイパスフィルター
Wah Vowel:いわゆるトーキングモジュレーター。U/ O/ A/ A/ A/ E/ I/ IU/ U/ O/ OE/ O/ Uの母音選択可能
Wah Phaser:ペダルフェイザー
Fah Flanger:ペダルフランジャー
Wah Rate Reducer:ペダルでサンプリングレートを下げられるローファイエフェクト
Wah Ring Modulator:ペダルリングモジュレーター
Wah Frequency Shifter:よりデラックスなリングモジュレーター的エフェクト

ディストーション
オーバードライブ/ファズ含む
Green Scream:TS
Plus DS:Distortion+
One DS:DS-1
Muffin:Big Muff
Mouse:Rat
Fuzz DS:Fuzz Face
Metal DS:MT-2

ブースター
Treble Booster:トレブルブースター
Lead Booster:ピークフィルターによるブースター
Pure Booster:色づけなし、音量だけを操作するブースター
Wah Pedal Booster:EXPペダルで音量を操作するブースター

シェイパー
波形自体を可変(シェイプ)して音を作るシンセ的な歪みエフェクト。独特の音を作る事ができる。
Recti Shaper:整流回路を基にしたエフェクトで、波形のネガティブ側をポジティブに上げて歪ませる、Octaviaのオクターブ付加部分と同様の効果
Regular Distortion:一般的なディストーションのカーブ
Soft Shaper:ソフトなシェイパー。軽い倍音付加、クランチ的サウンドからフィルターのかかったファズみたいな歪みまで
Hard Shaper:Soft Shaperと同様。より強い効果
Wave Shaper:同様に倍音付加。より平坦なサウンド。Drive上げるとオクターブファズ的な音やフィルターのかかる変な音
Bit Shaper:ローファイサウンド

イコライザー
Graphic Equalizer:80-10kHzの8バンドグライコ。各バンド±12dB可変
Studio Equalizer:4バンドパラメトリックEQ。HiとLoはシェルビング、あとの2つはピーキング。
Metal Equalizer:3バンドハーフパラメトリックEQ。MT-2的なスタイルのEQ。
Stereo Widener:ステレオチャンネルの片方の特定帯域をブースト、もう片方を抑えることでステレオ効果を作る

コンプレッサー
1タイプのみ、Intensity、Attack、Squashパラメータで広く音を作る事ができる

ノイズゲート
Noise Gate 2:1:緩やかなかかりのノイズゲート。スレッショルドを下回ったシグナルが2:1でレベルリダクション
Noise Gate 4:1:より強力に音を抑えるノイズリダクション。アタックタイム0.05ms、リリースタイム50ms。

※エフェクトセクションとは別に、インプットセクションにもノイズゲートを装備

コーラス
Vintage Chorus:70年代のBBDコーラス。CE-1だけでなく同時期のアナログコーラスサウンドを広く作る事ができる。
Hyper Chorus:3系統のディレイラインをL/Rに使用した、6ボイスステレオコーラス
Air Chorus:エフェクトと原音をミックスせず、L/Rで違ったモジュレーションをかけてコーラス効果を作る。Jazz Chorusのステレオコーラスと似たスタイル
Micro Pitch:ピッチシフターによってデチューン効果を作る、揺れないコーラス的なサウンド
Vibrato:ピッチヴィブラート
Rotary Speaker:Leslieスピーカーを再現

トレモロ
1タイプのみ。Rate、Depthに加え、Crossoverでトレモロのかかる帯域を制限し、低域にトレモロをかけないようにすることが可能。ステレオで使うとオートパンとしても使用可能

フェイザー/フランジャー
エフェクトとしての構造は違うが、音色は似ているので同じLEDカラーで表示
Phaser:L/Rそれぞれに12ステージのフィルターを持つフェイザー。2~12ステージで選択可能
Phaser Vibe:ユニヴァイブのサウンドを再現
Flanger:BBDを使用したアナログフランジャーを再現
Phaser Oneway/Flanger Oneway:上昇または下降しつづけるフェイザーとフランジャー

ピッチシフター
Pedal Pitch:EXPペダルを使ってWhammyのように音を可変できるピッチシフト
Pedal Vinyl Stop:ペダルを下げるとピッチが0まで下がる、アナログレコードを手で止めたようなサウンド
Chromatic Pitch:2ボイスピッチシフター
Harmonic Pitch:2バイスのインテリジェントピッチシフト。スケールに合わせてハーモニーを生成
Analog Octaver:1オクターブ下と2オクターブ下の音を作るオクタバー


ディレイ
どのモジュールにも設置できるが、DLYモジュールに設置するとTAILS(最後の残響を残す)が可能。エフェクト音のみの出力も可能。リバースやフリーズ、インフィニティ、ダッキング、ハイローフィルタ、モジュレーション等は全ディレイタイプで設定可能。ディレイタイプ自体は、ディレイの数や接続のタイプ
Single Delay:スタンダードなモノラルペダルタイプのディレイ
Dual Delay:パラレルステレオディレイ
TwoTap Delay:シングルディレイを基にしたステレオディレイ。ピンポンディレイなどに最適。
Serial TwoTap Delay:上記TwoTap Delayを直列に2つ配置
Rhythm Delay:4つのディレイをパラレルに配置
Quad Delay:4つのディレイをパラレルに配置し、Feedbackを共通に動作させる
Legacy Delay:初期ファームウェアに設定されたディレイ。TwoTap Delayのフィルターがバンドパスフィルターとなっている

