Ibanez / WH10V2 |
通常のIN/OUTの他にチューナー等を接続でき、またアンプ2台使えばパラレルでドライ音とウェット音を別に出力することも可能なドライアウトを搭載し、ギター用/ベース用の周波数帯切替が可能なフリーケンシーレンジスイッチ、そしてワウの効きを可変するDepthコントロールが搭載されています。アウトプット側にはペダルのON/OFFを知らせるLEDも搭載されていて、なかなか先進的な装備のようにも思えますが、これらは全て80年代に作られていたオリジナルのIbanez WH10に搭載されていたものが復刻されているだけです。
筐体のデザインもオリジナルを踏襲していますが、もともとプラスチック製だったオリジナルに対し、WH10v2ではアルミダイキャストボディを採用しています。そのため、オリジナルモデルは490gと、ワウペダルとは思えない軽さだったのに対し、v2では電池を入れて790gと・・・ワウペダルとしてはそれでも軽いですが、オリジナルにくらべると重量は増してしまっているようです。
また、WH10の回路は独特で、多くのワウペダルの心臓部とされているインダクタがありません。根本的に動作原理が違っていて、どちらかといえばオートワウをエクスプレッションペダルで動かしている、というような仕組みとなっています。それゆえ、他のワウにはない独特の効きを味わうことができます。
まさに、「満を持して」の復刻となったWH10v2、これは是非弾いてみたいモデルですね!
人気blogランキングへ