チューブアンプとDSPエフェクト、ヴォイシングのパワーを合わせが画期的な構造で大きな話題となったFender Super Champ XDが、バージョンアップして帰って来ました。
この「Super Champ X2」、基本的な構造は変わらず、Fender Black FaceのヴォイシングがかかるクリーンのCh.1と、16種類のヴォイシングを選べるCh.2を切り替えられる2Chタイプの15Wアンプで、12AX7を1本、6V6を2本搭載するチューブアンプです。
また、ディレイやリバーブ等の15種類のDSPエフェクトを搭載していて、本物のチューブアンプでありながらデジタルの力を借りて多彩なサウンドを出力できるようにしたモデルです。
チャンネル切替等はフットスイッチで行うこともでき、またラインアウト端子も搭載しています。ここまでは以前のXDと変わりません。スピーカーも10インチのSpecial Design Speakerを搭載します。メキシコのエンセナダ工場で製造されます。
旧モデルからの違いですが、USB端子が追加され、オーディオインターフェイスとして機能するようになりました。オーディオインターフェイスとして使用した場合、スピーカーエミュレーションのかかった音色が出力されるようになっています。また、別途フリーでダウンロードできる「Fender FUSE」ソフトを使用して、アンプのヴォイシングやエフェクトの設定をPC側から行うことも可能となりました。
同時に、アンプヘッドバージョンのSuper Champ X2 HDも発売されます。あと、まだ出てないみたいなんですが、12インチのCelestion G12P-80を1基搭載した専用キャビネット「SC112 Enclosure」も発売されるようです。
以前のXDシリーズを弾いたことがありますが、よく言われる「デジタルっぽさ」を感じさせない音色のアンプでした。基本的な音は変わっていないと思います。PCとの連携が強化された便利になった、という感じですね。
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