ピッチシフターディレイ
ディレイとピッチシフトを合わせて1モジュールとして使用
このモジュールで使用されるピッチシフトタイプは3タイプ
・Chromaticタイプ:Chromatic Pitchがディレイのインプットに設置
・Harmonicタイプ:Harmonic Pitchがディレイのインプットに設置
・Crystalタイプ:リバースディレイの一種で、フィードバックにピッチを設置して幻想的な音を作る

以下がエフェクトタイプ
Crystal Delay:フィードパックループにCrrystalを設置したTwoTap Delay
Loop Pitch Delay:フィードバックループにChromatic Pitchを設置したTwoTap Delay
Frequency Shifter Delay:ピッチシフターではなくフリーケンシーシフターを使用したローファイディレイ
Dual Chromatic Delay / Dual Harmonic Delay:Deual Delayのインプットに個別のピッチシフターを設置。ChromaticタイプとHarmonicタイプのエフェクトがある
Dual Crystal Delay:Dual DelayのインプットにそれぞれCrystalを設置
Melofy Delay:4つのパラレルディレイのインプットに個別のピッチシフターを設置
Quad Chromatic Delay / Quad Harmonic Delay:4つのパラレルディレイのインプットにCromaticまたはHarmonicのピッチシフトを個別に設置

リバーブ
REVモジュールに設置するとTrail(スピルオーバー)が設定可能。エフェクト音のみの出力も可能。
Spring Reverb:1963年製Fender Reverb Tankのサウンドをベースにしたスプリングリバーブサウンド
Natural Reverb:癖の無いリバーブで、スモールルームからホールまで音を設定可能。フリーズも可能
Easy Reverb:Natural Reverbのパラメータを減らし、音作りをしやすくしたリバーブ
Echo Reverb:リバーブとディレイを組み合わせたエフェクト。Natural Reverbのプリディレイを2000msまで設定できるようにし、さらににフィードバックを設定可能に。
Cirrus Reverb:ナチュラルな残響の後にゆっくりと始まる長く幻想的なリバーブ
Formant Reverb:Cirrus Reverbにフォルマントフィルターを設置し、母音のような音に可変することでクワイアのようなサウンドを作る。
Ionosphere Reverb:Formant Reverbをベースにピッチシフターを加え、ピッチシフトしたリバーブの層が積み重なるサウンド。一般的なShimmer Reverbよりも重厚な音

エフェクトループ
エフェクトループに設置したエフェクトをエフェクトモジュールとして使用。1つのリグに1つまで。Stageのみ2つ設定可能。

こんな感じです。シェイパーは聞き慣れないかもしれませんが、上手く設定すると綺麗に倍音が前に出てきたりして面白いエフェクトです。「シャリーン」って音が「ジャリーン」になるような感じに設定できたりもしますし、なんかよく分からない変なフィルターがかかったファズみたいな音を作る事もできます。
ディレイとリバーブは特に、かなり力を入れてアップデートされてきたものなので、初期のものとは全く違ったサウンドになっています。

続いて、現行の「Head/Rack」モデルと「Stage」モデルの違いについて。これに関しては、「これからKemperを買おう」と考えている人にとっては細かすぎて分からないかもしれません。
これから買おうと思っている人向けの説明をするなら、これらの違いは「Stage」はパワーアンプ無しの「Head/Rack」に「Remote」が付いたもので、エフェクトループも2つある、というくらい。要は、内蔵のパワーアンプが必要ないのであれば、基本的に最も優れたKemperと言えるモデルです。つまり、フロアタイプの形状で問題なくて、パワーアンプも要らないならStage選べばOK、と言って良いかと思います。

では、細かな違いについてまとめました。


・電源/動作モードスイッチ
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Head/Rack:チキンノブの切り替えスイッチで電源/TUNER/BROWSER/PERFORM/PROFILERを切り替え
Stage:独立した電源ボタン、BROWSEモードボタン、PERFORMモードボタンがあり、BROWSEとPERFORM同時押しでPROFILERモード。TUNERモードはフットスイッチ

・メイン操作部
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ディスプレイ上下にあるTYPE、BROWSE、GAINは共通
SYSTEM、ROG、STORE、<PAGE>、LOCK、EXITボタンは共通
※Headのみ、4つのパラメータノブの設定をLEDで簡易表示。全モデルディスプレイに詳細数値は表示される。

