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当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、一切関係がありません。

完全独立型パワーサプライまとめ 2021年版

エフェクトボードに配置するペダルに電源を供給する際に、無くてはならないのがパワーサプライです。
パワーサプライというと、用は電源周りのものなので1台のアダプターもパワーサプライに含まれますが、一般的に「パワーサプライ」と言えば、1台で複数のエフェクターに電源を供給できる機材を指すことが多いです。

パワーサプライには大きく分けて2種類のタイプがあります。独立型(オールアイソレート)かそうでないか。独立型とは、各電源出力が個別に絶縁(アイソレート)されていて、出力ごとに接続したエフェクターが他の出力に影響を及ぼさないものを言います。
例えばデジタルエフェクトとアナログエフェクトに同じパワーサプライから電源を供給する際、デジタルエフェクトからのノイズがアナログエフェクト側に影響し、出力にノイズが乗る、ということがあります。
また、一般的なセンターマイナスDC9Vのエフェクターと、センタープラスDC9Vで動くエフェクターを共存させる、という場合にも独立型のパワーサプライが必要になります。(独立していない場合、極性が異なる電源…もっと厳密に言えばグランド/アースの極が異なるエフェクターを同じパワーサプライから共存することはできません。)

こう書くと、非独立型の電源にメリットが無いように見えますが、独立させていないタイプのパワーサプライにはより小型化や大出力化が望める、といった利点ももちろんあります。例えばミニサイズに多数のエフェクターを接続でき、大容量出力も出来るとして人気の高いOne Control Distroは非独立型ですが、その利点を生かしたモデルとも言えます。

つまり、ボードの構成や接続するエフェクトなどに合わせて電源を選ぶのが最も良いのですが、今回はその中から完全独立型(全ての出力がアイソレートされているもの)をまとめてみたいと思います。

toy-love.hatenablog.com
ちなみに、2018年にも当時のモデルを元に同様の記事を載せていますので、今回は2021年版としてまとめたいと思います。

独立型のパワーサプライを見る上でのポイントを先に簡単にまとめます。

  1. 出力の個数
  2. 各出力の電圧設定と電流容量
  3. 最大電流容量

まず出力の個数。これはそのまんま、いくつアウトプットがあるか、です。最近のモデルであれば、だいたいどの出力からもセンターマイナスDC9Vが出せますので、それで使うエフェクターの数に合わせたものを選ぶのが良いと思います。
次に各出力の電圧設定と電流容量ですが、これもそのまま、1つの出力の電圧と電流です。例えば9V/300mAという場合、その出力はセンターマイナスDC9Vの電圧で、最大300mAまでの電流を出力できるものです。中には9Vと12Vを切り替えられるようなものもあります。
最後に最大電流容量ですが、これは各出力ではなくパワーサプライ全体で出力できる電流です。例えば、9V/500mAの出力が6個ありますが、最大は2Aまでですよ、というもの。これは各アウトプット自体は、最大500mAまでに対応していますが、全てのアウトプットで500mAを出力すると3A(500×6=3000ですね)になります。ですが、パワーサプライ全体では2Aまでしか供給できませんので、実際に使うエフェクターの組み合わせを考えて使いましょう、というものです。これが書かれていない場合は、各出力の最大まで全て使える、と考えて良いと思います。

ではいってみましょう。
※ブランド名順に掲載します。

ART

8つのDC出力を搭載した独立型のパワーサプライです。
出力1は9V、または4~9Vに調整できる100mAアウトとなっています。
残りは全て9V/12Vの切り替えが可能で、5つは100mA、2つが250mA。
そして最後にUSB A端子から5VのUSBアウト(最大10W)を出力できます。

CAJ DC/DC Station

本体には500mAの大出力アウトプットが2つ、100mAのアウトプットが6つ搭載。また、Link端子を通すことでもう1台のDC/DC Stationに接続してより大型のボードに電源を供給することができます。
右側にあるデジタルメーターは電圧をモニタリングするメーターとなっています。

