ピンポイントにモダンマーシャルサウンド
マーシャル系の歪み特集、ぶりすと！のVol.2は、日本製のマーシャルサウンドディストーションとして話題のD-CUSTOM GUITARS Distronを見てみたいとおもいます。
では、いってみましょう！
D-CUSTOM GUITARS Distron
こちらが、そのDistronです。マーシャル風のノブを搭載しています。コントロールはVol、Tone、Gainとシンプルですね。
内部写真を撮ったんですが、ファイルを置いてきてしまったので･･･今回は内部写真はなしでいきます。ちなみに、Opampを使った回路です。最近のマーシャル系ペダルはFETを使った回路が全盛の中、Opampを使ったペダルはけっこう珍しいかもしれませんね。
では、レビューいってみます。
操作性
正統派でシンプルなコントロール系統と操作感なので、特に難しいことはないと思います。各ノブの効き具合にも変な癖はありません。どこかで見たレビューでは、フルゲインで発振すると書かれていたんですが、私のDistronは大丈夫でした。個体差なのか、改良が加えられたのかもしれませんね。
サウンドレポート
では、音を。まずはぶりすと！恒例の共通バッキングによるサンプルから。
ギターとアンプはストラトとGVA Custom、ギターはリアPUのフルVol、DistronのToneは常に12時の位置になっています。
まずはバッキングトラックのみ
ぶりすと！共通バッキングトラック
ここにギターを乗せます。
サンプル1
Distronのゲインを12時の位置にした音源です。
サンプル2
つづいて、Gainを最大にしたフルゲインサウンドです。
サンプル3
こちらは、Gainを3時くらいにして、ファズペダル「Wells Amp 5:00 Shadow」を前段に接続したサウンドです。
サンプル4
そして、前段にオーバードライブ「Guyatone Heat Exchanger OD」を接続してブーストしたサウンドです。Gainは引き続き3時の位置です。 D-CUSTOM GUITARS Distron ディストーション
サンプルはこんなところでしょうか。では、レビューしてみます。
まず、最初に音を出して感じたことですが、「強烈にマーシャル」なサウンドを作り出すペダルですね。ピッキングやギターのヴォリュームに対する反応も悪くはないんですが、昨今のFET系回路を使った、いわゆる「アンプライク」と言われる高い反応性を持つペダルと比べると、とても強い加工感のあるサウンドになります。これは別に悪い意味ではなく、派手に音を変えてくれるので、あえて分りやすい効果を狙って使うと良い感じになるのではないかと思います。
少し硬めの音が特徴で、好みが分かれるかとは思うのですが、Guv'norの流れを汲むというんでしょうか、いわゆる昔ながらの「マーシャル系エフェクター」のような傾向の歪み方で、それでいて今のエフェクターらしい使いやすさや反応性、音抜けを実現していると思いました。
ファズペダルとの相性はちょっと良くない（というか前回のDLSがファズとの相性良すぎ）感じはありますが、オーバードライブを使ってブーストしたときのバリっとしたサウンドは弾いていてとても気持ちが良いですね。
前回の
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