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クライドマッコイのクライベイビー!Jim Dunlop「CM95 Clyde McCoy CryBaby Wah Wah」登場!

NAMM SHOWで発表され、大きな話題となったジムダンのペダルが登場です!
この「CM95 Clyde McCoy CryBaby Wah Wah」は、ワウペダルの歴史に燦然と輝く、あのクライドマッコイモデルを元にしたクライベイビーです。
Clyde McCoyほど、ギタリストに知られているトランペット奏者はいないと思います。彼はトランペットの先端に取り付けた弱音器を左手で操作することで、独特の「しゃべっているような」トランペット奏法を行います。中でも代表曲「Sugar Blues」は非常に有名ですね。
参考:The REAL Clyde McCoy "Sugar Blues"
1960年代半ば、この奏法をオルガンに転用するために開発されたのがワウペダルです。といっても、ワウペダルの起源にはいろいろな説があって、ギターのToneコントロールをフットコントロール化するためという話や、ミッドブースター制作中に偶然出来た物という話などもあったりするので確たるものではありません。
ともあれ、1967年、Voxが、アメリカでのVoxのディストリビューターだったThomas Organ社と共に開発し発売された最初のワウペダルには「THE CLYDE McCOY WAH-WAH PEDAL」と名付けられ、ペダル裏蓋にはクライド・マッコイ氏の肖像が描かれていました。通称、Pictureと呼ばれるモデルです。
ちなみにこのときワウペダルの製造を行ったのが当時Voxブランドを持つJMIとThomas Organ、そしてイタリアの楽器メーカーEKOの合同会社であるEMEという会社でした。
同じく67年、Thomas Organはアメリカ向けのモデルとしてCryBabyを発売。中身はVoxワウと同じでしたが外観はフットペダル上部にCly Babyロゴの入った、通称トップロゴと呼ばれるモデルでした。
そして今、ClyBabyの商標を持つJim Dunlopから、歴史上存在しなかったモデル「Cry BabyのClyde McCoyモデル」が発売されます。
筐体はスタンダードなクライベイビー。ですがペダルの奥側にはCly BabyのロゴがプレートではなくVoxワウのように印字されています。Thoma Organ、そしてJENから継承したという機材を元に作られたJim Dunlop製の「HI01」Haloインダクターを搭載。スイッチ、ポット、ジャックなどにもこだわって作られたモデルということですね。
NAMM SHOWでの様子(音出しは2分11秒あたりから)
これは是非とも試してみたいですね。ちなみにMXR名義となっているお店がありますが、Dunlop名義が正しいっぽいです。
 
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