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P-90搭載の「SG Standard」、Gibsonから登場!それとローズウッドのお話

Gibsonから、SGに新しいモデルが登場です。
この「Gibson SG Standard P-90」は、名前そのままですが、定番のラージピックガードのSG StandardにP-90ピックアップをマウントしたモデルとなります。
ボディはマホガニー、ネックもマホガニーで、指板はベイクドメイプルとなります。PUはモデル名にもあるようにP-90。アルニコVのモデルが搭載されています。ブリッジはストップテイルピース+TOM、コントロールは2Vol、2Tone、3Wayスイッチです。カラーは定番の、EbonyとCherry Redをラインナップしています。

SG StandardのスペックにPUをP-90に変えただけ・・・ではなく、指板もベイクドメイプルに変更されていますね。
Satinシリーズとかなら分かりますが、レギュラーモデルにもベイクドメイプル指板が進出です。
音に違いはあるのか、弾き比べてみたいです。

さて、ちょっと、きになることを書きます。
最近のGibsonギターに、ベイクドメイプルやオベチェ材を指板に使ったモデルが増えてきているのは、これまでの新製品を見ていただいていれば分かるかと思います。
これには実はある理由があって・・・2009年にさかのぼります。09年に、Gibsonに対し、レイシー法(違法に伐採された木材の貿易に関するアメリカの法律)に抵触する可能性があるということで捜査が行われました。そのとき対象とされたのが、マダガスカル産のローズウッド材です。この時、Gibsonは徹底して争う姿勢を見せていましたが、製品についての影響は、見た目上は特にありませんでした。
ところが、2011年・・・去年ですね・・・に、再度Gibsonに対して捜査が行われます。この時に対象になったのがインド産の材木です。
かつて、ローズウッドはブラジル産が主流でした。いわゆるブラジリアンローズウッド、通称ハカランダです。ヴィンテージギターによく使用されているのは、貴重だからではなく、当時それが普通だったからなんですね。しかしブラジリアンローズウッドはワシントン条約により貿易の規制対象となったことから、ローズウッドに関してはインド産が現在の主流となっています。
そのため、Gibsonにとって昨年の捜査が非常に大きな影響を与えた可能性があるのです。ローズウッドの主な生産地は、南米、東南アジア、マダガスカルなので、現在のGibsonは、(結果分かりませんが少なくとも訴訟等の手続きが終わるまで)ローズウッドの入手元を絶たれた状態にあるのではないでしょうか。また、エボニー材の主な生産地もインド〜スリランカ。なのでオベチェ材がその代替として使用されはじめています。

それが、最近のGibsonギターにベイクドメイプルやオベチェ指板が多用される理由ではないかと思います。
可能性として、上位モデルのみにローズウッドやエボニーが使用されるようになるかもしれません。また、新たな生産地や入手元をみつけて、事なきを得るかもしれませんし、そもそも捜査の結果問題なしとなるかもしれません。ですが、ちょっとこのあたり、注視しても良いのかな、と思ったりします。Gibsonだけでなく、他のメーカーにも今後あり得ることですので。

この事は、こういうスタンダードなモデルの指板が変わるようになったら書こうと思っていたので、今回の機会に書かせていただくことにしました。

ただ、それとベイクドメイプルがローズウッドより悪いか、というのは別問題ですね。
おそらく比べれば音は違うと思いますが、どう違うのか。それが好みに合うのかどうかがポイントです。ベイクドメイプル自体は、全く悪い材ではありません。音響特性も良く、楽器に使用される定番の材の1つです。オベチェも同様。エボニーに近い特性の材としてよく楽器に使われます。
ハカランダが使えなくなった後、インディアンローズウッドが主流になっても(ハカランダ材やヴィンテージモデルの価格は上がりましたが)ギターそのものへの評価は下がっていません。
それと同じように、ギターそのものの完成度は材だけで決まるわけでもないので、「メイプルだから」「ローズだから」というスペック上だけで考えるのではなく、やはり実際に手にとって、そのギターが好きかどうか、満足できるかどうかそこが一番のポイントだと思います。

冷静になって、見守っていきたいと思います。
 
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