RocktronのBoutiqueシリーズに、いろいろ新製品が出ています。おもしろそうなペダルもでていますね。早速見ていきましょう!
Rocktronのブティックシリーズは、全機種トゥルーバイパス、メタルケースでレーザー彫刻を施したシリーズです。名前の通り、いわゆる「ブティックエフェクター」と呼ばれるハンドメイド系のペダルを意識したシリーズですね。ちょっと変わったエフェクトや、凝ったコントロールなどを搭載しています。
Rocktron O.D.B Overdrive Dynamic Blues |
コントロールは、2ノブと2スイッチ・・・に見えますが、2つのノブは2軸式なので4コントロールと2スイッチの多機能モデルです。右側のノブはDriveとDrange、左側がToneとOutputです。Drangeコントロールはクリッピングの強さをコントロールするもので、どのくらい強くクリップさせるかを調整します。
さらに2つの+と-のスイッチがあります。このスイッチは、仕様変更される前のTimmyの内部にDIPスイッチで搭載されていたコントロールと似ていて、波形の+側、および-側それぞれのクリッピングをON/OFFできるというものです。シンメトリカル(対称)クリッピング、2種類のアシンメトリカル(非対称)クリッピング、クリッピングなしと、4つのクリッピングを選択できます。
非常にクリッピングにこだわったモデルですね。クリッピングダイオードを切り替えるのではなく、ゲルマニウムダイオードクリッピングだけを搭載しながら、4モードのクリッピング方法の切替と、Drangeコントロールによるクリッピングの強さの調整でいろいろな歪ませ方ができそうです。
Rocktron Cottonmouth Fuzz |
Rocktron Sacred Fire Compressor |
Rocktron Texas Recoiler |
Output、Frequency、HP Filter、Windingsの4ノブ仕様。HP Filterはたぶんハイパスですね。Frequencyで中心となる周波数を調整し、Windingsで中心周波数のゲインを調整します。ハイパスが付いた、Qの広いパライコのようなペダルといった感じでしょうか。おもしろい発想ですね。
Rocktron Sweet Spot |
RocktronのBoutiqueシリーズは、定番のペダルを発展させたモデルが多いですが、それぞれに目的というか、コンセプトがきっちりあるのが素晴らしいと思います。
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