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テレキャスター用リプレイスメントパーツ特集!


届いたばかりのテレキャスターですが、みなさんすでに「改造」の方に興味がおありのようで・・・w
個人的にも、改造には興味がありますし、このままでも十分にいいギターなんですけど、すでに「コンデンサつけるよ」ということは書いてしまいましたw
なので今回は、「テレキャス改造」に使えるパーツをいくつかご紹介していきたいと思います。またいろいろとオススメのパーツなどがありましたら教えてくださいね!
投稿型機材レビューでは、改造レポートもOKですので、またよかったらお気軽にご投稿ください!
ではいきましょう。

  • 改造の心得

「ギターの改造」と一言でいっても、さまざまなものがありますよね。なんでも高いパーツをつければいいってもんでもないですし・・・というわけで、改造をおこなう場合には、まず頭の中で「目的」をしっかり定めておくことが重要だと思います。(たとえばフロイドローズ用のロックナットを3WAYブリッジを持つテレキャスに取り付けても意味ないですよね)
もちろん、「出音」に関しては材の違いやさまざまな要素が絡んできますので、「実際つけてみるまで分からない」のが普通です。ですが、ちゃんとした「目的」を持ってパーツ選びをすれば、完璧とはいかなくてもある程度、改造後の出音はコントロールできるものだと思いますので、がむしゃらになんでもかんでもつける、というのではなく、何らかの方向性を持って改造に臨むのが大事だと思います。そうそう、今回の記事では、「レリック」については全く触れないことにしますね。
あえて言うこともないと思いますが念のため・・・改造は自己責任の上で行ってくださいね。
さて、前置きはこんなもんにして、パーツの紹介いってみましょう!

  • ピックアップ

ギターの改造を行う上で、最も一般的なものが「ピックアップの交換」ですね。ピックアップも「つけてみないと分からない」のはもちろんなのですが、やはりある程度の方向性はあるように思います。
では、テレキャス用ピックアップをいくつか紹介してみますね。

    • Fenderピックアップ

まずは、本家フェンダーピックアップをみてみます。

TEXUS SPECIAL

FENDER TEXUS SPECIAL
これは現在の私のテレキャスに搭載されているピックアップです。Fender Japanのテレキャスなら、型番の最後に「TX」がつくタイプに搭載されています。なので、国内ではFender Japanが有名にしたピックアップといえるでしょうね。
このピックアップは、もともと「SRVサウンド」を意識して開発されたピックアップです。コイルターン数が多めで、出力が強いのが特徴の一つですね。本家Fenderのカタログなどでは、「TEXAS TELE.」と表記されることもあります。
前述のとおり、Fender Japanに搭載されていることもあってか、このPUはあまり評価されていないように思うんですが、大変出来のいい、バランスのとれたピックアップだと思います。これは実際に使ってみた感想なんですが、アタックが強めで、たしかにパワーのある音が出ます。ちょっと低域にこもりがあって、そのためギターによってはドンっと低域がでてしまうこともあるみたいですね。「重たいサウンド」を求めている方には、これ、いいと思います。

ORIGINAL VINTAGE TELECASTER SET

ORIGINAL VINTAGE TELECASTER SET
Fender USA '52 Telecaster等の「アメリカンヴィンテージシリーズ」に搭載されているピックアップです。もちろん材の組み合わせや、さまざまな要因があることは分かっていますが、以前その'52 Telecasterを試したとき、「すごくいい音」だと思ったんですね。なのでこのPUはかなりきになっています。
なぜか上のテキスペより安いんですよね。これはいいことなのか・・・?w

VINTAGE NOISELESS SET

VINTAGE NOISELESS SET
エリッククラプトンモデルのストラトでもおなじみの、「Vintage Noiseless」のテレキャス版です。これ、本当にノイズが少ないらしいですね。通常のシングルコイルとは構造が違うみたいですが、評価は全般的に高いですね。

    • Seymour Duncan/Dimarzioピックアップ

リプレイスメントピックアップとしては超有名な、セイモアダンカンとディマジオのものをいくつか紹介してみます。

Seymour Duncan

STR-1 / STL-1

STR-1 STL-1
フェンダーのヴィンテージサウンドを目指したピックアップです。この2つはセットで搭載するとバランスがとれるように作られているみたいですね。
まさに「フェンダーらしい」サウンドだそうですので、どちらかといえばフェンダー以外のストラトタイプに搭載することを考えて作られたのかもしれません。

STR-2 / STL-2

STR-2 STL-2
中域をぐっと押し出したタイプのサウンドとなるピックアップです。これも、この2つをセットで使うことが推奨されています。当サイトからリンクさせていただいている、エフェクターバカB級blogのなかぞのさんが今のところ使っておられるピックアップです。なかぞのさんめっちゃいい人でした(突然何をw)
出力は高めです。音は分かりませんが、方向性としてはテキスペと似ているような・・・w

