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BOSSの”シンセギター”「EURUS GS-1」と、ワイヤレスEXP「EV-1-WL」、そしてBOSSの新たなギグバッグ「EG-10」「EG-20」

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すでに話題にもなっているので知っている人も多いと思いますが、BOSSがギターを発表しています。
モデル名は「EURUS GS-1」。

BOSS、というかRolandはGK-3ピックアップとGR-55などのギターシンセシステムを制作しています。
そしてBOSSブランドではSY-1000で、GKピックアップありはもちろん、なくてもシンセサウンドが作れるギターシンセを開発したりしていました。

つまりもともとギターシンセには力を入れている、というかギターシンセというジャンルでは世界一なのがRoland/BOSSです。
そんな中発表された「EURUS GS-1」は、ギター自体にシンセを内蔵してしまったモデル。いわばシンセギターみたいな感じです。

ギターとシンセの融合。それ自体は1980年代からありました。有名なCASIO DG-1など、「ギターのようにプレイできるシンセ」を目指したものは多くありましたが、結局現時点でうまく形になったものは無かったと言って良いと思います。
最も完成形に近いのが上記のGKピックアップを用いたシステムで、ギター自体をシンセの入力装置として、シンセエンジンは別途ハードウェアを用いる、というスタイルです。

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「BOSS EURUS GS-1」はストラトタイプのシェイプを持つ、完全なエレキギターであり、同時にシンセです。外部シンセエンジンは不要です。
ボディはアルダー。カラーはブラックのみ。
Cシェイプサテン仕上げのメイプルネックに、インディアンローズウッドを用いたコンパウンドラディアス指板でミディアムジャンボ24F仕様。
ピックアップは専用のEURUS Humbuckerを搭載。
コントロールノブはMaster Volume、Guitar Tone、Synth CTL、Synch Memory、5WayスイッチとModeスイッチ、Bluetoothボタンとなっています。
ブリッジはGotoh 510T-FE1のシンクロナイズドトレモロで、ペグはGotoh SG381-MGT-07-L6ロックペグです。

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ギターとシンセは個別にアウトプットがあります。スイッチでどっちを使うかは切り替え可能。あとUSB端子もあります。ファームウェアアップデートができます。
シンセ部は単3電池4本を使用。スタンダードなセンターマイナスDC9Vアダプターでの動作も可能。
昨今の「パワードギター」はリチウムイオンとかで充電式にしてしまうことが多いですが、汎用電池にしているのがBOSSらしいところ。単3を4本はちょっと重さがありはしますが、汎用なのでいつでも使えるのは良いところです。新品電池で9時間程度の動作が可能です。

シンセのサウンドはBluetoothでエディタと接続して設定。本体のSYNTH CTLノブに好きなパラメータを設定しておくことで、演奏中に操作もできます。また6モードのプリセットノブを使って音を切り替えることもできます。

現状ではこのくらいの情報しかまだありません。

ただ、今回珍しいことが起きています。それはモデル名が付いていること。
いや、どんなプロダクトでもモデル名あるでしょってのは確かにそうなんですけど、BOSSやRolandのギター機材って、モデル名が「内容説明か記号」であることがほとんどです。
例えばかつて2012年にRolandがFenderとコラボで発売したGK内蔵ストラトは「VG Stratocaster」。
toy-love.hatenablog.com

2017年のBOSSとStrandbergコラボモデルは「BOSS V-BDN VG-Strandberg」。
toy-love.hatenablog.com


そして、Rolandの機材の多くは、このようにどちらかというと硬いというか、型番的なモデル名が付けられています。
今回のモデルは「EURUS GS-1」。
EURUSはギリシャ神話に出てくる東風の神で、東から暖気や雨を運んでくるということ。冒頭のイメージからも極東から新たな風を運びたいという思いなのかなと思ったりします。
東風そのものの意味だったり、焼け焦げたとか燃えがらみたいな意味もあるんですけど、そっちじゃないと思います。(ボディが黒しかないのはまさか・・・とかw)

ただ、Rolandではこういう「モデル名」が付けられているものがあります。それが「シンセ」です。
例えばRolandのアナログモデリングシンセはJupiter、デジタルワークステーションシンセはFantom、ウィンドシンセはAerophone
つまり、Roland/BOSSは、「シンセ」にのみ、モデル名がつきます。
ということは「EURUS GS-1」は、完全なシンセである、というRoland/BOSSからの意味が込められているのでは、と思います。

そしてまた、新たな操作性というか、システムの形の構築への意図も感じられます。
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こちらは新たに発表されたMIDIエクスプレッションペダル「EV-1-WL」。
BOSSは以前からワイヤレスMIDIとして使えるWL-30などを発売しています。モデル名から見ても、これが同じシリーズだということはイメージできますね。
USB端子もあり、USB-MIDIとしても使えるエクスプレッションペダル。「EURUS GS-1」はもちろん、ヘッドフォン型のWAZA-AIRやデスクトップアンプKATANA-AIRにも対応していて、他にもBluetooth MIDI操作ができるものに使えます。
BOSSはすでにギターワイヤレスWL-50なども発売していますが、これらを合わせることで全てワイヤレスで、ワイヤレスオーディオ、ワイヤレスMIDI、Bluetooth操作を組み合わせた操作系というものも考えているのでは、と思います。で、ギターはシンセにもなる。
ワイヤレスっていうと、「ステージ上を自由に動ける」というのはもちろん以前からあるとおりですが、もう1つが「自宅での自由かつ高い操作性」が挙げられます。
煩雑になりがちな自宅でのケーブル周りをなくすことができれば、それは非常に便利です。ワイヤレスMIDIコントローラーにあえてUSB MIDIを入れていることからも、DTMまわりで使うことも想定しつつ、同時にステージでももちろん自由に使える環境を構築したいのでは、と思いました。

そしてもう1つ。
7/30発売予定のBOSSギグバッグEG-20EG-10
「EURUS GS-1」にも「ギグバッグ」が付属しますが、これはおそらくシンプルなものではないかと思います。このタイミングであえて本格的なギグバッグを発売したのも、「EURUS GS-1」の想定が少し見えるように思います。
もちろん普通のギターを入れて使うこともできるもので、撥水性にすぐれ、ネックレストもある本格的なものです。

これらを合わせて、BOSSが考えていること。ギターという楽器を中心としたシステムを、さらにシンセやDTMでもより使いやすくしたい、という思いがあるのではないかと感じました。


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