今、特に人気の高いエフェクターブランドの1つ、
JHS Pedalsから、2014 WINTER NAMMにも出展された新作が遂に登場です!
JHS Pedals Colour Box Teaser
こんな動画も作られていて、一体どういうペダルなのか、という感じでしたが、発売されてみると、その意味がようやく分かるような気がします。
このペダルは、ギターやベースだけでなく、ヴォーカルやキーボードなどにも使えるペダルです。分類をあえて分けるとすればコンソールシミュレータと言えるでしょうか。構造としてはプリアンプやEQの要素もあります。
この「
JHS Pedals Colour Box」は、全世界の有名スタジオに置かれていた、
Neveのミキシングコンソールのサウンドをシミュレートしたペダルですね。実際にこのコンソールでレコーディングされた楽曲は凄まじく多いのも当然のことです。
また、特にギターアンプを使わず、ギターをコンソールに直接挿す、"ダイレクトイン"レコーディングという手法があり、
The Beatlesから
Led Zeppelin、
Cream、
Pink Floyd、
Neil Young、
Nirvana、
Joe Satrianiや
Radioheadなど、多くのアーティストが実際に用いたとのことです。
Colour Boxは、ヴィンテージNeveコンソールの回路を元に100%アナログ回路でそのサウンドを再現。ゲインステージを増やすことで操作性も向上させています。
コントロールは変わっていて、まず左上の赤いセクションがゲインなどを調整する部分です。Master、Pre-Vol、Stepコントロールを搭載。Masterは音量で、Pre-Volが歪み系ペダルのDriveコントロールのような役割を、そしてStepはさらに基本となるゲインを+18〜+39dBまで、5段階で切り替えられます。次にその下の青いセクションがEQ。Treble、Middle、Bassの3バンドEQですね。右側の黄色いセクションはハイパスフィルタとなっていて、60Hzから800Hzの範囲をカットできるフィルタです。ノブがハイパスフィルタの効きを、トグルスイッチがハイパスフィルタのON/OFFを切り替える形となっています。
入出力端子も通常のエフェクターとは違っています。インプットは一般的なエフェクターの1/4"フォンプラグとマイクなどのXLR端子(キャノン端子)の両方を挿すことができるコンボ端子を採用。オーディオインターフェイスなどでは一般的な端子ですが、エフェクターでは珍しいです。アウトプット側は1/4"フォン端子とXLR端子の2つのアウトプットを搭載。ここからはパラレルで信号が出力されるということです。
インプット側は楽器とマイクの切替スイッチ、および-20dBにシグナルレベルを落とすスイッチを搭載しているので、楽器直挿し、マイク、ラインレベルと様々な場所で使うことができます。
サンプルムービー(ギター)
サンプルムービー(ギターとベース)
サンプルムービー(ベース)
サンプルムービー(ヴォーカルとキーボード)
音は、古くさいクリーンからバリバリに歪むファズみたいな音まで、幅広い感じですね。ヴォーカルでの軽い味付けも良い感じだと思います。
ギターでは、音を少し古くするような使い方から強力な歪みを作るペダルとしてまで、いろいろ使えますね。もちろんEQや、ペダルではなかなか見かけないハイパスエフェクトとしてなどの使い方もできそうです。
今まであまり無かったタイプのペダルですね。面白そう。
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