コンパクトで多彩な機能を持つエフェクターを多数制作するChase Bliss Audioから新しいディレイ・エコーペダルが登場です。
独創的なスタイルのディレイペダルです。
ペダルをONにすると、インプットシグナルを内部で常時録音してメモリに蓄えます。
メモリには3分の音をレコーディングでき、3分前までの音が本体に保存されています。
ディレイ自体は最大1分で、マルチタップやループなどの多彩なサウンドを生み出すことができます。
コントロールはLEVEL(RAMP)、REPEATS、SIZE、MODIFY、SPREAD、SCANの6ノブと3つのスイッチを搭載。
LEVEL(RAMP)はディレイレベルで、ディレイとドライシグナルのバランスを調整します。最大にするとキルドライになります。またRAMPはChase Bliss Audioペダル特有の、パラメータを自動でモジュレーションする際のコントロールです。
REPEATSはディレイの反復で、最大にすると無限大のループになります。
SIZEはディレイタイムです。ただ一般的なディレイペダルと違い、音を出したままノブを動かしてもピッチは変わりません。50msから1分までの範囲で調整できます。
続いてMODIFYノブ。モジュレーションじゃないです。モディファイです。ディレイエフェクトに追加でかかるエフェクトの設定です。これは下段の1/2/3とA/OFF/Bスイッチで様々なディレイのモディファイができます。
SPREADノブはセカンダリエコーです。プライマリエコーに対する長さの調整となります。短く設定するとマルチタップディレイとなります。実際は3分あるメモリの中で、プライマリエコーと違った場所を参照するという機能となります。最小にするとセカンダリエコーをOFFにできます。
SCANノブはメモリに保存された音へのアクセスです。外側のDIPスイッチの設定によりオートとマニュアルを設定出来ます。オートにすると、ノブでメモリへのアクセス(スキャン)頻度を調整します。高くするとディレイサウンドに2分前の音が混ざることがあるということです。
マニュアルはメモリの「どの位置」からディレイを開始するかの設定で、ディレイサウンドに対するプリディレイのように使うことができます。
1/2/3スイッチはモディファイのタイプ、A/OFF/BはモディファイのバンクとOFF設定、IN/OUT/FEEDはペダルの内部ルーティングの切り替えです。INにすると、ディレイが反復するたびにモディファイエフェクトを通ります。OUTでは、1回モディファイを通ったあとはディレイサウンドは変わりません。FEEDは本体のアウトプットの音がインプットに戻ります。つまり、ディレイがかかった音が改めてメモリにレコーディングされていきます。
手前には2つのフットスイッチと間にスイッチがあります。フットスイッチは右側がエフェクトON/OFFで、長押しするとループとなります。右側はタップテンポで、ディレイタイム(SIZEノブ)をタップテンポで設定できます。こちらを長押しすると踏んでいる間だけオートスキャンします。SCANノブの設定により設定された位置のメモリをロードします。両方同時におすと内部メモリの音を消去します。
間のスイッチはプリセットのロードができます。
モディファイには6つのモードがあります。どのモードを使うかは、1/2/3とA/OFF/Bスイッチで選択します。A/OFF/BがOFFだとモディファイエフェクトはOFFです。
選択できるモディファイは下記のとおりです。
- A1:ディレイの方向とスピードを設定でき、リバースディレイを設定可能。スピードアップ/ダウンでディレイのピッチも変えることができます。
- A2:アナログファイ句なフィールを加えます。テープノイズを加えることもできます。
- A3:ディレイのカットオフポジションを調整するというもの。ユニークな音を作る事もできます。
- B1:A1同様エコーのスピードと方向ですが、デチューンやモジュレーションエフェクトを作る微細な調整を行います
- B2:ハイパスまたはローパスフィルターです。
- B3:プレイバックエラー、通称グリッチを作ります。パターンでのグリッチまたはランダムグリッチとなります。
これらのモードにより、テープエコーライクな音やレイバース、リズミックパターンなど様々なディレイタイプを作る事ができます。
そしてこちらに多彩なモードを選択。エクスプレッションペダルへの各ノブの割り当てや、スキャンのオート/マニュアル切り替え、RAMP動作、キルドライやフットスイッチのラッチ/アンラッチなどを設定できます。
さらにMIDIからのコントロールも可能。各パラメータやフットスイッチ操作、MIDIクロック、そして128種類のプリセット保存・ロードなどをMIDIから操作できます。
なんというか、いろいろと使ってみないとどういう感じ?というペダルだと思います。音聴いた方が早いような、よけい分からなくなるような、そういうペダルです。
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