【エレキギター】Gibson Moderne 【新製品ギター】 |
この「Moderne」は、かつて1957年にフライングV、エクスプローラーと共に開発されたモデルです。57年の6月27日に、当時の社長で、PRSのMcCarthyモデルの名前の元にもなったテッド・マッカーティによってフライングV、エクスプローラーとこのモダーンの意匠が特許として提出されているそうです。
フライングVとエクスプローラーは知っての通り発売され、当時は奇抜すぎてあまり人気が出なかったそうですが、今でも現役で人気の高いモデルとなっています。しかしモダーンはプロトタイプのみで発売はされなかったようです。
80年代にGibsonから少数、後にEpiphone名義でも復刻され、なぜかIbanezもコピーモデルを作ったことがありましたが、今回改めて「Gibson USA MODERNE XI」として正式に復活を遂げました。
見ての通り、かなり変わった形状です。6弦側はフライングV、1弦側は、なんか三日月みたいな形になっています。当時のモデルではヘッドが扇形だったようですが、今回のモデルではV字型ヘッドとなっています。なんだろう。このボディを見てたら何故か「人」という字に見えてきたw
ボディはマホガニー、ネックもマホガニーで、指板にはグラナディロという材が使われています。グラナディロはアコースティックギターのバックやクラリネット等にもよく用いられる良質の材で、種族としてはローズウッドに近く、特性はエボニーに近いというタイプの材だそうです。指板にもよく使われる材の1つです。フレットは22ですね。
PUは'57 Classicが2つ。ストップテイルピース+TOMブリッジで、2Vol、1Toneと3Wayピックアップセレクターを搭載しています。
音はとても良いですね。ボディ形状も似ていてコントロールの配線も同じですし、フライングVに近い音が出るのではないかと思います。
あの「幻のモダーン」なわけですが、ずっと見てるとだんだんかわいく見えてくるボディ形状ですね。なんか今にも歩き出しそうw
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