リバーブ。音に奥行きや立体感を付けたり、楽曲の中でパートを馴染ませるようなスタンダードな効果から、より幻想的で異世界のようなサウンドまで、リバーブは様々な効果を持つエフェクトです。
そんな様々なリバーブサウンドを1台にまとめ、プリセットを保存したりすることのできる多機能なリバーブペダル。
長年発売されている定番モデルも多くあります。
例えばStrymon BigSkyやEventide Space、TC Electronic Hall Of Fame 2などは定番として知られています。
今回は新しいモデルがどんなペダルが出ているかをまとめてみました。2020年以降に発売された多機能リバーブペダル。マルチエフェクターは除いた、単体で基本的にリバーブで構成されるモデルを載せていきます。
では、いってみましょう。
※ブランド名順に載せていきます。
Alexander Pedals History Lesson Volume 3
モジュレーションチェンバーリバーブのMOD、シマーのSHIM、ダーティフィルターをかけたLOFI、ブライトなPLATE、スプリングライクなSPRING、BBDエコーリバーブをベースにしたANALOGとなっています。
コントロールはREVERB、SPACE、MIX、TEWAKで、SELECTボタンを押しながらMIXノブをまわして音量調整もできます。
MIDIにも対応、プリセットも保存でき、トレイルも可能となっています。
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Alexander Pedals Sky 5000
各ノブは2つの役割があり、Hold Altボタンで()内のモードとなります。
リバーブは「時間が経つにつれてエフェクト効果の強度が上がる」スロー・ビルディングリバーブ、オクターブ上を加えられる+1モード、そしてオクターブ下を加える-1モードを選択可能。
ディレイはデジタルディレイ、BBDディレイ、オイル缶エコーのサウンドを選択可能です。
フットスイッチは右がON/OFFまたはプリセットの保存・呼び出し。左がタップテンポまたはランプ(リバーブの上昇)となっています。
シンプルなコンパクトペダルスタイルで、操作感も難しくない、それでいて十分な機能を備えたディレイ・リバーブペダルです。
Chase Bliss Audio CXM 1978
スタジオリバーブの定番として知られるLexiconが1978年に発売された初期のデジタルスタジオリバーブ、「224」のサウンドを再現。BASS、MIDS、CROSS、TREBLE、MIX、PRE-DLYのフェーダーを装備。BASSとMIDSはリバーブの低域と中域それぞれのリバーブの長さを調整。このBASS、MIDSの周波数はCROSSで調整します。CROSSは0~1700Hzの範囲で調整でき、設定した周波数の上側がMIDS、下側がBASSの範囲となります。
TREBLEはリバーブの明るさを調整するもの、MIXはドライとウェットのバランス、PRE-DLYはプリディレイです。
そしてフェーダーの下にはJUMP、TYPE、DIFFUSION、TANK MOD、CLOCKボタンを搭載。
JUMPはプリセット0か5に一気に飛べるボタン。特に良く使うプリセットを0か5に設定しておき、プリセットごとにJUMPで0と5どちらに飛ぶかを設定することができます。
TYPEはルーム、プレート、ホールのリバーブタイプ選択。DIFFUSIONはアタックを柔らかくするような使い方をする3モードボタン。
TANK MODはリバーブのモジュレーションで、3種類のタイプを選択可能。
CLOCKはリバーブのサウンドクオリティとPRE-DLYフェーダーの範囲を設定。HIFI、STANDARD、LOFIから選択でき、STANDARDは1978年のリバーブサウンドを再現します。
プリセットは3バンク×10の30プリセットにアクセスでき、MIDIからならより多く(多分120くらい?現時点で表記なしです)のプリセットにアクセスできます。
Chase Bliss & Meris - CXM 1978
Dr.Scientist The Atmosphere
ラーディスプレイを搭載したスタイルのコンパクトペダルです。
16タイプのリバーブを収録し、それぞれ1つずつプリセットを保存することもできます。
RES、MIX、VOL、TONE、DECAY、CTRL1、CTRL2のコントロールとリバーブタイプ/プリセット選択を行うノブ・スイッチ。
