Sansamp等で有名なTECH 21からディレイとリバーブが登場しました!
なかなか多機能なモデルのようです。では、みてみましょう!
Tech21 ( テック21 ) Boost D.L.A. |
これは「Analog Delay Emulator with Clean Boost」ということで、デジタルディレイです。コントロールはMIX、FEEDBACK、TONE、TIME、LEVEL、FLUTTERとなっています。
まず名前にある「BOOST」ですが、これはLEVELつまみでコントロールし、12時以降がクリーンブーストとなります。
そしてディレイですが、MIXが「ディレイ音のレベル」ですね。FEEDBACKとTIMEは通常ですが、TONEコントロールがついているのは珍しいと思います。これでディレイ音のトーンをコントロールして、アナログ風にするわけですね。
そしてFLUTTER(フィルターじゃないですよ)コントロールが独特で、これは意味としては「羽ばたき」ということになるのですが、いわゆるモジュレーションディレイです。あまり激しくは揺れないようで、コーラスやヴィンテージテープエコーのような音を作る、とのことです。(これってRoland RE-301のようなコーラス付テープエコーのことを言っているのでしょうか?)
英文の解説で、「 Buffered bypass eliminates the shortcomings associated with “true bypass” (pops and clicks, and high-end loss when multiple pedals are connected together), as well as signal loss associated with other types of switching circuits. 」とあるのですが、これはバイパス時にバッファを通す、と考えていいのかな、と思います。「他のトゥルーバイパスのペダルと接続することを考えて」トゥルーバイパスではない、ということのようです。
デジタルのアナログディレイモデリングは多数あり、中でもPharaoh Echo jr.などは高評価を得ていますが、このペダルはどんな感じなのかきになるところです。
【エフェクター】TECH 21 Boost R.V.B. |
コントロールはMIX、FEEDBACK、TONE、TIME、LEVEL、RUMBLEとなっています。MIXやLEVELはさきほどのBoost D.L.A.と同じですね。ちなみにFEEDBACK、TONE、MIX、LEVELのコントロール部はアナログ回路となっているそうです。(リバーブ自体はデジタルです)RUMBLEはリバーブのローエンドを設定するもののようですが、TIMEがちょっとよくわかりません。
「Continuously-variable Time control.」と書かれていますが、リバーブでTIMEというと、プリディレイのTIMEなのか、減衰時間のTIMEなのかどちらかだとは思いますが・・・。減衰時間はt.c.electronicの売りのようなものらしいので、プリディレイのTIME設定ということだと思いますが、ちょっとはっきりしたことは分かりません。
これらのコントロールで、スプリング、プレートからルームやホールリバーブといったさまざまなサウンドを作り出すことができるそうです。
コンパクトのリバーブはけっこう数が少ないので、こういったものが出てくるのはうれしいですね。
というわけで、TECH 21 Boost D.L.A.とTECH 21 Boost R.V.B.の紹介でした。
ディレイ/リバーブとブースターという組み合わせは珍しいですが、例えばソロでディレイをかけて深みを出しつつ音量を上げる、なんてこともできるわけで、これはなかなかおもしろいペダルかもしれませんね。