Fender Engine Roomシリーズ

Fenderのオールアイソレートパワーサプライです。3つのモデルがあります。

Engine Room LVL12」は12の出力を持つモデル。9V/500mAが10個、9/12/18V切り替えができる500mA出力が2つ、およびUSBの5V/2.4A出力を1つ、USB-C 18W出力を1つ持つ大型モデル。
背面に100-240V・50/60Hz、最大1.6AまでのACアウト(IEC3極コンセント)もあります。

Engine Room LVL8」は8つのDCアウトを搭載。9V/500mAが6個、9/12/18V切り替えができる500mA出力が2つ、およびUSBAとUSB-C電源端子を搭載。


Engine Room LVL5」は5つの9V/500mA端子を搭載したコンパクトなモデルです。

LILT ISP12

  • 5x DC9V/150mA
  • 1x DC9V/350mA
  • 2x DC9V/500mA
  • 2x DC9V/12V 350mA
  • 1x DC9V/18V 150mA
  • 1x DC4V~15V 150mA

の出力を持つモデル。全てセンターマイナスです。

LILT USP15

上記モデルと同じサイズながら配置を変えて15の出力を搭載。

  • 7x DC9V/150mA
  • 2x DC9V/350mA
  • 2x DC9V/500mA
  • 2x DC9V/12V 350mA
  • 1x DC9V/18V 150mA
  • 1x DC4V~9V 150mA

となっています。

MXR M238 Iso-Brick

2018の記事でも載せた定番モデル。
100mA、9V出力が2つ、300mA、9V出力が2つ、450mA、9V出力が2つ、250mA、18V出力が2つ、250mAで6〜15Vで調整出来る出力が2つ搭載されています。

MXR Mini ISO Brick

4系統の9VDC / 300mAの出力と9V・18V切り替え / 800mAの大容量出力を1つ搭載したコンパクトバージョンです。

Strymon Ojai

2018にも載せた、人気のエフェクターブランド、Strymonのパワーサプライです。

Strymon Ojai-X

上記Strymon Ojaiに追加して出力を増設できるパワーサプライです。9V、500mAを5つ搭載。

Strymon Ojai-R30

より多くの電圧に対応したモデルです。9V、500mAが3つ、9/12/18V、500mAの出力が2つとなったモデルです。

Strymon Zuma R300

より大型モデル。出力は5つ。4つの9Vアウトと、1つの9/12/18V切り替えスイッチのついたDCアウト。9Vアウトはすべて500mAの大容量となっており、切り替え式のアウトは9Vなら500mA、12Vなら375mA、18Vなら250mAとなります。24V /1500mAの出力も搭載し、Ojaiなどに電源を供給することも可能です。

Vital Audio VA-08 Mk-II

最も定番と呼べるモデルの1つ。9V、500mA出力が6つ、9V/12V/18Vを切り替える800mAまでの出力が2つとなっています。全体の上限は2000mAまでとなります。

VitalAudio POWER CARRIER VA-12

より大型の独立型モデルです。出力は12個。うち9個がDC9Vで、3つは9/12/18V切り替え可能。
9V固定の出力はそれぞれ300mA。9/12/18V切り替えの出力は500mAとなっています。全体の合計は3000mAまでとなります。

SOUND SPRITE Vital Audio VA-08 MKII MOD

異色モデルなのでこの位置に載せています。
定番モデル、VA-08 MKII を元にモディファイを施したモデル。機能は変わりませんが、内部に特殊セラミックを塗布するモディファイを行う事で、「さらなるローノイズ化」を実現し、ハイファイ化したサウンドとなる、というモデルです。

Vivie ClearPower-VI

人気の国産エフェクターブランド、Vivieのパワーサプライです。
出力は6つ。うち2つが500mA、4つは100mAまでとなっていて、全体の合計が800mAまでとなっています。うち1つは9/18Vの100mAとなっています。
 
ということで、比較的新しいものを中心に、定番として使われているのをよく見かけるモデルも含めたまとめです。
ミニペダルでもデジタルで300mAとかが当たり前になったり、小さめのマルチがボードに入っていたりすることも多いこの頃。独立型のパワーサプライはより需要を高めていくのではと思います。
 
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