STR-3 / STL-3

STR-3 STL-3
こちらは、STR-2/STL-2よりもさらにハイパワーな出力をもつピックアップです。ハムバッカーと同等の出力で、中低域を思いっきり持ち上げるタイプのようですね。パワーのあるサウンドが欲しい方にはいいかもしれません。
ちなみに、ダンカンのPUには、「Seymour Duncan」の文字が入るものと入らないものがありますよね。あれって、ある程度おおざっぱなのですが、ヴィンテージ志向のピックアップには文字が入っていなくて、モダン志向のピックアップには文字が入っているというのがあるみたいです。ヴィンテージ系のギターにはそれらしい見た目が必要だ、と考えているのでしょうか。(絶対にそう、というわけではありませんが)なので、ダンカンのPUを選ぶ際、どういった方向性にしたいか、みたいなのの一種の指標になるかもしれませんね。(といいながら、さきほどのSTL-2に文字が入ったタイプがあるのも知っていますがw)
きりがないので、次はディマジオいきましょう。

Dimarzio

DP172 / DP173

DP172 DP173
「TwangKing」と呼ばれる、ディマジオのテレキャス用PUとして大定番なモデルです。「ダブルディップ」という技術を使って、ハウリングが押さえられたタイプだそうですね。出力は高めです。

    • ハンドメイドピックアップ

では、価格がちょっと高くなりますが、「ハイエンド」とよばれるピックアップをご紹介します。よりヴィンテージ志向なタイプが多く、そういったサウンドを求められるなら使ってみるのもいいと思います。

LINDY FRALIN TELECASTER SET / BROADCASTER SET

LINDY FRALIN TELECASTER SET BROADCASTER SET
そのサウンドには定評のある、Lindy Fralinのピックアップです。リンディのPUは、私のストラトにVINTAGE HOT TALL G SETというストラト用セットのピックアップを搭載していて、大変気に入っています。
さて、このピックアップですが、「TELECASTER SET」の方は60年代以降の、リアのホールピースがスタガード(つまり高さがちがう)になったモデルを再現していて、いわゆる「テレキャスター」らしい、明るいサウンドとなるタイプ、そして「BROADCASTER SET」の方は、50年代、テレキャスが作られた当時の、リアのホールピースがフラットなモデルで、より太いサウンドとなるタイプだ、ということですね。
私のテレキャスターは50年代のものを再現したモデルですが、この説明を読んだ限りでは、「TELECASTER SET」の方が好みかな、と思いました。逆に、「太い音のテレキャス」がお好きな方には、「BROADCASTER SET」の方が合うでしょうね。

Kinman AVN-BROADCASTERS SET / AVN-60's CUSTOM TELE SET

AVN-BROADCASTERS SET AVN-60's CUSTOM TELE SET
こちらもハイエンドなヴィンテージ系ピックアップとして有名なモデルですね。Kinmanのピックアップは、ノイズが少なく、「経年変化」したヴィンテージサウンドが出る、ということです。このノイズレスなピックアップは、特許もとっているそうです。
ちなみにkinmanは、ホールピース部の「磁石の磁力低下」は経年変化に関係ない、といいます。これは私も同感で、たかだか50年くらいで磁力が衰えることはあまりないと思います。もちろん急激な変化が加わると磁石の磁力は一時的に変化するんですが、基本的に磁力というのは重力みたいなもんで、その「力」が時間によって衰えるというのはほとんど起こらないんです。ピックアップの磁石は重いものを支えたりしているわけでもありませんので、いくらヴィンテージといえ、物質的な変化もさほど起こっていないと思います。
kinmanのいう経年変化を個人的に解釈すると、どうやら倍音特性にその秘密があるように思います。そしてkinmanは、その倍音特性を再現する方法をいろいろ試行錯誤の結果、考えたみたいですね。そうして、現在高い評価を得るこのAvnのピックアップがここにあるわけです。というわけで、このkinmanピックアップ、きになってますw
なんかピックアップだけでものすごく長くなってしまったので、とりあえずこのへんにしておくことにします。他にもVan ZandtやVoo Doo、ハイゲインならEMGといったものもたくさんありますね。

  • ブリッジ

テレキャス改造の定番として挙げられるのが、ブリッジの交換です。ことに、ヴィンテージ系のテレキャスに搭載される、「3way」ブリッジは、物理的に「オクターブチューニングが合わない」という欠点を持っています。テレキャス登場時にオクターブチューニングの概念がなかったかというとそんなことは全くありませんので、単純に、ギターを自分では弾けなかったというレオ・フェンダーさんが知らなかったという可能性もありますね。ストラトでは改善されているわけですし・・・。
なので、その「オクターブが合わない」ブリッジを改良したモデルが登場していますのでいくつか紹介してみます。

角度付3Wayブリッジ

Joe Barden Tele Bridge
こちらは、ブリッジに角度をつけることによって、オクターブチューニングを可能としたモデルです。見た目もほとんど変わらないので、大変人気のようですね。KTSというメーカーからは、角度付のチタンサドルも出ています。

