今月の「きになる」2011年12月編 - きになるおもちゃ -ギター・エフェクター・アンプ・DTM関連の情報サイト-

まさに「激動」だった2011年も、今日で最終日です。年間のニュースのまとめ等を見てみると、国内でも世界でも、本当にいろいろなことが起きた1年だったと思います。
様々なことがありましたが、やはり最も忘れることができないのは3月11日のことだと思います。あえて語ることもないと思ってましたが、ちょっとだけ当時のことを振り返ると、その前日あたりから細かい揺れが多かったのもあって、揺れ始めは震度3程度のものなのかな、と思っていたんですがまったく揺れが治まる気配がなく、だんだんひどくなっていって驚いたのを覚えています。
慌てて外に出て、電柱を見て「これ折れたりしないかな」なんて思ったりしていました。そのうちやたら激しくなってきて、何か笑うしかない状況でした。ただそういう、徐々に大きくなっていった揺れだったので、小学生の時に体験した阪神の震災の揺れの方が（体験した震度は2くらい少なかったんですが）急な揺れで驚きが大きかったように思います。実際、揺れ自体は大きかったものの、それにともなう被害は阪神の時に比べるとかなり小さかったと聞いています。
その後は、そのまま停電してしまい、大変難儀な思いをしました。18時を過ぎると部屋の中は真っ暗で、どうしようもなくてベッドで寝ていました。朝までにも何度も揺れるし、どうせすぐ直るだろうと思ってた停電も一向に直らないし寒いしで不思議な感覚でした。携帯も電池が切れる前に先に電波が無くなってしまい、一切の情報が遮断された状態でした。私は内陸の方に居たので、とんでもない津波が来たことを知ったのは次の日、電気も情報も無い中、寒い部屋を出て暖かい車のナビでTVを見たときでした。そのときもまだ現実味は無くて、映画か何かを見ているような感覚でTVを見ていました。現場から100kmくらいしか離れてなかったんですけどね。
ガソリン入れるのに2時間くらい並んだとか、朝ゴミ出しに行ったところにある家屋の瓦が大量に落ちていて、時間が違ってたらヤバかったとゾっとしたとか、停電の中、非常灯で営業してるコンビニがすごかったとか、タバコが売って無くて困ったとか、お店が軒並み早く閉店する中、ほか弁が遅くまで営業してて助かったとか、私が体験した非日常なことはそれくらいでした。ただ、今考えると地震直後の停電中、辺り一帯に「何」とは言えない、木くずと土が混ざったような匂いが漂っていたような気がします。あれが何だったのかは未だよく分かりません。結局12日の夜中に電気と携帯は復旧し、文明開化なんじゃないかと思うほど電気のありがたみを感じました。
そんな感じで、私自身はたいしたことなかったんですが、心配してくださった方もいらっしゃったようで、本当にありがとうございます。また、これから復興がさらに進んでいくことを願ってやみません。

まぁ、あんまりしんみりしても仕方ないので、2011年最後の、今月の「きになる」いってみましょう！