まさかのバージョン3です。
Ibanezから、新しいワウペダルが登場ですね。
WH10は、ジョン・フルシアンテの使用などでも有名な古いワウペダルです。
クラシックなインダクタを使った回路ではなく、OPAMPを使い、「オートワウをエクスプレッションペダルで制御する」ようなフィルタリングを用いた構造のワウです。なぜそんな回路となっているかというと、おそらくですが元々は単なる低価格化のためだと思います。
WH10はTS10やCP10と同様の10シリーズの1つとして作られたペダルです。最初のグレーモデルが発売されたのは1987年で、1993年ごろに筐体がブラックに変更され、最終的に96年まで製作されました。
その後、2009年にオリジナルWH10の人気、価格高騰などを受け、WH10V2が発売されます。
オリジナルモデルがプラスチック筐体だったのに対し、メタル筐体を用いて作られました。フィルタのかかりの強さを調整するDepthコントロールの操作性向上のためか、オリジナルが+6db~+20dBだったのに対し、V2では+6dB~+12dBへと変更されました。
そして今回、あらたにV3が登場です。オリジナルモデルの歴史をなぞるがごとく、グレー筐体がブラック筐体になってアップデートされました。
変更点はそれだけではありません。
オリジナルモデル、そしてV2へと受け継がれたGTR/BASS切り替えやDEPTHコントロールはもちろんあり、さらにBYPASSモード切替スイッチでバッファードバイパスとトゥルーバイパスを選択できるようになりました。GTR/BASSの周波数レンジはギターモードが350〜2.2kHz、ベースモードが175〜1.1kHzと、変更なしですね。
同時に、DRY OUT端子がなくなっています。かつてはチューナーなどを接続して使われることが多かった端子ですが、たしかに今は普通にペダルチューナー使うかクリップチューナーを使うことが多いので、必要ないことが多いかもしれません。
筐体はV2と同じアルミダイキャストです。なので重さは815gと一般的なワウよりちょっと軽いくらいとなっています。
ちなみに、オリジナルモデルやV2については以前のレビューを見てもらえればと思います。
toy-love.hatenablog.com
一時期WH10はものすごく高騰して、その後V2発売したら落ち着きました。そのV2も生産完了となり、あまり見かけなくなったなと思っていたらV3発売ということで、ちょっとびっくりしました。
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