IK Multimediaのアンプ・歪みエフェクターモデリング/シミュレーターやエフェクトを収録するTONEXシリーズに、ミニサイズのペダルが登場です。
コントロールは、大きなノブがVOL/GAIN、小さなノブがTREBLE、MID、BASSまたはGATE、COMP、REVERBノブとなっています。
まず、本体には最大20種類のプリセットを保存することができ、それらを付属ソフトウェアで管理できます。
ただし、セットアップを行わずにペダル単体で使うことができるのは最大で3種類のプリセットとなります(フットスイッチだけで選べるのは最大2つ)。
本体にはA/Bデュアルとストンプの2つの動作モードがあります。A/Bデュアルモードでは常時ONとなり2つのプリセットをフットスイッチで切り替え、ストンプモードはプリセットは1つで、フットスイッチでON/OFFを切り替えます。このモードのA/Bで2つ、ストンプで1つで合計3プリセットという形です。
1つのプリセットの中にはアンプまたは歪みエフェクターのシミュレートが可能。TONEXソフトウェアでリアル機材をキャプチャしたものや、それらが共有されたもの、または公式のモデリングなどをそれぞれ1つのプリセットとして使うことができます。
さらに本体にはリバーブ、コンプレッサー、ノイズゲート、3バンドEQが入っていて、これらも同時に使うことができます。またチューナーも入っています。
プリセットごとにノブカラーを変えることもできます。ノブカラーはグリーン、アンバー、ブルー、ピンク、パープルから選べます。
USBでPC/Macと接続し、これらのプリセットなどをソフトウェアで管理したり、USBオーディオインターフェースとして出力することができます。
アウトプット端子はTRSステレオに対応し、ステレオアウトも可能です。ヘッドフォンアウトとして使うこともできます。
本体のセットアップではA/Bデュアルとストンプモードの切り替え、保存した20のプリセットのうちどのプリセットを使用するかの選択(A/Bモードの2つとストンプモードの1つ、合計3つを選択。)、キャビネットシミュレーター(IR)バイパス、インプットボリューム、グローバルボリュームを設定できます。
内部のエフェクトの接続順は、ノイズゲート→コンプレッサー→EQ→アンプモデル(プリセット)→EQ→コンプレッサー→リバーブとなっています。
EQ、コンプの接続位置や追加パラメータについてはエディタソフトウェアから設定します。
TONEX Pedalと比べて、サイズはこれくらい違います。
また、機能面での違いとしては、TONEX Pedalが150プリセットで5種類のリバーブやPresence、Depthコントロールがあるのに対し、TONEX Oneは保存できるプリセット数やリバーブの種類などが違います。
また、TONEX PedalはMIDI操作に対応し、外部コントロールの接続も可能。購入時に付属するトーンモデルの数が1100に対してTONEX Oneは212となっています。
付属ソフトウェアにも違いがあり、TONEX PedalはTONEX MAXとAmplitube 5が付属。
TONEX OneはTONEX SEとAmpliTube 5 SEが付属しています。
かなり面白いペダルだと思います。ハードウェアとしての機能を制限しつつメインのプリセット(トーンモデル)はフルで使える小型モデル、という意味ではKemper Profiler Playerみたいな立ち位置と見ることもできそうですね。
トーンキャプチャなどの機能をソフトウェア側に分離しているのはTONEXシリーズの特徴でもありますね。
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