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RATを新たに再解釈して生まれたカッティングができるRAT!?「idea sound product IDEA-RTX ver.1」!レビューします。

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クラシックディストーションの定番、ProCo Ratを再解釈して作られた話題のディストーション「idea Sound Product IDEA-RTX ver.1」、レビューします。

idea sound productらしい、現代とヴィンテージの風合いが溶け合ったペダルです。
ではいってみましょう。

idea Sound Product IDEA-RTX ver.1

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こちらがRTX ver.1
3つのコントロールと3モードスイッチを備えたディストーションです。コントロールは左からVolume、Tone、Gain。3モードスイッチはゲイン切り替えで、上が通常のRatに近いミドルゲイン、中央がさらなるハイゲイン、下がローゲインモードとなります。

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フットスイッチにはスイッチハットが取り付けられています。踏みやすい。

f:id:toy_love:20210606033523j:plain
内部はこんな感じ。クリッピングと思われるLEDや、カーボンコンポジット抵抗などを使用して作られています。

ではレビューを。

  • 操作性

スタンダードな形です。3モードスイッチも分かりやすいので、難しいことは何もありません。ノブにラベルが無いですが、配置も一般的な形となっていて、特に迷うことはなく自然に使えると思います。

  • サウンドレポート

いくつか音を録ってみました。ゲインがいろいろ切り替えられるので、まずはローゲインモードでのサウンドから。

ローゲインモード+クランチアンプ

ノブ:Level:1時、Tone:1時半、Drive:3時
モード:下(ローゲイン)
ギター:Fender USA American Vintage 57 Strat
ピックアップ:リア
アンプ:Kemper Profiler
リグ:Marshall Studio Vintage 20(クランチ)
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クランチ程度のプレキシ系サウンドにローゲイン設定のサウンドです。ローゲインですが、ノブはゲイン高めにしています。ノブを下げればほぼクリーンまでいけます。
最初はOFFでアンプのみの音。そこからONにしていますが、全体的なゲインはほぼ変わっていないのが分かると思います。
コンプレッションが強くなっていて、サステインも少し伸びている程度のローゲインサウンド。ディストーションというよりもゲインブースト的な音です。こうして録るとちょっと分かりにくいんですが、弾くとこのちょっとの違いが大きいんですよね。
あとカッティングがすっごくやりやすくなります。音が速い、つまりミュートも速いです。リアルタイム感がすごい。ディストーションってちょっと響くというか、粘るというか、音を止めたときに余韻があったりして、それも味わいの一つなんですが、このペダルに関してはそこの応答がものすごく早いです。弾けば音が出て、止めると止まる。当たり前なんですが、そのリアルさ、敏感さがとても高い、かといって使いにくいことも全くないサウンドです。

次はミドルゲインというか、オリジナルRATに近いゲインのモードです。

ミドルゲインモード+クリーンアンプ

ノブ:Level:1時、Tone:12時半、Drive:12時
モード:上(ミッドゲイン)
ギター:Fender USA American Vintage 57 Strat
ピックアップ:リア
アンプ:Kemper Profiler
リグ:Cornell Romany Plus
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最もRATに近いゲインレンジで、RAT感の強いモードです。ゲインは12時、他もほぼ12時付近をベースに、ちょっとだけアンプとギターに合わせて微調整をしたセッティングです。RATはRATでも、初期RAT。それをもう少しidea sound productっぽく仕上げたような感じ。
具体的には、ちょっとだけざらつくファズ感が強めです。同ブランドのペダルに共通する、ジャリっとした風合いが出ています。一番スタンダードで分かりやすいと思ってストラトで弾きましたが、ジャズマスとかで弾くとさらにその特性が強まります。ここは人によって合う合わないはあるかと思いますが、ブランド全体の個性という感じ。
そしてこのモードでもやはり応答性の高さというか早さは変わらず。カッティングとの相性がすごい良い。ミュートでザクザク刻むよりもカッティングでリズミックに行く方が向いている感じはしました。
ゲイン12時にしてますが、このまま少しゲインを絞っても良いです。リリースカットピアノと合わせたタイトなカッティングとかにも向いていると思います。音的にはちょっとファズよりでクラシックなんですけど、音自体が今のロックです。上で書いた現代とヴィンテージの融合とはそういう意味です。
で、このモードというか、まぁ全体に共通するんですが、ゲインへの応答性も高いです。どういう感じかというと……

ミドルゲインモード+クリーンアンプ(ゲインの応答性)

ノブ:Level:1時、Tone:12時半、Drive:12時
モード:上(ミッドゲイン)
ギター:Fender USA American Vintage 57 Strat
ピックアップ:リア
アンプ:Kemper Profiler
リグ:Cornell Romany Plus
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一つ前のサンプルと全く同じ設定、全く同じアンプです。アルペジオでピッキングの強さだけを変えての音。これだけゲインが簡単に手元でコントロールできます。これはオリジナルRATでは無理ですね。一昔前のディストーションではほとんどできないことです。今のディストーションならではですね。

ハイゲインモードも面白いです。

ハイゲインモード+クリーンアンプ

ノブ:Level:1時、Tone:2時半、Drive:2時
モード:中央(ハイゲイン)
ギター:Fender USA American Vintage 57 Strat
ピックアップ:リア
アンプ:Kemper Profiler
リグ:Marshall JCM2000 Bch
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マーシャルのクリーンに合わせてみました。ゲインはかなり高めです。
このモードではとにかくゲインを稼ぐという感じ。ハイゲインですがメタル系の歪みではなく、むしろクラシックロックの延長にあるようなサウンド。コンプレッションががっしりかかってて、でもエッジはそこまででもない感じ。重たい音です。でもマフとも違う。
RATの限界を超えた音が欲しい時に使えそうなサウンドですね。
で、このペダルの注釈にもあるんですが、このモードでノブを高く設定すると発振します。こんな感じに……

ハイゲインモード 発振

ノブ:Level:1時、Tone:4時、Drive:3時
モード:中央(ハイゲイン)
ギター:Fender USA American Vintage 57 Strat
ピックアップ:リア
アンプ:Kemper Profiler
リグ:Orange Brent Hinds Terror
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無音時に「ピーーーー」と音が出ます。それを利用すればガレージロック風味に使ったりも出来ます。発振はギター等の組み合わせによってどう出るかは異なると思いますが、ストラトではこのゲイン3時の設定が最も発振が大きく、最大まで行くと逆にちょっと小さくなります(でも発振はしてます。)
これはいろいろなピックアップやギターと組み合わせても十分なゲインや調整範囲を確保するためで、通常はほぼ間違いなく発振しないよう調整範囲を削るところですが、そうではなくあえて残したところが面白い。あとこうして発振までするところを見ても、ハイゲインモードがどれだけ強引に限界を超えた音を出しているかというのも分かると思います。

ファズに近いけどファズまでいかない、でもファズ…とくにオクターブファズのオクターブOFFモードみたいなゴワゴワ系の音でありつつ、同時に十分に扱いやすい音がハイゲインモードのサウンドという感じです。
 
というわけで、「idea Sound Product IDEA-RTX ver.1」のレビューでした。
面白いし、使いやすいし、個性的なペダルです。
ディストーションとファズの間にあるようなペダルで、RATの面影も色濃く残しつつ、全く別の次元のペダルだと思います。


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