ルーマニアから、かなり凝ったコンプレッサーが登場です。
ミニサイズとコンパクトサイズ。それぞれ見てみましょう。
「BECOS CompIQ MINI Pro Compressor」は、ミニサイズのコンプレッサーです。スタジオコンプ系のナチュラルなタイプですね。
コントロールはRATIO、THRESH、GAIN、右下に小さなMIXノブがあります。また、2モードのKNEEスイッチ、およびアタック/リリースタイミングを切り替えるTIMINGスイッチを搭載。
THRESHはスレッショルド、閾値で、それを超えたレベルの信号にコンプがかかります。
RATIOはコンプがかかった状態でどの程度圧縮するかの調整、GAINはコンプがかかって下がったシグナルレベルを上げるものです。
KNEEスイッチはハードニーとソフトニーの切り替え。閾値を超えた信号にコンプがかかるときの掛かり方の切り替えで、ハードははっきりとコンプがかかり、ソフトはよりナチュラルなかかりとなります。
TIMINGスイッチはFとS、ファストとスローで、アタックとリリースを自動で設定するものとなります。
また、RMSレベルメーターを搭載しています。
BECOS CompIQ MINI Pro Compressor Pedal - Nicu Patoi - Fender Stratocaster Guitar
まず大きな6つのノブがRATIO、THRESHOLD、ATTACK、RELEASE、TILT-EQ、GAIN。
そこにKNEE、SCF、EQ PIVOT、TIMINGスイッチを搭載。
RATIO、THRESHOLD、GAINはMINIと同じ。KNEEスイッチも同様の機能ですね。
TIMINGスイッチも同じ機能ですが、Mモードがあり、マニュアルでアタックとリリースを調整可能。その時にATTACKとRELEASEノブをつかって調整します。
TILT-EQとEQ PIVOTは、環境による音色の補正用EQで、EQ PIVOTで中心周波数を切り替え、TILT-EQノブでその周波数を調整します。
SCFはサイドチェインフィルターの頭文字で、N、L、Dから切り替え。
通常のシグナルは低域のレベルが高くなるため、低域の動きにコンプレッサーが反応します。それを抑え、全体の帯域でコンプレッサーを動作させるため、コンプの動作にかかわる低域のシグナルレベルを抑えるためのもの。実際の音色には影響せず、コンプの動作にのみ影響をさせます。3タイプの動作で、コンプレッサーの掛かり方、とくに掛かり始めをよりナチュラルにすることができるスイッチとなっています。
さらにペダル下部には3つのコントロールを搭載。MIX、SAT、LEVELコントロールです。MIXはクリーンとコンプのミックス。LEVELはクリーンシグナルのレベルで、ブーストも可能。そしてSATはクリーンシグナルにかけるテープサチュレーションの設定。これはクリーントーンにアナログ感を加えてミックスすることで、全体の音色のバランスを調整するもの。楽曲のミックスとかでプラグインを使う時のような感覚で音色を調整することができる感じです。
また、内部には3つのジャンパを搭載。TILT-EQをバイパスするものと、クリーンミックス時のクリーン側のローカットおよびハイカットのON/OFFをそれぞれ切り替えることができます。
このサイズでは他に類を見ない機能を搭載したコンプレッサーです。
BECOS: CIQ-5 Compiq Pro Stella Compressor Pedal for Guitar & Bass
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