VOXから、いろいろな新製品が発表されました。ちょっと数が多めなので、2回に分けて書こうと思います。
今回はまず、ワウペダルVOX V846-HW、amPLUGのニューモデル、TwinとNight Train、そしてVOX AC15C2のご紹介をします。
それぞれ見てみましょう!
VOX V846-HW
【ワウペダル】VOX V846-HW [Hand-wired Wah Wah Pedal] |
まずはこちらです。VOXの新しいワウペダルですね。外観はいわゆるVOXワウそのものって感じです。名前からも分かるとおり、1967年から登場した古いVox V846ワウペダルを元に作られたペダルとなっています。「HW」はHand Wired。TS808HWなんかと同じ意味ですね。プリント基板を使用せず、タレットボードを使ってハンドワイアードでくみ上げられています。(右写真)
また、オリジナルモデルとは違い、トゥルーバイパスのフットスイッチを採用しています。LEDはないのでDPDTスイッチが使われています。
Haloタイプのインダクタを使用していて、またホコリの入らない密閉型のオリジナルポットを採用している点も見逃せません。このポットは専用につくられたものだそうで、「独自のカーブ」を持っているとのことです。
他にも、釜屋電機製国産カーボン抵抗やAC30HW2などにつかわれている「高級仕様のポリエステル・フィルム・コンデンサー」を使用していて、カーリング社製フットスイッチやスイッチクラフトジャックを採用しているようです。また、裏蓋には回路図が貼り付けられていて、ホワイトカラーの専用ケースが付属しています。高いこだわりを演出しています。
電源はオリジナルモデル同様アダプター端子はなく、電池駆動のみとなっています。
これは、良さそうなモデルですね。これまでこういった作り方のワウはいわゆるハンドメイド系ブランドならではだったんですが、Voxブランドでこれをやってきたというのはすごいことだと思います。これは欲しい!
Vox amPLUG ニューモデル
大人気ヘッドフォンアンプamPlug新製品!!VOX AmPlug Twin |
あのハイゲインサウンドを完全にシミュレート!VOX amPlug Night Train |
まずはTwin。「アメリカンクリーンコンボアンプ」を元にしたモデルとのことで、いわゆるFenderのTwin AmpやTwin Reverb系のモデルのサウンドを元にしたamPLUGです。コントロールはGain、Tone、VolumeとEffectスイッチ(電源スイッチを兼ねます)となっていて、搭載されているエフェクトはコーラスとなります。クリーンサウンドだけでなく、ゲインを上げれば歪ませることもできるモデルとなっています。
続いてNight Train。こちらは、Voxから発売されている同名のアンプ、「Night Train」のハイゲインサウンドを作り出すというモデルとなっています。コントロールはGain、Tone、Volume、そしてサウンドをトレブルが強調されるBrightと、ゲインが上がり音が厚くなるThickの2モード切替スイッチ(電源スイッチ兼)となっています。
定番アンプのシミュレート、Twinと、VoxならではのNight Trainシミュレートモデル、特に同じVox製品とはいえ、Night Trainのモデルが出るというのは驚きですね。面白いです。
VOX AC15C2 Twin
★☆【ポイント6倍!】3/21(水)23:59まで!VOX / AC15C2 TWIN ギターアンプ 【2011秋の新製品】... |
基本的にアンプ部はこれまでのAC15C1と同じものとなっています。15W出力で、Top BoostとNormalの2インプット仕様となっており、NormalチャンネルはVolume、Top BoostチャンネルはTrebele、Bass、Volumeコントロールが配置され、Reverb Levelコントロール、TremoloのDepthとSpeedコントロール、そしてMaster VolumtとTone Cutコントロールを搭載しています。
この2モデルの違いは、スピーカーにあります。AC15C1は16ΩのCelestionのG12M Greenbackスピーカーが1つだったのに対し、今回のAC30C2 Twinには8ΩのG12M Greenbackが2基搭載されています。
その分サイズもAC30と同じサイズになり、重さも30.2kgと重くなっています。
バリエーションが増えたというだけ、といえばそうなんですが、2スピーカー仕様のAC15はしばらく作られていなかったので、これは探してた人もいるのではないかと思います。
というわけで、Vox新製品紹介第1弾をお送りしました。個人的にはやはりV846-HWが注目ですね。かなりこだわって作られているようなんですが、それほど高価ではないというのも素晴らしいと思います。これは本当に楽しみです。