MIDIコントロールにも対応しています。収録されているリバーブと固有のコントロールはこんな感じ。
1.Spring CTRL1:Spring Length CTRL2:Drip Level
スプリングリバーブサウンドです。2.Hall CTRL1:Pre-Delay CTRL2:Bass
ディープでスタンダードなホールリバーブです。3.Octave CTRL1:Octave +/- CTRL2:Oct/Rev Mix
オクターブ上または下を加えます。4.Rotary CTRL1:Rotating Rate CTRL2:Rotary/Rev Mix
ロータリースピーカーサウンドをシミュレートします。5.Plate CTRL1:Pre-Delay CTRL2:Bass
ナチュラルなプレートリバーブを再現します。6.Smear CTRL1:Diffusion CTRL2:Delay Time
リバーブサウンドに近づけることもできるディレイです。7.Vibro CTRL1:Vibrato Rate CTRL2:Vibrato Depth
ピッチビブラートを通るリバーブです。8.Gated CTRL1:Gate Length CTRL2:Gate Threshold
音が鳴っていないときにリバーブを鳴らすゲートリバーブです。9 .Swell CTRL1:Reverb delay time CTRL2:Reverb swell time
ゆっくりとフェードインするリバーブです。10.Filter CTRL1:LPF cutoff CTRL2:HPF cutoff
ローパスとハイパスフィルターを備えたリバーブです。11.Mod FX CTRL1:Modulation Rate CTRL2:Modulation Type
フランジャー、コーラス、トレモロ、リングモジュレーションから選択できるモジュレーションを加えたリバーブです。12.React CTRL1:LPF cutoff CTRL2:Envelope Sensitivity
小さな音には大きなリバーブと弱いフィルターが、大きな音には小さなリバーブと強めのフィルターがかかります。13.Aether CTRL1:Reverse/Delay Mix CTRL2:Phaser
リバースディレイ・リバーブにフェイザーをかけることができます。14.Room CTRL1:Pre-Delay CTRL2:Bass
小さめの空間をイメージしたリバーブです。15.Alias CTRL1:Sample Rate CTRL2:Alias/Rev Mix
リバーブのサンプルレートを下げることができます。16.Pitch CTRL1:Pitch Rate / Manual Pitch CTRL2:Pitch Down / Manual / Up
ピッチが下がり続ける、または上がり続ける、またはマニュアルピッチ指定ができるリバーブです。
EarthQuaker Devices Astral Destiny
Presetノブでプリセットを選択することもできます。LiveモードとPresetモードの動作があり、Liveモードはノブのとおりに動作します、Presetモードではプリセットをロードします。2つのフットスイッチを4秒ホールドするとプリセットを保存できます。
フットスイッチはActivateとStretchで、エフェクトON/OFFとリバーブの長さを倍にするスイッチとなっています。このときピッチも可変しますが、そのピッチ可変のスピードも調整することができます。
さらにエクスプレッションペダル端子があり、エクスプレッションペダルまたは0-3.3VのCVでLength、Depth、Rate、Tone、Mixをコントロールできます。
音を作る様々な要素を細かく調整することができるペダルです。
EarthQuaker Devices Astral Destiny | Tone Report Demo
Eventide Blackhole Pedal
コンパクトなスタイルですが本体に5つのプリセットを保存でき、さらにMIDIを使えば127のプリセットにアクセスすることができます。
Mix、Gravitiy/Delay、Feedback/Q、Size/Depth、Lo/Rate、Hi/Out Lvlコントロールと、▽ボタン、Active、Freezeの2つのフットスイッチを搭載。
Gravitiyはリバーブディケイ、Feedbackは最大にすると無限大になります。Sizeはリバーブの広がりや深さで、HiとLoはそれぞれ2kHzと350HzのアクティブEQです。
