そんなEpiphoneは低価格ギターというイメージもあると思いますが、手頃で本格的なモデルも多く制作しています。
「Epiphoneの上位モデル」というのは以前もあり、例えばかつては日本製モデルを用いた“Epiphone Elitist”シリーズといったモデルもあったりしました。
今回はそんな、“今の”Epiphone上位モデルとして、USA製で制作されるモデルと、Gibson Custom Shopとの連携で制作されるInspired by Gibson Customシリーズの「ギブソンヘッド」モデルをまとめてみたいと思います。
このモデルはGibsonと同じUSA工場で制作されるモデルです。かつて1960年代、EpiphoneがGibsonと同じ工場で制作されていた時代と同じ形のCasinoです。すなわち、ES-330と同じモデルです。
メイプル/ポプラ/メイプルの合板を用いたボディ。センターブロックのないフルアコスタイルです。ネックはラウンドCのソリッドマホガニー、インディアンローズ指板ミディアムジャンボ22F仕様。
ピックアップはドッグイヤーP-90、2Vol、2Tone、3Wayセレクター。内部配線は手牌線でオレンジドロップコンデンサを使用しています。シンラインテイルピースにABR-1ブリッジとなります。
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ここからは、GibsonオリジナルモデルをGibson Custom Shopとの連携で制作されるInspired by Gibson Customシリーズのうち、エピフォンヘッドではなくギブソンヘッドを用いたモデルをまとめていきます。
伝説となっている1959年製のレスポールを元に制作されたモデルです。
AAAフィギュアドメイプルトップ、マホガニーバックのボディに1959ラウンドミディアムCの、1ピースマホガニーネック。セットネックはロングテノンです。指板はローレル(月桂樹)の22F仕様。
ピックアップはGibson Custombuckerで、2Vol、2Tone、3WayセレクターにHistoric ReissueストップバーとABR-1ブリッジを採用しています。
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Inspired by Gibson Customシリーズのレスポールカスタムです。
1957年ごろの2ハムになった“ブラックビューティー”時代を思わせるスタイルのモデルです。そのため、ボディはソリッドマホガニー。メイプルトップではなくオールマホです。
ネックは50sラウンドの1ピースマホガニーにエボニー指板ミディアムジャンボ22F。セットネックでロングテノンです。
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1959年製のES-355を元にしたモデルです。メイプルとポプラの5層レイヤーの合板のボディで、センターブロックありのセミアコです。
ネックは50sラウンドミディアムCの1ピースマホガニーネック、エボニー指板ミディアムジャンボ22F仕様。
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コリーナVです。ボディはもちろんコリーナ。ネックもコリーナです。指板はインディアンローレル、22F仕様です。
ピックアップはBurstbucker 2とBurstbucker 3のセットで、2Vol、1Tone、3Wayセレクター。ブリッジはABR-1です。
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V同様コリーナのエクスプローラーです。
コリーナボディ、コリーナネック、インディアンローレル指板22F。
Vと同じくピックアップはBurstbucker 2とBurstbucker 3のセットで、2Vol、1Tone、3Wayセレクター。ブリッジはABR-1です。
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ファイアーバードVです。マホガニーとウォルナットを用いた9プライのスルーネックにソリッドマホガニーウィングを組みわせたスタイル。
指板はインディアンローレルでミディアムジャンボ22F仕様。
ピックアップはアルニコ5マグネットのFirebird Mini Humbucker、2Vol、2Tone、3Wayセレクター。
Maestro Vibrolaを搭載し、ブリッジはEpiphone ABRとなっています。
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ここからは、Inspired by Gibson Customシリーズにラインナップされるアーティストモデルとなります。
TOOLのギタリスト、アダム・ジョーンズモデルです。
本人の使用するシルバーバーストの1979年製レスポールカスタムを元にしたモデル。メイプルトップ、マホガニーバックのボディに、オリジナルモデルを再現したシェイプの3ピースメイプルネック、エボニー指板22F。
ピックアップはフロントが逆向きにマウントしたCustombucker、リアがSeymour Duncan Distortionとなります。
2VOl、2Tone、3WayセレクターにLockToneストップテイルピースとTune-O-Maticブリッジです。
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NIRVANAのドラマーであり、Foo Fightersのフロントマン、デイヴ。グロールモデルです。
ESスタイルのボディはメイプル・ポプラの合板で、Ellipticalシェイプ1ピースマホガニーネック、ローレル指板ミディアムジャンボ22F。
ES-335ベースながらダイヤモンドホールとTrini Lopezヘッドを用いたスタイルです。
Burstbucker 2とBurstbucker 3のセットで2Vol、2Tone、3Wayセレクター。LockToneストップバーとTune-O-Maticブリッジとなっています。
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今のInspired by Gibson Customシリーズのギブソンヘッドモデルの始まりとなったモデルです。
METALLICAのカーク・ハメットモデルですね。
AAAフレイムメイプルトップ、マホガニーバックに、オリジナルモデルを元にしたGreenyシェイプのマホガニーネック、ミディアムジャンボ22F。
専用のGreenybuckerピックアップに2Vol、2Tone、3Wayセレクター、LockToneストップバーとTune-O-Maticとなります。
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同じくカーク・ハメットモデルのVです。
マホガニーボディ、ボリュート付きラウンドCの1ピースマホガニーネック、22F。
ピックアップはCalibrated T-Type。2Vol、1Tone、3Wayセレクターで、LockToneストップバーと専用ブリッジとなっています。
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ということで、USA製のCasinoとInspired by Gibson Customシリーズでした。もちろん他シリーズでも上位モデルはあって、例えば150周年モデルやDave Mustaineモデルなどもあります。
Casinoはともかく、ほかは上位とはいえGibsonと比べると手頃で、かつてのGibson Studioモデルに近いような価格帯で、かつスペック自体はこだわったものとなっているのが特徴です。特にいろいろな要因もあってギターが高くなった昨今ではかなり選択肢になるのではと思ってまとめてみました。
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