ワウペダルは、特にバイパス音に関する悩みがつきまといます。最近の、いわゆるブティック系ワウペダルの多くはスイッチ回路にトゥルーバイパス構造を採用することで、ペダルを繋がないときと、つないでバイパス状態にした時で音が大きく変わってしまうことはありませんが、定番のタイプや、ヴィンテージのワウペダルはトゥルーバイパスにはなっていないので、その点についてどうにかしたいと考えることも多いのではないでしょうか。
また、プレイスタイルによっては、ワウをON/OFFするときに奥まで踏み込みたくない、という場合もあるかと思います。ダンロップの95QやMORLEYのVAIモデルなどは、「ペダルに足を置くと自動的にONになる」機構を備えています。
この「足を載せればONになる」機構と、トゥルーバイパスの両立はなかなか大変だそうなんですが、それを簡単に実現したキットが遂に登場です。
それが、「G-LAB True bypass wah pad」です。G-Labは、ポーランドでプログラマブルスイッチャーやルーパー、オリジナルワウペダルなどを製作していて、それらの技術を用いて作られたのがこのTrue bypass wah padというわけですね。
どのようにして使うのかというと、こちらの動画などを見ていただくとわかりやすいんですが、ONにした状態のワウペダルの下にこのパッドを敷き、パッドから出ているプラグをワウペダルのジャックに接続します。アダプタを使う場合はアダプタも接続し、ワウパッド側にあるアダプタ端子、またはワウパッドに入れた9V電池からまとめて電源を供給できます。
そして、その状態でワウペダルに足を載せると、重みを関知してエフェクトがONになり、足をはなすとOFFになるというわけです。もちろん、エフェクトONになっている時にはLEDも点灯して表示してくれます。バイパスはトゥルーバイパスとのことですが、どうやら3mA程度の電流を消費するようですので、おそらくラッチングリレー式によるバイパス方式だと思います。電子スイッチの代わりに、パッド部の重さを関知するセンサーがペダルのON/OFFをおこなっているというわけですね。
つまり、このパッドは、ある意味重さを関知するセンサーでON/OFF操作を行う1LOOPと考えることも出来ます。実際、他のエフェクターをつないでいても、パッドに足を載せればその間ONになります。足をはなせばOFFになるので、ソロの間だけブーストしたい、というような場合にもややこしいフットスイッチの踏み替えなしに足を置く/離すという動作だけでペダルのON/OFFを操作できます。
いろいろと使い道がありそうな、面白い発想のモデルですね。ちなみに、パッドをボードに固定するためのベルクロも付属しています。この発想は面白いと思います。
人気blogランキングへ
きにおも@Twitter
Facebookアカウント
instagramアカウント
Line@アカウント
きになるおもちゃ@Lineブログ
がっきや速報
楽器店のセール情報や限定特価品をまとめてみます
リンク切れ等がございましたら、メールかコメントに書いていただくと助かります