▽ボタンを押すとパラメータモードが切り替わります。
Delayはプリディレイを最大2秒まで設定可能、QはHiとLoのQ、Depthはモジュレーションの深さ、Rateはモジュレーションスピード、Out Lvlはアウトプットレベルです。
Mixノブはどちらのモードでもドライ/ウェットのミックスとなります。
Eventide Blackhole Reverb Pedal Demo
Fender DUAL MARINE LAYER REVERB
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GFI SYSTEM SKYLAR
シマーはピッチシフトを加えたリバーブで、オクターブまたは完全5度を加えることができます。
プレートはスタンダードなプレートリバーブトーンです。
トレンブルはリバーブシグナルにトレモロを加えたもので、リズム感のあるリバーブサウンドとなります。
コントロールはPARAM、DECAY、LEVEL、MODES。それぞれセカンダリパラメータもあります。
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IK Multimedia AmpliTube X-SPACE
イタリアの音響メーカー、IK Multimediaの機能的ペダル、「Amplitube X-Gerar」シリーズのリバーブです。
16種類のエフェクトと50種類のファクトリープリセットを収録。USBからプリセットの管理やオーディオインターフェイスの機能も搭載。
MIDIからの各パラメータ操作も可能となっています。
最大192kHz、4倍オーバー・サンプリング内部処理を行い、192kHz/24bitのダイナミックレンジと音質、5Hz~24kHzの周波数特性でのレコーディングが可能。それぞれに5タイプのIRキャビネットシミュレーターを内蔵しています。
また、エクスプレッションペダル端子から複数のパラメータをリアルタイムコントロールもできます。
それぞれにディスプレイと物理ノブを搭載し、操作性も兼ね備えています。
そして、各X-GEARペダルは連携させることができ、Preset Managerソフトから1台のX-GEARをマスターにして、他のX-GEARを同時にプリセット変更も可能。複数のエフェクトを同時に切り替えることが可能です。
エフェクトは下記の通りです。
- SHIMMER-1:フィードバックにピッチシフトを加えるシマーリバーブ
- SHIMMER-2:フィードバックではなくパラレルピッチで作るシマーリバーブ
- HALL:1~9秒のタイムのホールリバーブ
- ROOM:物理的な空間のサウンドを作るルームリバーブ
- CHAMBER:チェンバールームのサウンドを再現するリバーブ
- CHURCH:8~20秒のテールを設定できるリバーブ
- PLATE:0.5~5秒のテール設定できるプレートリバーブ
- SPRING:ギターアンプのスプリングリバーブ
- SWELL:PADやストリングス系サウンドのリバーブ
- GATE:ゲートリバーブ
- REVERSE:リバースリバーブ
- EARLY-REF:小さな空間の初期反射を再現
- EXTREME:プレートリバーブとフェイザーを組み合わせたエフェクト
- ETHEREAL:空気のような動きの残響を作る変調プレートリバーブ
- BLOOM:リードトーンを響かせるリバーブ
- MNAGNETIC:浮遊感のあるモジュレーションを加えるリバーブ
コントロールノブはPARAMETER、TIME、PRE-DELAY、COLOR、MOD、MIX。
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Mooer A7
プレートとホールはスタンダードなリバーブ、そして他は幻想的な空間を作る異世界サウンドとなります。
コントロールはMix、Decay、Toneとサウンドごとに異なるX、Chaosコントロールを搭載。SAVEボタンでプリセット保存可能です。
また、フットスイッチ長押しでINFINITEモード。つまり音のホールドができます。
もちろんTrail On機能も搭載しています。
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Mooer R7
コントロールはLevel、Decay、Pre-Dly、HC、LC。