6wayブリッジ

6wayブリッジ
こちらは、ブリッジを6wayにして、オクターブチューニングを可能としたタイプです。見た目は変わりますが、これは確実で簡単にオクターブが調整できます。もちろん、チタンサドルもあります。

シターライザー

シターライザー
これは超個性的なブリッジです。意図的に弦をビビらせ、「ビヨ〜ン」という音を作ることによって、シタール風のサウンドをテレキャスターで出そう、というとても面白いブリッジですね。Playtechとかのテレキャスに着けて遊んでみたいですw

  • 電装系

これはテレキャスターに限らないのですが、エレキギターにとって電装系というのは大変重要なパーツです。ただ、あまりにも種類が多すぎるので、ある程度こういう感じ、というのを書きたいと思います。

    • コンデンサ

電装系のパーツで、回路を変えるもの(とピックアップ)を除けば、もっとも音が変わるパーツといえるかもしれません。まず、コンデンサの容量を変更することによってもちろん音が変わります。一般的に、容量を大きくすると音がこもり、小さくすると高域が出るといわれます。トーンをフルテンにしても、特別なものを使わなければ信号はコンデンサを通過しますので、音が変わります。
では容量が同じなら音は変わらないか、というと、そうでもないみたいです。「変わらない」という説ももちろんありますが・・・通常、高いモデルでなければ出荷時のギターに搭載されているコンデンサは、たいていがセラミックコンデンサです。ちいさくて丸い、オレンジ色っぽいやつですね。見た目がしょぼくて、事実価格も安いんですが、別にセラコンは音が悪い、というわけではありません。むしろストラトやテレキャスターにはセラミックコンデンサの方がいい、という評価もあります。
他にも、オレンジドロップなどに代表されるフィルムコンデンサ、そしてヴィタミンQなどのオイルコンデンサがありますね。個人的な感想ですが、オイルコンデンサは「トーンを回したときの音の変化」がなんだか上品な感じになるような気がします。あと、けっこう大きいものが多くて、見た目的に重厚になりますw

    • ハイパスコンデンサ

他のギターにももちろんつけることができますが、一般的にテレキャス独自のパーツとして有名なのが、このハイパスコンデンサです。どういう役割をするかというと、ヴォリュームをしぼったときのハイ落ちを軽減するために、音の高域成分をスルーするんですね。といって、コンデンサとして特別なものを使うか、というと、そうではありません。先ほどのトーン回路に使うものとの違いは容量です。たとえば、一般的にトーン回路に使われるコンデンサは、シングルコイルには0.047μF、ハムバッカーには0.022μFが適当と言われます。それに対して、ハイパスコンデンサは0.001μFとか、0.0025μFとかになってきます。有名なものとしては、マイラコンデンサがいい、というのをよく聞きますね。

    • ポット

トーンやヴォリュームを調整するポットは、音の変化よりも、むしろ部品としての耐久性が求められる部分です。もちろん、「Aカーブ」や「Cカーブ」のような、ポットを回したときの抵抗値の変化の違いや、ポット自体のもつ抵抗によって音は変わりますが、基本的には、最初から搭載されているものとおなじものに付け替えるのが普通ではないかと思います。
有名なのは、アメリカのCTS製のものや、フルテンで完全にその部分の回路をバイパスしてしまう「フルアップポット」のようなものがありますね。ポットの交換には、インチ規格とミリ規格がありますので注意する必要があります。

    • ワイヤー

ワイヤーはギターの信号が通る部分ですので、あまりに粗悪なものだとノイズが入ってきたりしてしまいます。モノによって音の違いはもちろんあるのですが、その度合いは小さいです。(人によって感じ方は違います)
 
というわけで、今回はテレキャスの改造に使えるリプレイスメントパーツをいくつか紹介してみました。他にも、ナット、フレット、ペグ等、ギターに使われる部品はほぼ全てがリプレイスメントパーツとして用意されていますが、そのあたりになると、改造時に失敗する危険性が高くなりますので、「自分で」されるのはよほど経験がある方以外はオススメしません。もちろん失敗してこその経験ともいえるんですが・・・それなりの覚悟が必要になるかと思います。
今回紹介した中で一番簡単なのはブリッジの交換ですね。(アームをつけたりするのは大変ですよ)オクターブチューニングと弦高調整さえできる方なら、ドライバー1本ですぐに交換できると思います。電装系とピックアップ交換はハンダ付けが必要となります(このハンダでも音が変わる、という説もあります)。そこから先と、一部のピックアップ交換などでは、ボディやネックの「木」を加工する必要がありますので、難度が増してしまいますね。
私が個人的に考えている改造は、木を加工しない程度のものでいいと思っています。それ以上になると、別のギターを買った方がいいのではないかとw・・・もちろん様々なご意見がありますし、そういういろいろな改造を見るのは大変楽しくて、好きです。



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