2020年1月16日から19日にかけて、アメリカ、アナハイムで行われているNAMM SHOW。今年もいろいろ出てきているので、いくつかまとめてみたいと思います。
まず冒頭のLine6から。PODの名前が復活しました。
「Line6 POD Go」。
現在のHelixやHXとは違う名前ですが、同じシリーズの延長に位置するマルチエフェクターです。
HXエフェクトやレガシーエフェクト、アンプモデル、IRロードも可能となっています。
HX Stompが大きくなったようなスタイルのマルチエフェクターですね。
ディスプレイを見る限り、アンプモデルを含む9種類のエフェクトは同時使用可能っぽいですね。
POD GO Demo with Paul Hindmarsh | NAMM 2020
まだまだあります。
続いてはプラグインメーカーのNeural DSPから初のハードウェアモデルが登場。
フィンランドのプラグインメーカーで、Darkglassのプラグインを作っているところでもあります。
この「Neural DSP Quad Coretex」はKemperのようなアンプのキャプチャ機能「Neural Capture」を搭載し、Line6的なディスプレイを持つフロアタイプのモデルです。
これもかなり期待大のマルチエフェクターです。
Quad Cortex Rabea Massaad Beta Tones
逆に、ペダルからプラグインモデルを発売するメーカーも。Neunaber Audio Effectsからは同ブランドを代表するリバーブ、WETのプラグインバージョンが発表。
Electro-Harmonixは、なぜかビッグマフをプラグイン化。
こちらはソフトウェアだけでなくハードウェアも搭載。プリセットをロードしたりオーディオインターフェイスとして機能するハードウェアを使用してプラグインを動作させられます。
エレハモは他にもプリセットを強化した空間系、「Oceans12」なども発表しています。
JHS Pedalsはポールギルバートモデルのオーバードライブを発表
JHS Pedals PG-14 Paul Gilbert signature pedal
Nobelsは「新作」のオーバードライブを。復刻ではなく、ナチュラルになったバージョンとのこと。
VoxからはNutube搭載の歪み4機種。コンパクトサイズで中央にNutubeが入っています。
The Vox Stand - Walkthrough and Jams! - NAMM 2020
Ibanezはミニサイズのトレモロとフランジャー、そして「アナログとデジタルのハイブリッド」、つまりアナログディレイとデジタルディレイを両方搭載したディレイ「ES3」を発表
Ibanez ES2 Echo Shifter Demo - BestGuitarEffects.com
MXRはミニサイズのTimmyを発表。
独創的なエフェクターを製作するGamechanger Audioは「光学式スプリングリバーブペダル」、「The Light Pedal」を発表。
LIGHT PEDAL - Optical Spring Reverb System by Gamechanger | Audio
昨年エフェクターブランドとして新たな道を歩みはじめたteiscoからはオーバードライブとディストーションが。
さらにコンパクトオーディオインターフェイスが登場。
Walrus Audioからは新たな5タイプディレイペダル。
TECH21は超小型でアナログ回路、デジタル制御、MIDIでもコントロールできるPSAを。
さらにOrangeは、ペダルタイプの「Terror」シリーズ、つまりおそらく小型アンプヘッドを発表。
BluGuitarはアナログ回路、ナノチューブ100Wパワーアンプも搭載するマルチエフェクター「Amp X」を発表。
PRSのストラトタイプことSilver Skyには新たなカラーモデルが出たりしています。
昨年エディタとキャビを発表したKemperは、年末にエディタのβ版を公開し、今年は続けてキャビを発表しています。
こんな感じです。
個人的にはNeural DSPのペダルは楽しみです。あとOrangeの小型アンプ?はおもしろそう。フロア型アンプヘッドってなかなか普及しなかったんですが、昨年のケトナー以来かなり注目されつつあります。そこまで使いやすいかというと微妙なところもどうしてもあるので、どこまで一般的になるのかはちょっと注目しています。
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