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Shecter SD-VII-24-AS


久しぶりのレビュー。シェクターの7弦ギターです。シェクターは最近人気が高いそうです。いわゆるコンポーネント系と呼ばれるギターメーカーですね。
7弦ギターを探していて、1本目ということで手頃で使いやすそうなモデルを選んでみました。
それでは、さっそくいってみましょう!

Shecter SD-VII-24-AS


こちらが、そのSD-VII-24-ASです。Schecterの人気モデルで、Schecter Japanのエントリーモデル、SD-II-24-ASを7弦化したものですね。店舗がオーダー出して作ったカタログ外モデルです。SD-IIの7弦バージョンは、「SD-II-24-AS-7」や「SD-VII-24-AS」という2つの表記を見かけましたが、スペック上の違いは無いようです。うちに届いた箱にはSD-VII-24-ASと書かれていました。

ここで、シェクターというギターブランドについて簡単にまとめてみます。
正式にはSchecter Guitar Reserch。1976年に設立された老舗ブランドです。ギターのリペアショップから始まり、交換用の各種パーツを製作、その後Fenderなどに部品の供給を始めるようになります。その後ギター本体の制作もはじめます。いわゆるスーパーストラト等と呼ばれる、コンポーネント系ギターの先駆けとなりました。未だにこの時期のSchecterギターは非常に高い完成度を持ったモデルとして人気が高いようです。
83年にシェクターは買収され、低価格化がすすめられたのですが、それほど人気が出なかったようです。
その後、シェクターはESPグループとなります。これに関しては87年にESP代表の渋谷尚武氏が買い取ったという記述と、90年にM&AでESPが買収したという記述があります。90年に、というのはESPの公式情報なので間違いないと思いますが、いったん87年に渋谷氏が買収してからESPグループになったのか、最初からESPが買収したのかはちょっと分かりません。
その後シェクターは設立時のようにカスタムメイドでのハンドビルトによるギター製造を開始します。97年には韓国製のエントリーモデル、Diamond Seriesが追加されます。
現在、Schecterのギターは韓国生産によるDiamond Series、日本生産のSchecter Japanモデル(SDやEX等)Schecter Japanカスタムメイドモデル、そしてSchecter USA Custom Shopによるカスタムメイドモデルが作られています。量産モデルからカスタムメイドまで対応できる大きなギターメーカーの一つになりました。
ちなみに、コンポーネント系ギターブランドで人気のTom AndersonもSchecter出身だそうです。

今回レビューするSD-VII-24-ASは、Schecter Japanのモデルですね。ESPの工場で組込か製造かどっちかやってると聞きました。
キルトメイプルトップ(ラミネーテッド)、アッシュボディ、メイプルネック、メイプル指板、24F(ミディアムジャンボ)。フロントPUはSCHECTER SUPER ROCK II-7、センターがSCHECTER MONSTER TONE II-7、リアがSCHECTER SUPER ROCK II-7で、ブリッジはダブルロッキングタイプのFLOYD ROSE ORIGINAL 7-STRING TREMOLOです。Gotoh製。コントロールは5Way PUセレクターと1VO、1TONE、コイルタップスイッチ。TONEノブがPUSH/PULL式で引き上げるとローカットコントロールとなります。

では、まずは各部の写真から。

ヘッド部のロゴです。Schecter Japanのヘッドロゴは基本的に3種類有り、EX、ST、PT、Sシリーズはロゴプレート、TRADシリーズは文字囲付、その他はこのようにシンプルなシルクスクリーンプリントとなるようです。(ハコモノのRulerシリーズは別書体のロゴとなります)
ネックは艶消しでさらさらしたフィニッシュになっています。


7弦フロイドローズのロックナット。4つもネジがあって、チューニング変えるときとかけっこう面倒ですw


PUはHSH配列。コイルタップも付いているのでSSSとしても擬似的には使用可能です。ベース用のPUに使われるような、大口径(クオーターパウンド)のポールピースが特徴的です。