Head/Rack:UNDO/REDOボタン、RIG選択ボタン(上下左右)、ON/OFF、COPY、PASTEボタン、RIG VOLUMEノブ
Stage:UNDO/REDOボタンはなし(プロファイリング時のアンドゥ/リドゥはMERGEボタンで可能、リグエディット時のアンドゥ/リドゥ操作はなし)、RIG選択はフットスイッチで行う。ON/OFFボタンはなし(各モジュールボタンで行う)、COPY、PASTEボタンはなし(別操作でコピーペースト機能は使用可能)、RIG VOLUMEノブはなし、AMPモジュールのVolumeを操作することで同様の動作が可能。
Staqgeのみ:MORPHボタンで基本サウンドとMORPHサウンド(事前に設定したパラメータへの移行)を切り替え可能。“スナップショット”のように使うことができる。Head/RackではRemoteやフットスイッチを使用する必要がある。

・モジュール(エフェクトやアンプブロック)操作部
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INPUT、A~D、AMP、CAB、X、MOD、DLY、REV、OUTPUTボタンは共通(DLYボタンのLEDはStageのみ1つ)、MASTER VOLUMEノブ

Head/Rackのみ:アンプ前モジュール(STOMP)、アンプモジュール(STACK)、アンプ後モジュール(EFFECTS)をそれぞれまとめて操作するボタン、およびアンプモジュールのEQボタン。
NOISE GATE、エフェクとパラメータノブ(DLY、REVノブはHead/Rackに共通、HeadのみMODノブがある。全て簡易アクセスで、全パラメータはディスプレイとパラメータノブで操作可能)、TAPボタン
StageではAMP/CABボタン同時押しでSTACKボタンと同じ操作が可能。EQセクションはStageでは別パラメータページに移行。エフェクトパラメータは各モジュールのディスプレイ/パラメータノブで操作する。TAPはフットスイッチ。

・入出力端子
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Head/Rack:電源、Input、Headphone、Main Out(ステレオアンバランス/GND LIFT付ステレオXLR)、Monitor Out(GND LIFTスイッチ)、Direct Out(GND LIFTスイッチ)、Return(アンバランスとGND LIFT付XLR)、Alternative Input、Speaker Out(POWERモデルのみ)、USB端子、USBメモリ端子(Rackはフロントに)、S/PDIF In/Out、MIDI In/Out/Thru、Switch/Pedal(2系統TRS)、NETWORK
Stage:電源、Input、Headphone、Main Out(ステレオアンバランス/ステレオXLR)、Monitor Out(ステレオアンバランス)、Send 1、Send 2、Return 1/2/3/4、USB端子、USBメモリ端子、S/PDIF In/Out、MIDI In/Out、Pedal 1/2/3/4(TRS)
それぞれの違い

  • GND LIFT

ead/Rackはそれぞれの物理スイッチがあるが、Stageはパラメータ設定でGND LIFTが可能

  • モニターアウト

Head/Rackはモノラルアウトで、Direct Outを使うことでステレオアウトが可能

  • エフェクトループ

Head/RackはMonitor Out/Direct OutをSENDとして使用可能、ReturnはとAlternative Inputをステレオリターンとして使用可能。
Stageは2系統のSENDと4系統のRETURNを組み合わせて使用可能。SEND1はDirect Outに設定可能。

  • MIDI

StageはOutとThru端子が共有

  • 外部コントロール

Head/Rackは2系統の端子それぞれにデュアルフットスイッチまたはEXPペダルを接続可能、およびNETWORK端子にRemoteを接続可能
Stageは4系統の端子それぞれにデュアルフットスイッチまたはEXPペダルを接続可能。

  • Profiler Remote

Head/Rackにのみ接続可能。Stageは本体のフットスイッチでRemoteの全機能を使用可能。

・その他機能

  • LOOPER

Head/RackはRemoteを接続しないとLOOPERの使用ができない。

  • EFFECT LOOPモジュール

Head/Rackはエフェクトループをモジュールに1つのみ割り当て可能、Stageは2つのLOOPモジュールを割り当て可能

  • Power Amp

Power HeadとPower Rackモデルのみ、600Wパワーアンプを内蔵し、スピーカーに直接接続可能
 
こんな感じです。すでに公式のマニュアルも出ていて、細かいところまで違いを調べることができました。
これ、改めて見ると現行モデル所有者が「買い換える」のも全然ありなモデルですね。特に持ち運びをするなら絶対に良いと思います。あと、最後にそれぞれの違いではなく共通すること、そして今ユーザーが一番楽しみにしている内容について。

・ファームウェアとエディタ
現在、Kemperの公式ファームウェアは6.0ですが、パブリックベータ版という形で、7.0が公開されました。また、Kemper Profiler Stageには最初から7.0のファームウェアがインストールされています。
このファームウェア7.0が、「ソフトウェアからのエフェクト操作」に対応したプログラムとなっていて、つまりエディタでの操作が可能なバージョンということになります。

では、エディタも来ているのか、というと、まだです。現在パブリックベータ版のRig Manager(ソフトウェア)でファームウェア7.0での動作に対応した2.3.1が公開されています。エディタが実装されるのはRig Manager3.0からということですので、エディタが実際に使えるまではもう少しかかりそうです。
Kemperでは以前から「2019年夏」ということを言っていて、現時点でまだ延期等の発表は無いので…まぁ、もうしばらく待ちましょう。ちなみにKemperの本拠であるドイツのノルトラインヴェストファーレン州の夏休みは7/15から8/27だそうです。
 
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