リバーブの長さやプリディレイ、およびリバーブサウンドのハイカット(HC)、ローカット(LC)となっています。
リバーブタイプはLEDのついたボタンで選択することができ、各サウンドごとに1つずつプリセットを保存することができます。
また、バイパスモードをTrail ON/OFFで切り替えることができます。
ファームウェアアップデートのためのUSB端子も搭載しています。
Red Panda Context V2
8タイプのリバーブサウンドを収録する機能的な空間系ペダルです。
収録するのはRoom、Hall、Cathedral、Gate、Reverse、Plate、Spring、Grainの8タイプ。
ルーム、ホールやカテドラルは空間的な反響を作るリバーブ、プレートとスプリングはクラシックなスタイルのリバーブサウンド。
ゲートはゲートリバーブ、リバースは逆再生のような音のリバーブですね。グレインは78年に発売されたURSA Major SST-282 Space Stationというグラニュラー合成を用いてリバーブサウンドを作るスタジオリバーブを元にしたものとなっています。
全てのリバーブタイプはディレイを同時にかけることも可能で、リバースとスプリング以外はモジュレーションを追加可能。
スプリングはトレモロを追加することができ、リバースはモジュレーションではなく、逆再生リバーブに順再生、つまり普通のリバーブをミックスすることができます。
コントロールはBlend、Pre、Decy、Mod、Hi、Loとなっていて、プリディレイやモジュレーション(トレモロ/順再生ミックス)をコントロールします。
さらにSHIFTボタンを押しながらノブを回すと第2コントロールとなり、BAL、DELAY、FDBK、RATEでそれぞれディレイ/リバーブのバランスやディレイタイム、フィードバック、モジュレーションレートをコントロール。
また、SHIFT+HIノブはダッキングリバーブまたはエクスパンダーリバーブとなり、音の強さに合わせてリバーブの動きを可変、SHIFT+LOノブは、ダッキング/エクスパンダー時のスレッショルドを調整します。
モード選択ノブはSHIFTを押すことでタップテンポのサブディビジョンになります。
2つのフットスイッチはエフェクトON/プリセットとなっていて、長押しでホールド、SHIFTを押すことでプリセットの保存やバイパス時TRAILの切り替えが可能。バイパスは常時バッファードです。
web MIDI対応のブラウザから使用できるwebエディタを使うことで、プリセットや各コントロールの操作を行うこともできます。
Shift Line EVEREST II
ディレイとリバーブを1台にまとめたペダルです。新たにステレオイメージのコントロールも可能となっています。
右側がディレイで、Time、Delay Levelとタップテンポのサブディビジョンを4分音符、付点8分、3連符から選べるスイッチを搭載。
左側がリバーブで、Reverb LevelとRegenコントロールを搭載。中央にステレオイメージを調整するStereo Widthがあり、その左にサウンドを選ぶModeスイッチがあります。
Stereo Widthは、最小でモノラル、最大で最も広がったサウンドとなり、最小から中央まではディレイとリバーブの混ざり具合にも影響します。
TAPフットスイッチを押しながらStereo Widthを動かすとウェットシグナルの明るさを調整可能。
Modeは3Wayスイッチですが、2つのバンクを切り替えることで6タイプのサウンドを選択可能となっています。バンク1はそのままスイッチだけを操作、バンク2はBYPASSフットスイッチを押しながらスイッチを操作して選択できます。
バンク1のアルゴリズムはフットスイッチをホールドしてフリーズも可能。
クリアなトーンのディレイサウンドとリバーブを組み合わせるSunshine、ダークなトーンのモジュレーションディレイと荘厳なリバーブのEclipse、オクターブアップが加わるディレイ/リバーブのMoonshineモードがバンク1です。
バンク2はクリーンで無限大のリピートができるDigital、古いテープエコー風ディレイとヴィンテージバーブのTape、そしてローオクターブが加わるロングディケイリバーブとフィルターディレイを組み合わせたLowモードを選べます。
そして2つのフットスイッチを同時に押すとプリセットを選択可能。保存できるプリセットは1つとなります。
