1991年に設立され、2000年代には世界で最も影響力のあるエフェクターブランドの1つとなったFulltone。
現在では一般的となったトゥルーバイパスを普及させたのもFulltoneといえば、どれだけ影響力があったかわかるかと思います。
そんなFulltoneは、2022年にブランドの終了を発表しましたが、2023年に復活を発表。
長年にわたりカリフォルニアで生産を続けてきたFulltoneですが、カリフォルニアでの事業は現在終了しています。Jackson Audioの協力により、新たに「Fulltone USA」という名前となり、2024年、本格的に再始動を果たしました。現在も創業者のマイク・フラーが開発を行っています。
そんなFulltone、改めてラインナップをまとめてみましょう。
フルトーンを代表するTS系オーバードライブペダル、Fulltone Full-Driveシリーズのドライブ部だけをコンパクト化したペダルですね。
フルドライブは、最初期の90年代からブースト付オーバードライブでした。
最初は3ノブで、ブーストレベルが固定されたタイプ、その後「Full Drive 2」の名前になりブーストノブがつきました。2018年に発売されたFulltone Full-Drive 1はブーストのないコンパクトなスタイルとなっています。コントロールはVolume、Tone、Overdrive、CC/V/FMの3モードスイッチを備えています。スイッチはそれぞれコンプカット、ヴィンテージ、フラットミッドを表しています。
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フルトーンを代表するオーバードライブの1つ、Full Drive 2のV2バージョンです。
Volume、Tone、Drive1、Drive2コントロールを搭載。右のフットスイッチでDrive2に切り替えることができます。またCC/FM/HCスイッチとWideスイッチを搭載。
CC/FM/HCスイッチはクリッピング切り替えで、コンプカット(クリップなし)、フラットミッド(クリップあり、ミッドがフラットなTS)、ハーフクリップを選択できます。
もちろん9-18Vで駆動します。
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Volume、Tone、Overdrive、Boostコントロール、および90s/Comp Cut/Wide Asymのクリッピング切替と、ブーストのPre/Postスイッチを搭載し、さらにDynamicsという小さなノブを追加したペダルです。Dynamicsはブースト時のレンジを調整するもので、ゲルマニウムダイオードを使ってクリッピングを行うことでよりダーティなブーストも可能というもの。
ブーストは個別に使用することも可能です。
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Fulltoneを代表するもう1つのオーバードライブ、OCD(OBSESSIVE COMPULSIVE DRIVE)。こちらはその初期モデルV1.4を復活させたモデルです。
Volume、Drive、ToneコントロールとHP/LPスイッチを搭載。
MOSFETをクリッピングに使用し、アンプライクな応答性を持つオーバードライブです。
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V2では、V1.7を基本としながらサウンドをリファイン。内部にはトゥルーバイパスとエンハンスドバイパスの切り替えスイッチを搭載。エンハンスドバイパスとは、FETバッファを通すバッファードバイパスのことです。
Volume、Tone、DriveとHP/LP切り替えスイッチ。HPはローエンドが太くゲインも高いモード、LPはよりナチュラルでオープンなモードとなっています。
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これは最初期のOCDのゲルマニウムダイオードサウンドを復活させたモデル。Volume、Tone、DriveコントロールとHP/LP切り替えスイッチ。
さらに、バイパスモード切り替えスイッチも搭載。トゥルーバイパスとバッファードバイパスを切り替えることができます。
駆動は9~18Vまで。18Vでより広いヘッドルームのサウンドを作る事もできます。
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もともとは2010年に発売されたオーバードライブです。
デュアルステージのクリッピング回路で、オーバードライブからディストーションまでをカバーするペダルです。
コントロールはVolume、Soft-Clip、Hard-Clip、TrebleとBassスイッチとなっています。
オーバードライブスタイルのソフトクリップと、ディストーションらしいハードクリップを個別にコントロールして組み合わせ、歪みを調整することができるペダルです。
MkIIでは音色もTrebelとMIN/HALF/MAXの3モードBassスイッチでより細かく調整できるようになりました。
コントロールが増えただけでなく、以前のモデルからインプットインピーダンスを高め、ダイナミクスが拡げられているということです。
9-18Vアダプター対応です。
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マイク・フラーが気に入っているというLAのメキシカンレストラン、Mas Maloからそのままモデル名を取ったというモデルです。
NOSのBC184Cを搭載したディスクリート回路のペダルで、V、D、C、H(Volume、Distortion、Color、Heat)コントロールを搭載。Dノブは12時あたりでオーバードライブ、3時を越えるとファズサウンドになるということです。Cは反時計回りでダークなトーン、時計回りで低域をカットするようなブライトサウンドになるということです。そしてHノブはBC184Cトランジスタのゲインコントロールで、Dノブと組み合わせることで歪みをコントロール。
ジミーペイジのクランチからギルモアのリードまで、基本的にクラシックなトーンで、広く音を作ることができるペダルですね。
9〜18Vアダプター、または9V電池で駆動します。
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ミニサイズのブーストペダルです。コントロールはGainとDynamics。
Full-Drive3のブーストセクションを独立させたペダルです。
JFETオペアンプでブースト。JFETバッファードバイパスとなります。
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ゲルマニウムトランジスタのファズフェイス系ペダルです。コントロールはVolume、Fuzz、Contour、Input。内部にBiasトリムポットがあります。
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シリコントランジスタのファズフェイス系です。コントロールはオリジナルファズフェイスのVolumeとFuzzに加え、ミッドレンジを調整するMidsコントロールがあります。
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オクターブファズですね。タイコブレアのオクタヴィアを再現したペダルです。タイコブレアのオクタヴィアはトランスを用いた反転回路でオクターブ上を加えます。
コントロールはVolime、BoostとOcta/Fuzz切り替えスイッチがあります。
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トーンベンダー系ですね。コントロールはVolume、Tone、Dirt。ベースとなっているのはSola Soundによって60年代後半〜70年代前半に作られたVox Series III ToneBender。いわゆるMk3とよばれる3ノブスタイルのモデルです。ゲルマニウムトランジスタを使用したファズです。
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ユニヴァイブ系ペダルですね。コントロールは、Volume、Intensityと、コーラス/ヴァイブの切替スイッチ、モダン/ヴィンテージの切替スイッチ。そして右下のSpeedノブです。Speedは足でコントロールできるようになっています。
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半止めワウサウンドを作るフィルターペダルです。
Wacked、Jimi、Shaftの3モードスイッチを搭載したフィルターペダルです。Volumeコントロールと足でワウペダルのようにコントロールできるFrequencyコントロールを搭載します。インプット、アウトプットに加え、エクスプレッションペダル端子も搭載。スタンダードなワウペダルのように使うことも出来ます。
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