ギブソンが今年展開する新シリーズに、「Guitar Of The Month」というシリーズがあります。毎月新製品を全世界1000本ずつ製作して売り出すというコンセプトで、いろいろと特徴的な仕様のものが多くなっています。このシリーズがはじまったのは2月ですのですこしご紹介が遅れてしまいましたが、今回はその2月〜4月までの3モデルをみてみたいと思います。
- Febrary・・・SG Diablo
本物の「SG」の名を持ち、SGの形状をしていながら、SGではないようなギターが、このSG Diabloです。ボディ/ネックはマホガニーで、ローズ指板、PUにはバーストバッカーPROを採用しています。コントロールは独特の配置となった1VOL、1TONEなんですが・・・なによりこれ、ピックガードがないですよね?
そうです、このSGはなんとアーチトップとなっているんです。この形状でアーチトップといえば、YamahaのSGを思い出しますが・・・サウンドはどうでしょうね。
ただ、アーチトップでオールマホのボディにバーストバッカーProって、まるでうちのLes Paul Studio Fafedと似てるんですよね・・・どうなんだろう。きになります。
- March・・・50-Year Commemorative Flying V
こちらが3月モデル、フライングV50周年を記念したというモデルです。通常のフライングVよりも先がとがった形状の「New Retro V」を採用したマホガニーボディにマホガニーネック、そしてエボニー指板を装着し、'57 Classicピックアップを1Vol、1Toneのコントロールとともに搭載したのがこのギターです。
ギアを使わない新しい構造のペグである、「スタインバーガー・ギアレス・チューナー」を搭載し、より精度の高いチューニングも可能となっているそうです。
- April・・・Les Paul LP-295 Goldtop
そしてこちらが最新のモデルです。ようやくレスポール登場、って感じですね。
メイプルトップ、マホガニーバックにマホガニーネック、ローズ指板というレスポールの基本はそのまま、ESシリーズの指板インレイやヘッドの王冠マーク、ピックガードを採用し、ビグズビーアームと'57 Classicピックアップを搭載したというモデルです。カラーはゴールドトップのみのラインナップとなるようです。
というわけで、2008年のGibsonのシリーズ、「Guitar Of The Month」のうち、2〜4月までを見てみました。ちょっとクセがあるモデルが多いですが、限定1000本ということもあり、その方がいいのかもしれませんね。実物を見てみたいです。