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trymon NIGHTSKY
ハイクオリティな空間系で人気のStrymonの多機能リバーブです。多彩なサウンドでシンセライクなトーンも作る事ができるペダルですね。
多彩なコントロールやスイッチを備えたペダルで、本体に16種類のプリセットを保存可能。MIDIからの操作では300種類のプリセットにアクセスすることができます。
リバーブサウンドに様々な表情を加えることができるペダルです。コントロールをそれぞれ見ていくと、まず左上にあるのがモジュレーションセクションで、リバーブにかけるモジュレーションのSpeedとDepthコントロールがあります。モジュレーションがどこにかかるのかを選択するTARGETボタンで、ディレイライン、サイズ、フィルターから選択できます。
一般的なモジュレーションリバーブはディレイラインにかかるものですが、それだけでなくリバーブのサイズやフィルタリングを揺らすことも可能ということですね。
その際の波形もトライアングル、スクエア、ランプ、ソー、ランダム、エンヴェロープから選択できます。
続いて、ディケイセクション。ここではリバーブの長さを調整するLengthと広がり/ピッチを調整するSize/Pitchノブがあります。
また、リバーブのスタイルを3タイプから選択するTextureスイッチがあり、これでグラニュラーサウンドのSparse、プレートライクなリバーブで長くするとアンビエントなトーンになるDense、そして擦ろうでアンビエントなDiffuseの3タイプから基本のリバーブを選択できます。
また、QuantizeスイッチでSize/Pitchノブのレスポンスとレンジを選択可能。2.5オクターブ以上のレンジがあり、それをHalf Step(半音単位)、またはScale(スケールに合わせたピッチ)で動かすことができます。
右端にはMIXセクションがあり、リバーブとドライの音量を個別に設定可能。Dryノブは12時位置がユニティで、さらに最大+3dBまでブーストすることもできます。
下段にいって左下。TONEセクションです。ここにはLow CutとHigh Cutノブ、およびHigh CutフィルターのタイプをRegenとLow Passから選択可能。Regenはフィードバックセクションで高域を除去することでダークなリバーブトーンを作る事ができるというものです。Low Passはシンセスタイルのローパスフィルターです。
そしてVOICEセクション。ここはIntervalとShimmerノブがあり、リバーブにシマーエフェクト(ハーモニー)を加えるその度合いと、加わるハーモニーのピッチ(インターバル)を設定します。
また、Shimmerボタンではシマーエフェクトがリバーブのインプット部でかかるか、フィードバックでかかるかを選択可能。
さらにGlimmerボタンではリバーブのハーモニーの周波数をエンハンスするもので、Highでは高域、Lowでは低域のハーモニクスが強調されます。Offにすることもできます。
さらにDriveボタンではリバーブにオーバードライブのハーモニクスを加えることができ、リバーブのPre(前)またはPost(後ろ)のどちらにオーバードライブを加えるか選択可能。もちろんOffにもできます。
機能はこんな感じ。3タイプのリバーブを選んで、モジュレーション、トーン、そしてシマーやハーモニーを調整して、音量バランスを整える、という音の作り方。
それで多彩かつ異世界的なサウンドを簡単に作る事ができ、気に入った音ができたらプリセットに保存できます。
フットスイッチが3つあり、左がエフェクトON/OFFです。長押しするとmorphモードとなり、現在の設定から違うノブ設定に動くような動作が可能。
中央がFAVORITEスイッチで、プリセットの選択を行います。
右がINFINITEスイッチで、リバーブサウンドをフリーズさせて無限に音を伸ばすことができます。
また、このフットスイッチを長押しするとシーケンスモードのON/OFFが可能です。
シーケンスモードでは、左のフットスイッチでシーケンスのステップを勧めたり、シーケンスの停止が可能。中央のフットスイッチはシーケンスのスピードをタップテンポで設定できます。
シーケンスは8ステップシーケンサーで、Size/Pitchをステップごとに可変してアルペジエーターのようにする使い方が可能となっています。
Should You Buy The Strymon NightSky?
