けっこうアメリカのフォーラムなどでも人気の高いエフェクターブランドが日本に入ってきました。
アメリカ、オレゴン州(カリフォルニア州の北)でちょっと変わったハンドメイドエフェクターを製作しているブランド、「Spaceman Effects」です。
現在のラインナップは5種類。そのうち2つが入って来たようです。それらをご紹介しますね。
SPACEMAN Effects Gemini III
2つの異なるファズ回路を採用した真にバーサイタルなファズSPACEMAN Gemini III Dual Fuzz Limi... |
まずはこちら、「Gemini III」というペダルです。これはファズです。
ゲルマニウムトランジスタとシリコントランジスタ、それぞれを使った2種類のファズが入っています。ゲルマニウムトランジスタは70年代のNOS AC128トランジスタを採用しています。この2つのファズはパラレルで配置されていて、両方の音をブレンドすることができます。
コントロールはけっこう複雑です。まず上部にある2つのノブから。Masterは出力レベル、Filterはトーンですが、ちょっと変わっていて、12時の位置でフルレンジファズ、そこから右に回すとミッドが強調され、左に回すとスムーズな高域が得られるというものです。さらに、上部中央のトグルスイッチで、ゲルマニウムとシリコン、それぞれのトーンを直接コントロールすることもできます。
中央のノブはゲルマニウムとシリコンファズのブレンドを調整します。その下にある両側のトグルスイッチは左側がゲルマニウム、右側がシリコンそれぞれのファズのゲインを
段階で切り替えるというものです。
サンプルムービー
かなりぶっとい音からなめらかな音までを得意としているファズという感じでしょうか。
SPACEMAN Mercury III
オレゴン州ポートランドにて完全ハンドメイドSPACEMAN Mercury III Booster【 送料無料!】【sm... |
コントロールは3つ。Boost、Tone、Harmonicsです。Boostはブースト量の調整ですね。Toneが変わっていて、6モードのロータリースイッチになっています。これでフルレンジブーストやトレブルブースト、ベースブーストなどのブーストのスタイルを選択します。トレブルブーストのモードにすると、1966年製NOSゲルマニウムトランジスタを通り、独特のヴィンテージトーンを作り出します。Harmonicsは、チューブアンプ風の倍音を原音に付加するというコントロールで0の位置で普通のブーストとなり、上げていくと倍音が付加されていきます。
サンプルムービー
音はこんな感じです。かなりバリエーションのある音を作ることの出来るブースターですね。
Spaceman Effectsはいろんなカラーリングのペダルを出していたりして面白いです。また、PCBもとても綺麗に仕上げられているようです。
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