7弦用フロイドローズ。


フロイドローズロゴ。


シンプルに見えて多機能なコントロール系。


ナチュラルバインディングを施したボディ。トップ/バック構造のギターだと、ナチュラルバインディング部はトップ板になっていることが多いですが、このモデルのキルトメイプルトップはラミネートなので、ナチュラルバインディング部の大部分はバック板のAsh材となります。


Schecter特有の、2つ並んだリア側ストラップピン。


ネックジョイントはボルトオン。ヒールカットが施されています。


ヘッド裏にはMade In Japanの文字。

写真はこんな感じです。ではレビューしてみましょう。

  • 操作性

7弦なので、ネック幅が広いです。ただネック自体はどちらかといえば薄い方なのでそこまで苦にはなりませんでした。
コントロール系統の操作性は非常に良好です。シンプルで分かりやすいのに多機能です。人によるとは思いますが、レスポールやストラトのオリジナルよりも使いやすいコントロール系かもしれません。素晴らしいです。
ただフロイドローズブリッジは、とくに7弦ということもあるんだと思いますが、チューニングを合わせるのに一苦労です。ダブルロック式トレモロのギターはIbanezのEdge Zeroを搭載したRG8420ZDを持っているんですが、それよりもファインチューナーの効き幅が少し狭くて、またチューニング自体も合わせにくいです。Ibanezのゼロポイントシステムは優秀ですね。
もちろん、ロック式なので一度合わせてしまえば狂いは非常に少なく、ファインチューナーだけで十分に対応できます。
あと、個人差があると思いますが思ったよりも違和感があったのがストラップピンの位置です。前に1つ、後ろに2つある形なんですが、これだと後ろのストラップピンが中央にないですよね。ストラップの長さで調整すればいいだけだと思ってたんですが、同じくらいの高さにしていても、Schecterだけほんの少し角度が違って、なんとなく違和感を感じることがあります。弾いてたら忘れるんですが、弾きはじめだけなんとなく、あれ?と思うことがあります。

  • サウンドレポート

では、音について。もともとSchecterのSDシリーズは、柔軟にさまざまなジャンルに対応できるようなギターとして開発されています。そのため、癖のない音が特徴のギターです。
弾いてみると、面白いほど癖というか、個性がない音に思えます。ある意味、こんな音のギターは少ないと思うのでそれが個性的な音とも言えるんですが・・・すごくフラットな音です。見た目はストラトですが、ストラトの音は出ません。でもストラトに近い音は出ます。スプリットトーンを調整すればテレキャスに近い音も出ます。でもテレキャスの音は出ません。レスポールに近い・・・ってもういいかw そんなギターです。これが良いか悪いかを言うことは出来ませんが、そのギターならではの「あの音」が出て感動する、ということはあまりないかと思います。無機質、無個性というと良いイメージがないかもしれないんですが、音が悪いかというと全くそんなことはなく、むしろ価格帯を考えれば非常に質の高い音色のギターだと思います。
ギターそのものがそういう方向になっている上にロック式ということもあってか、ボディやネックの特性があまり音に出ないタイプのギターですので、PUを変えたりすればまた違った音を楽しめるかもしれません。
また、アンプやエフェクターを使っての音作りはとてもやりやすいです。例えばレスポールやストラト、テレキャス等だと、どうやっても消せないギターの個性のせいで欲しい音にならないことがあるんですが、SDは機材のノブ調整で音を変えるのが非常に簡単です。これほど素直なギターは初めてです。間違いなく良いギターだと思います。

せっかくなのでSchecterを使った動画を2つほど貼ってみます。どちらもPOD HD500を使ってのライン録りです。7弦買った理由が、Kornが弾きたかった、なのでKornを弾いた動画になりますw(ニコニコにもUPしてたのですでに見た方もいるかもしれません)

Korn Falling Away From Me


Korn Freak on a Leash

2つ目の動画はPOD HD500で使っているエフェクトとアンプモデルを記載してみました。
部屋がきたないです。サーセンwww


というわけで、Shecter SD-VII-24-ASのレビューでした。SchecterのSDシリーズ、高いギターではありませんがとても使いやすく、音も良いです。作りもしっかりしているので、とても良いギターだと思います。
 
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