TC Electronic HALL OF FAME 2 X4 REVERB
4フットスイッチの大型モデルです。
SPRING、ROOM、HALL、CHURCH、PLATE、GATE、MOD、LOFI、AMBI、SHIMMERの10タイプのリバーブと、6タイプのTonePrintセッティングを選べるモデルとなっています。
また、コントロールはDecay、Pre Delay、Tone、Level、およびBANK切り替え/Storeスイッチを搭載。
4つのフットスイッチはエクスプレッションペダルとしても使えるMASHスイッチとなっています。
2バンク、各4プリセットの8プリセットを保存可能。MASHスイッチは同時に3つまで使ってパラメータをコントロールできます。
Hall of Fame 2 X4 - Official Product Video
TC Electronic Hall of Fame 2 MINI
コントロールはDecay、Tone、Level。これまではREVERBコントロールのみというシンプルなスタイルでしたが、3ノブになったことでより細かく音を調整できるようになりました。
また、フットスイッチがエクスプレッションペダルのようにパラメータも操作できるMASHスイッチになっています。
また、バイパスモードを変更可能。トゥルーバイパスだけでなくバッファードバイパス、さらにキルドライのOLN/OFFも設定できます。
もちろん、TonePrintにも対応しています。
工場出荷時にはホールリバーブが入っていますが、スプリングやゲートなどのリバーブに変更することも可能。
設定出来るのはRoom、Hall、Spring、Plate、Church、Modulated、Lo-Fi、Tile、Ambient、Gatedとなっています。
Hall of Fame 2 Mini Reverb - Official Introduction
Universal Audio UAFX Golden Reverberator
トップクオリティのプラグインエフェクトや、ヴィンテージスタジオ機材を高品質に復刻しているUniversal Audioによるリバーブです。3つのエフェクトを収録。Spring 65、Plate 140、Hall 224。プレートとホールはベースのUADプラグインがあります。
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スプリングは60年代のアメリカンアンプに搭載されたスプリングユニットを厳選したものです。
コントロールはDecay、Predelay、Mix、Bass、Treble、Mod。
モジュレーションがかけられたり2バンドEQがあったり、リバーブサウンドをかなり調整できます。
あとエフェクト選択スイッチとStoreスイッチ、およびA/B/Cスイッチ。フットスイッチはON/OFFとプリセットとなっています。
UAFX Golden Reverberator
Walrus Audio MAKO Series R1
6種類のリバーブはPROGノブで選択。スプリング、ホール、プレート、BFR(巨大な洞窟系リバーブ)、Rfrct(グリッチリバーブ)、Air(シマーリバーブ)を選べます。
これらをDecay、Swell、Mixノブ、およびTuneノブ・Lo/High/XスイッチとTwaekノブ・Rate/Depth/Pre Delayスイッチでコントロールします。中央のA/B/Cスイッチはバンク切り替えですね。
Tuneノブ・Lo/High/Xスイッチのセットは低域、高域のシェイプとリバーブタイプごとに設定されたコントロール。
XパラメータはSpringではリバーブの暖かさ、Hallではルームサイズ、Plateでは少し暖かみの追加、BFRではマルチタップ、RFRCTではグリッチシェイプ、Airではシマーの強さを調整します。
Twaekノブ・Rate/Depth/Pre Delayスイッチはリバーブのモジュレーションとプリディレイをコントロールします。
2つのフットスイッチがあり、左がON/OFF、右がリバーブの無限サステインで、踏んでいる間リバーブを伸ばすことができます。短く踏むと現在のリバーブのディケイをもう一度踏むまで伸ばすことができます。
ON/OFFのバイパスモードはトゥルーバイパス、トレイル付のDSP+トゥルーバイパス、トレイル付DSPバイパスとなっています。
DSP+トゥルーバイパスは、リバーブディケイが終わるまではバファードバイパス、終わるとトゥルーバイパスとなるモードです。
本体に9、MIDIを使うことで128のプリセットをロードすることができます。本体のプリセットはA/B/Cスイッチでバンクを、左右のフットスイッチ同時押しでプリセットを選択。1つのバンク内の3つのプリセットは踏む度に順に変わっていくサイクル選択となっています。
Walrus Audio R1 Stereo Reverb | Secret Weapons Demo & Review
こんな感じで15機種。それぞれいろいろなスタイルがあって面白いと思います。
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