ジョー・サトリアーニ開発のDUAL WAH PEDALVOX big bad wah |
新作は『Big Bad Wah』という名のワウペダルで、多才な機能を持ったタイプのワウとなるようです。
搭載されているコントロールは、まず左側のワウペダル、これは通常のワウペダルと同じで、奥にスイッチがあるタイプです。そして、ペダル右下にはWAH1/WAH2のモード切替フットスイッチ、その上にインダクタの切替スイッチ、Voiceスイッチ、Driveコントロールが並んでいます。
まず、このペダルの特徴といえる、2モードのワウ切替ですが、WAH1とWAH2で特にワウサウンドに違いはないようです。ですが、WAH2モードにはVoiceスイッチとDriveコントロールが有効となり、Voiceスイッチによるブライトとダークの帯域切替、Driveコントロールによる最大+10dbまでのブーストができるため、たとえばカッティング用とソロ用というように分けて使うことができるようになっています。
また、WAH1/2の両モードにおいてインダクタの切替が可能となっています。右の写真がこのペダルのインダクタですが、音とか作りとかはまだわかりませんが、この見た目!かっこよくないですか?w
黒と白で、「VOXロゴ」が入った六角形のカバーがかけられています。この演出はうれしい仕様だと思います。サウンドは、現代のVOXワウと、ヴィンテージVOXワウの2タイプとなっているようですね。
また、インダクタと並んでワウサウンドを大きく左右するポットにも、特注品が使われ、広い帯域でスムーズに動作させることができるようになっているようです。さすがに、長年ワウを作ってきたVOXというブランドと、プレイヤーとしてワウを知り尽くしたジョー・サトリアーニさんのコラボレーションというだけあって、大事なポイントがしっかりと抑えられていますね。
このVox Big Bad Wah、フルブラックのワウペダルってのも、VOXというブランドでは珍しいんじゃないでしょうか。ペダル部には他のVOXワウと同じようにロゴが入れられていますが、ペダル周りやシャシーまで全てブラックで統一されているため、締まって見えるように思います。よさそうなペダルですね〜。