FenderのTelecasterが「Broadcaster」の名称で初の量産型ソリッドボディギターとして登場した1951年。今年はそこから数えて60年目となります。それを記念して、Fender USAから毎月特別な限定モデルがリリースされます。
何か以前あったGibsonのGuitar of the Monthとかを思わせるシリーズですが・・・それと同様、ちょっと変わったモデルが基本的にラインナップされることになります。まずは最初の3本を見てみましょう。
まずは「Old Growth Redwood Telecaste」というモデルです。こちらはボディにエイジドのレッドウッドを採用したモデルです。カラーラインナップはなく、ボディはオイルフィニッシュとなっています。ネックはメイプルUシェイプ/メイプル指板の21F仕様で、こちらはラッカーフィニッシュ。フレットはミディアムジャンボが打たれています。PUにはAmerican Vintage '62 Custom Telecasterと同じ、'62カスタムシングルコイルが搭載されています。1Vol、1Tone、3Way切替スイッチのコントロールで、ToneノブがNo-Loadポットになっています。No-Loadポットは、要するにフルアップにするとバイパスされるタイプのポットです。ブリッジはブラス製のプレートとスチールサドルを用いた6つのサドルに分かれたブリッジとなっています。弦は裏通しです。
サンプルムービー続いてFlame Top Telecasterというモデル。このモデルは、Amrican Standardモデルをベースに作られた限定モデルです。ボディはAAAフレイムメイプルトップ、アルダーバックとなっています。メイプルCシェイプネックを採用し、ミディアムジャンボ22Fのメイプル指板モデルです。モダンなネックですね。ボディ、ネックともラッカーフィニッシュ。ボディカラーはアンティークバーストとなっています。
PUにはアメスタと同じAmerican TeleシングルコイルPUが載り、1Volume、1ToneでToneにはRedwood Tele同様のNo-Loadポットが使われています。PU切替は3Way。ゴールドパーツを使い、ペグにはパーロイドのボタンを採用するなど、ゴージャスな外観を重視したモデルですね。ブラス製のプレートとスチールサドルを用いた6連ブリッジ採用です。
サンプルムービーもう一つがModern Thinline Telecaster。ボディはブラウンシェルのバインディングが施されたアッシュボディで、Flame Top Tele同様メイプルCシェイプネック、ミディアムジャンボ22Fのメイプル指板を採用。ただこのネックはフロントがグロス、バックがサティンのウレタンフィニッシュです。PUも同様にAmerican Teleシングルコイル。ブリッジも同じくブラス製のプレートとスチールサドルの6連ブリッジです。
ボディカラーはオリンピックホワイト。こちらはラッカーフィニッシュ。鼈甲カラーのピックガードが映えるモデルですね。
サンプルムービー個人的には、レッドウッドテレが一番きになります。
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