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Duesenberg DCA-T D-Caster “Toaster”

椎名林檎さんの使用以来、一躍有名になったドイツのギターメーカー、Duesenbergから新型ギターの登場です!
Duesenberg DCA-T D-Caster “Toaster”というギターなんですが、見ての通りのダブルカッタウェイで、ちょっとSG的な雰囲気をもつギターです。これがまたいろいろと変わったギターでして・・・。
コンター加工のされたマホガニーボディにセットジョイントのメイプルネックにローズ指板に、「647mm」という、アコギのロングスケール(エレキの場合648mmが普通)を採用しています。まぁこのへんはDuesenburgらしいまぜこぜの仕様ですね。レトロなデザインのピックガードも健在です。
PUはSSH配列、しかもハムはグレッチのフィルタートロンを思わせるものを搭載しているというのがまた独特です。ブリッジはTune-O-Maticタイプで、弦はV字型に開けられた穴から裏通しとなります。
そして、3WayセレクトスイッチとマズターVol、Toneを搭載していて、さらに独自の「Swell-Effect」という機構を搭載しています。
Swell-Effectがどういうものかというと、ON/OFF、そしてVolume/Toneの2つのスライドスイッチと、テレキャスのPUセレクター程度のサイズのスライド式ポットによって構成されています。まずこれがOFFのときは何も起きません。ONにしたとき、Volume/Toneのスイッチで選択したコントロールを、スライド式ポットによって調整できるようになる、というものです。
たとえば、これをONにしてVolumeコントロールを選択すれば、テレキャスのPUセレクターと同じくらいの短い動作でVolumeをコントロールできるというわけで、わざわざポットを回す動作をしなくとももっと簡単にヴァイオリン奏法やVolumeコントロールを使ったスイッチング奏法が可能になる、というわけですね。TONEに設定すれば、瞬時にギターのトーンを買えることができるため、イコライザエフェクト的な使い方もできそうです。
まぁ、果たしてこの機構をどれだけ使う機会があるのかはともかく(MustangとかJaguarとかにもほとんど使わないようないろんなスイッチがついてますしw)、こういった独創的なモデルがあると楽しいですね。使い心地をちょっと試してみたい気がします。
 
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