現代的で個性的なエフェクトを制作するChase Bliss Audioから、新たなペダルが登場です。
元COOPER FXのデザイナーで、現在Chase Bliss Audioにてデザインを行っているTom Majeskiによるペダルです。
かつてCOOPER FXで販売されたOutwardをベースとしたペダルとなっています。
インプットシグナルを自動的にサンプリングし、それを再生します。グリッチやフリーズを組み合わせて個性的な音や不安定な音を作ります。
まず全体のコントロールが、SIZEとMIX。MIXはインプットシグナルとエフェクトのバランスで、SIZEはサンプリングするサイズ(長さ)です。
そしてGlitchとFreezeの2つのフットスイッチがあり、それぞれグリッチとフリーズエフェクトをかけることができます。
Glitchフットスイッチは押すと演奏に対して自動的に応答、長押しするとそのグリッチサウンドを繰り返します。
Freezeフットスイッチは、押すと音をバックに伸ばすパッドサウンドを作ることができます。Freezeを長押しするとその音をロックして伸ばすことができます。
フットスイッチ間のスイッチでプリセットを選択できます。
そして右側にあるOctave、TextureノブとAnimateスイッチでエフェクトをコントロールします。Octaveはサンプリングした音を倍速または半速で再生してオクターブ上または下の音を加えます。
Textureは音にザラッとして歪みを加えます。ノブ中央を基本に右側がアナログオーバードライブ、左側がデジタルサンプルレートのローファイです。
Animateスイッチは中央でOFF、上でヴィブラート、下でコーラスとなります。
残りのノブはサウンドとエラーのコントロールです。ShapeセクションのSustainノブは音の長さの調整、Fadeスイッチでフェードイン・フェードアウトの設定です。
ErrorセクションのErrorノブはサンプルの再生のランダムなエラーの発生度合いと強さ、Typeスイッチでエラータイプを選択。エラータイプはサンプルサイズを変えるTiming、ミュートとサンプルレートを変えるCondision、再生方向を不安定にするPlaybackの選択ができます。
さらに、2つのフットスイッチを押しながらノブを動かすことで2つ目のコントロールができます。
SIZEノブはSensitivyとなり、演奏のダイナミクス(強弱)への応答、MixノブはBalanceとなり、グリッチとフリーズのバランスを調整します。OctaveノブはDuck Depthとなり、ダッキング・サイドチェインの調整、SustainノブはUserコントロールとなり、Fadeスイッチが中央時の調整です。
Errorノブはエラーのブレンド、TextureノブはEQとなります。
さらに3つのスイッチは、それぞれエラー、シェイプ、オクターブ/テクスチャ/アニメートのセクションがグリッチとフリーズのどちらかまたは両方に影響するかを設定できます。
2つのフットスイッチをダブルタップするとタップテンポモードとなり、左スイッチでテンポ設定、右でタップテンポモード終了できます。
Glitchを押しながら電源を入れるとキルドライモードとなり、Freezeを押しながら電源を入れるとトレイル(バイパス時に音が消えない)となります。
さらに、Chase Bliss AudioならではのDIPスイッチによる多彩なコントロールも可能。
ステレオアウトの設定やステレオイメージの広さ、フットスイッチのラッチ/モメンタリ、フリーズのサイドチェインや両チャンネルのダッキング、Glitchのローファイ、サンプルを自動ではなくフットスイッチでトリガするマニュアル設定が可能です。
そして、各ノブのランプアップや自動動作も可能。
また、エクスプレッションペダルで各ノブをコントロールしたり、MIDI、CV、クロック同期も可能です。
相変わらずコンパクトな中に多彩な機能を満載したペダルです。
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