しかし、ホワイトファルコンに限りませんが、Gretschのギターの演奏性は、良いとは言えません。大柄で厚いボディゆえに、特にエレキギターになれているプレイヤーにとって、かかえるようなプレイングスタイルは何か違和感があったりします。
今回、FSR(Factory Special Run)モデルとして、ホワイトファルコンの美しさはそのままに、プレイアビリティを高めたモデル「GRETSCH Professional Collection Factory Special Run G6136T-FSR Falcon Jr.」が登場です!
シングルカットのファルコンシェイプのボディはトップ、サイド、バックにラミネーテッドメイプルを搭載。ネックはメイプルで、指板は305Rのエボニー指板に22F仕様です。ピックアップはフィルタートロンが2つ。3つのノブはフロント、リア、マスターのVolumeで、3WayのPUセレクターとプリセットトーンセレクターを装備しています。Gretschロゴ入りのBigsby B6Cトレモロに、弦間を調整できるローラーサドル、エボニーベースのEbony-Based Space Control Rollerブリッジを搭載します。
仕様自体は、基本的にはスタンダードなBigsby付きホワイトファルコン、G6136Tの兄弟機と言えますが、そもそもボディのサイズが通常の27インチに対して26インチ、厚みが2.75インチに対して2.5インチに縮められており、スケールも625mmのミディアムスケール仕様となっている点が特徴です。
Vシェイプにヴァーティカルスパークルロゴのヘッドや、独特のHump-Blockインレイなど、美しい姿はそのまま表現。見た目上はサイズもほとんど変わらず、スケールに至るまで全体が縮小されているのでバランスも崩れていませんし、そもそもサイズ自体、遠目にはほぼ区別が付かない違いだと思います。しかし、この違いが何を意味するのか、Gretschプレイヤーなら分かりますよね。
ボディサイズで1インチ、そして厚みの0.25インチは非常に演奏性が変わりますし、なによりもミディアムスケールとなっていることで、ES-335と同等とはいかないまでも、それに近いプレイアビリティを実現しているのではないかと思います。
これは素晴らしいモデルだと思います。
実は、ファルコンJr自体は今回が初めてのモデルではありませんが、この外観をそのまま再現したのはおそらく初めてだと思います。
以前のFalcon Jr.
これは弾いてみたいですね。そしてやはり、ホワイトファルコンというのは美しいギターですね。個人的にも、いつか手にしてみたいです。
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