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こちらは4ノブのレスポールタイプのギターに対応したリプレイスメントサーキットで、回路上のDIPスイッチを様々に切り替えることで多彩なバリエーションの回路を切替え、いろいろな音を出すことができるというものです。
DIPスイッチは大きく4つ。8スイッチが2つと6スイッチが2つの合わせて28個のスイッチを組み合わせて切り替えることでいろいろなバリエーションの回路を実現できます。
まずはコンデンサの値。0.10μF、0.15μF、0.22μFのコンデンサを組み合わせることで、0.10〜0.47μFまで、7種類のコンデンサの値を選択可能。トーンコントロールの効きやトーンを絞った時の音などを替えることができます。
続いて、回路構成。レスポールの回路は、もちろんいろいろな種類があるんですが、Gibsonが標準的に行っているワイアリングは50年代と現代ではほんの少し違いがあります。回路図上はほぼ変わらないと思いますが、ジャックからの配線が直接PUセレクタースイッチにつながっているタイプ(50年代の配線)と、ジャックから一旦フロントのVolumeポットを経由するタイプ(現代の配線)です。レスポールはスイッチとポットが離れていますから、単純に考えて現代の配線の方がワイアリングの手間にしても、音声信号の経路としても合理的です。その代わり、現代の配線はVolumeを絞るとハイがすこし落ち、50年代の配線は経路が長くなるというのもありますがVolumeとToneが相互的に影響することがあるという違いがあるようです。Toneshaperでは、スイッチの切替で両方の配線を選択可能となっています。さらに、現代の配線を選択時に、Volumeノブにハイパスフィルタをかけることでハイ落ちを抑えることもできます。フロントとリアそれぞれでハイパスフィルタのON/OFFも設定可能です。
また、Volumeについてですが、通常の配線では、2つのVolumeコントロールは独立していないので、センターポジション、つまり2つのPUのミックスポジションにおいて、フロントとリアどちらかのVolumeを最小にすると、音が出なくなります。そこで、2つのVolumeを独立させることで、ミックスポジションにおいて2つのVolumeノブをフロントとリアのミックス度合いのみのコントロールとすることも可能です。
そして、ポットの抵抗値。レスポールは、基本的に500kΩのポットが使われていますが、70年代頃には300kΩの抵抗値が使われたこともありました。また、ヴィンテージレスポールの場合抵抗値が経年変化で落ちてしまい、測ってみると300kΩ程度となるため、ヴィンテージサウンドを作るためあえて300kΩの抵抗値を選ぶ、ということもあるようです。で、Toneshaperは、使っているポット自体は500kΩのCTSポットなんですが、スイッチでポットの抵抗値を切り替えることも可能となっています。ポット自体が切り替わるわけでなく、回路で見た目上300kΩの抵抗として動作させる、ということになりますが、これはけっこう面白いですね。
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それぞれ、3Wayトグルスイッチを2種類ラインナップ。基本的にアーチトップのレスポールタイプならロングシャフト、SG等フラットトップのタイプならショートシャフトのスイッチを選ぶと良いと思います。そのへんはギターに合わせて、ですね。また、ポットはインチタイプなので、国産メーカーのレスポールタイプで、ミリタイプのポットを使っている場合、ザグリや穴を広げる必要がある場合も出てくるので、注意してください。ポットやスイッチの配列については4ノブで1トグルスイッチのモデルなら大丈夫みたいですね。
ちなみに、本体のサイズは実寸でこんな感じ(pdf)です。なので、2ハムで4ノブ、1トグルスイッチで4つのノブがまとめて1つのキャビティに入っていればだいたいのモデルで使えると思います。GibsonギターならレスポールやSGだけでなく、Firebirdとかもいけそうですね。(一応スイッチまでの配線の長さなどを確認した方が良いとは思います。)
また、このシリーズの特徴ですが、配線にはんだは不要です。交換時、最初からついている回路のはんだを取る必要はあります。
これ、本当におもしろいですね。いろいろ替えて遊んでみたくなります。
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