エフェクターのシグネチャーモデル、最近けっこう出てるように思います。
どんなものがあったかな、ということで、今回はエフェクターのシグネチャーモデルをいろいろ、見てみましょう。もちろん全部は見れないので2015年以降に発売されたモデルを見てみようと思います。
では、いってみましょう。
Carl Martin Andy Timmons Signature Compressor
Compressor Limiterにプリセットスイッチを搭載し、電源を変更。コントロールはCompとLevelコントロースが2つずつあり、そして小さなThresholdとResponceコントロールを搭載。通常モデルはComp、Level、Thres、Respコントロールとなっていますが、今回のシグネチャーモデルではCompとLevelをプリセットして2種類の設定を選択可能。右側のフットスイッチでエフェクトON/OFF、左側はCompとLevelコントロールの切替です。
側面にはリモートスイッチ端子を搭載。ラッチスイッチでプリセット切替を外部からコントロールできます。
そして通常モデルはコンセントで駆動しますが、こちらのモデルはスタンダードなDC9Vアダプターで駆動。内部で±12V(24V)に昇圧しているため、高電圧駆動ならではのサウンドは維持しています。
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Carl Martin GREG HOWE’S LICK BOX
「ハイゲインチャンネルはより豊かなボトムとカラッとした高音域、そしてクランチチャンネルは少しコンプレッションがかかったミッドレンジに特徴」となっており、ブーストは+12dBまでのクリーンブーストです。3つのペダルをすべて個別にON/OFF可能となり、Plexitoneよりも幅広い操作性を実現。内部では±12Vに昇圧されています。
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Carvin VLD1 Legacy Drive Preamp Pedal
アメリカの音響メーカー、CARVINが制作するSteve Vaiのシグネチャーモデルです。
12AX7を搭載したチューブプリアンプペダルで、DRIVEとCLEANチャンネルを搭載するプリアンプで、左からON/OFF、GAIN、DRIVE/CLEAN切り替えスイッチを搭載。クリーンチャンネルにはVolume、Bass、Mid、Treble、ドライブチャンネルにはVolume、Drive、Bass、Mid、Treble、Presenceコントロール、および全体の音量を調整するMasterコントロールを搭載。2つのチャンネルに加え、中央のDriveフットスイッチを押すことでハイゲインサウンドを作ることも可能です。また、インプット、アウトプットとバイパススイッチ、およびDriveとチャンネル切り替えスイッチ用のリモート端子が付いています。
Legacyアンプのサウンドを小型化したプリアンプペダルですね。
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Durham Electroncis Sex Drive 15th Anniversary
オリジナルモデルよりもトップエンドを削り、暖かな音色へと変更したモデル。本体にはこのペダル開発のきっかけになったチャーリー・セクストンのシグネチャーが入ります。
コントロールはオリジナルモデル同様、Gain、Tone、Levelと3モードのコンプレッション切替スイッチを搭載。まるでオーバードライブのようなコントロールで、独特の質感のあるブーストサウンドを作ります。
=通常モデルのレビュー
通常モデルのサンプルムービー
Dunlop BD95 Billy Duffy Signature Cry Baby Wah
フットスイッチレスのGCB95Qをベースとしたペダルで、本人のシグネチャーモデル、Gretsch G7593T Billy Duffy Falconとカラーを合わせて作られています。
ベーシックなGCB95Qモードとウォームなヴィンテージワウをモデルにしたオリジナルインダクターを使用したカスタムモードを搭載し、モードを側面のキックスイッチで切り替え可能。側面にはVolumeとQコントロールを搭載し、内部コントロールで踏み込んだ時の周波数を設定することができます。
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Dunlop JP95 John Petrucci Signature Cry Baby Wah
Dream Theaterのギタリストであり、ソロ活動なども行うジョン・ペトルーシのワウペダルです。ペトルーシ本人が使用するラック型クライベイビーのセッティングを元にワウペダル化したモデルですね。
鏡面加工でペダル部にはペトルーシのロゴが入ります。内部に6バンドEQ、ゲイン、ヴォリューム、Qコントロールを搭載。工場出荷時はペトルーシの好みに合わせたセッティングになっています。
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サンプルムービー2
EBS Billy Sheehan Signature Drive DELUXE
Drive、Tone、Level、Cleanコントロールを搭載。さらにOFF/MID/HIGHの3モードCOMPスイッチ、およびNORM/INVのPHASE(波形極性切替)スイッチを搭載しています。さらにBOOSTスイッチも追加され、ステレオ端子を使用した2つのエフェクトループを搭載。クリーン時とドライブ時それぞれに個別のエフェクトループがONになり、このペダルを操作するだけで複数のエフェクトを管理できるようなモデルとなっています。
さらに内部にはコンプレッサーのLevelとThresholdトリムポット、ブースターのBoostトリムポットを搭載。さらにメインのドライブチップがソケットに載せられており、好みのチップに交換して音を変えることも可能です。
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Jetter Gear Grissom Signature
オーバードライブペダルで、コントロールはLevel、Drive、Contour。Driveを下げれば低域の倍音が落ち着き、複雑なコードの響きや低域のラインも綺麗に作ります。そしてDriveを上げれば倍音成分が豊かになりつつコンプレッションは低いサウンドで、「edge-of-breakup tones」、つまり歪みとクリーンの境目的な音を作ることができます。
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JHS The AT
Angry Charlieをベースとしたペダルで、コントロールはVolume、Drive、Air、EQコントロールと3モードスイッチを搭載。EQはいわゆるトーンコントロールで、ハイパスフィルタです。Airはもう1つのハイパスフィルタで、ハイトレブルを強調。3モードスイッチはヘッドルームの切替で、100W/50W/25Wのモードを選択可能。100Wは音が大きく、クリーンなトーン、50Wが中間で、25Wが音量は下がるもののゲインが高いサウンドとなっています。9〜18V駆動に対応しています。
JHS Pedals Ruby Red
JHSのスプロ再現ペダル、SuperBoltにブースターを組み合わせた形です。
左側がSuperBolt、右側がブースターで、それぞれ独立してON/OFF可能。SuperBolt側はVolume、Tone、Driveとゲイン切り替えの+スイッチ、ブースト側はBoostノブとなっていて、◀/▶スイッチでブーストとSuperBoltの接続順を切り替えることができます。
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サンプルムービー2
ということで、シグネチャーエフェクター特集前編。
様々なアーティストのモデルがいろいろ出ていますね。また後編に続きます。
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*1:ジェイエイチエスペダルス ジエーティー 歪み系 エフェクター