Chase Bliss Audioから、コンプレッサーペダルが登場です。
歪みにこだわるように、クリーントーンを丁寧に作るためのペダルとなっています。ステレオにも対応しています。
内部構造は、ステレオLとRにそれぞれコンプレッサー→EQ→ドライミックス→リミッターという形となっています。外部エンベロープを入力してサイドチェインでコンプレッサーを動作させることもできます。
インプット直後にシグナルのEmphasis(強調)とプリゲインがあり、アウトプット前にDe-Emphasis(シグナル強調をもとに戻す)構造があります。
コントロールはDYNAMICS、SENSITIVITY(RAMP)、ATTACK、EQ、WET、DRY。そしてRELEASE、MODE、PHYSICSスイッチがあります。
オーディオシグナルパスはすべてアナログで作られています。コンプレッサーはVCAベースのオリジナル回路となっています。
まず、SENSITIVITYコントロールを丁寧に調整します。インプットシグナルに対してエフェクトの応答性を調整します。要はコンプレッサーのかかり具合、Thresholdです。
WET、DRYコントロールはエフェクトとクリーンのバランスを調整。コンプレッサーにクリーンブレンドするのはもともとスタジオエフェクトの技術でしたが、今は一般的になっていますね。
DYNAMICSはコンプレッションの強さを調整し、ATTACKはコンプレッサーがかかり始めるまでの早さを調整します。最小で0.5ms、最大で300msとなります。
RELEASEはコンプレッションがかかり終わる(フェードアウト)までの早さを切り替えるスイッチです。50ms、1.5sとマニュアル設定から選択できます。
PHYSICSスイッチは応答性の物理的な動作を切り替えます。安定した動きから少し不安定、さらに不安定な動きを切り替えます。
EQノブとMODEスイッチはセットとなっています。MODEスイッチで演奏に合わせてシフトするEQ、スタンダードなEQ、演奏に合わせてモジュレーとするEQを切り替えることができます。EQノブはチルトEQタイプで、反時計回りで高域、時計回りで低域をカットします。
2つのフットスイッチは、左側AUXスイッチでSWELLエフェクトのON/OFFを、右のフットスイッチでエフェクトのON/OFF、右長押しで真空管的な飽和感(SAG)を最大にします。
両方のフットスイッチを押しながらノブをコントロールすることで、隠し機能を調整することもできます。
WETノブはSWELL INとなり、SWELLエフェクトのフェードイン、DRYでSWELL OUT(SWELLの長さ)を調整します。SENSITIVITYはノイズゲートのThreshold、DYNAMICSはノイズゲートのRELEASE、ATTACKノブはRELEASEスイッチがマニュアルモード時、リリースタイムを50ms~1.5sの範囲で調整します。
RELEASEスイッチでエンベロープフォロワーのタイプ切り替えます。ANALOGモードはスタンダードなエンベロープで、ATTACKとRELEASEで調整されます。ADAPTIVEモードは演奏の強弱に従ってダイナミックに可変するエンベロープです。COMBOモードはANALOGモードのATTACKとADAPTIVEモードのRELEASEを組み合わせたものです。
EQノブでエンベロープのバランスを調整することができます。
PHYSICSスイッチはSPREADでステレオ時に両方のチャンネルで同じコンプレッションを使うときに使えるコントロールです。
これらの隠し機能はあとから設定がわからなくなったとき、フットスイッチ間にあるスイッチを3回左に動かして2つのフットスイッチを押すことでリセットできます。
背面にDIPスイッチがあり、様々な動作や機能のモードを切り替えることができます。
側面には入出力に加え、EXP/CV端子やサイドチェイン端子、MIDI/AUX端子があります。
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